厩舎火災について

昨日、大学馬術部の厩舎で火災が発生し、4頭の馬が亡くなるという痛ましい事故がありました。

これまでも何度か馬の厩舎火災というのはあり、決して珍しくない事故になってしまいました。

火災の原因はいろいろあると思いますが、厩舎火災の中で最も可能性が高いのは「電気火災」ではないでしょうか。

昨今冷暖房設備等を使用するのに電気設備は欠かすことが出来ません。

ですが、電気設備そのものが老朽・劣化していたり、配線がネズミ等の動物に齧られたり、コンセントとプラグの接続部分に藁埃などに溜まり、結果、漏電や引火を引き起こすケースも否定できません。

これらに関しては、普段からの設備点検で防げると思いますので、厩舎管理をされている方はより一層の注意を払って欲しいと思います。

その他の原因として「放火」などは言語道断ですが、ひと昔前は「タバコの火の不始末」が原因で火災が発生するということがよくありました。

あまり言いたくはありませんが、馬術大会などで厩舎棟のすぐ横でタバコを吸っている乗馬クラブのインストラクター、会員をよく見かけます。このような場合オーガナイザーやスチュワードが注意するべきでしょうが、あろうことか一緒になって吸い始める関係者を何度も見かけたことがあります。

ここにきてタバコのマナーを語るのは論点がずれてしまうのでこの辺にしておきますが(私は禁煙者です)、そういったちょっとした気のゆるみが事故を引き起こすこともあるということを忘れないでいただきたいものです。

そして、このような事故が二度と起こらないように、皆さんで気を付けていきましょう。

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