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家選びは価値観の棚卸し

こんにちは、ハチノです。

主にマイホームを建てる予定の方と関わっていて日々思うのは、
家について考えている最中はその人の価値観が外に溢れ出ている時期でもある
ということです。

住宅というものは何かきっかけがないと深く考えることはないですよね。
むしろ普段は特にひっかかりなく過ごせる住宅の方が、
住む人にとってひっそりやさしくてフィットしていると言えると思います。

ですが、注文住宅やリフォームに手をかけると
設計の大枠が決まってきた頃から
ありとあらゆる設備やインテリアを決める怒涛の日々がやってきます。

私が関わらせていただく方の状況や期間は様々ですが、
完成時期が近ければ近いほどじっくり悩んでいる時間はありません。

そんな時からいきなり情報収集を始めると焦りも相まって
「本当に必要なもの」なのか
「マーケティングに流されているのか」の判断がつかなくなる。

家にかかわる設備やインテリアコーディネイトも流行があり、
特に最近はネットでの情報収集がメインになっているので
一度調べ始めるとアルゴリズムでどんどん沼へと誘われて行きます。

関わらせていただいたお客様の中にも
「沢山ある商材を選ぶことがストレス」と話された方がいらっしゃいますが、
情報収集を頑張りすぎてしまった結果であることが多いです。

今の仕事をしていてよかったと思うことの一つに
自分がどういう場を背景にして生活したいのか
どういうモノに囲まれて生活することが心地いいのか
日常的に考えられることです。

私が今住んでる家と場所を選ぶ前は
《次に住むところに求める条件》と
《今住んでいる家の好きなところ・嫌いなところ》を
小さなことから大きなことまでノートに書き出していました。

一例ですが
・自転車を濡らさずに置いておける
・衣替えをしなくてもいいクローゼット
・洗面所が広い
・図書館に行きやすい場所
・どうしても食洗機が使いたい
・住人のゴミ出しルールの守りが固い

などです。
この辺りはいずれ別の記事にもしようと思います。

今は賃貸に住んでいますが、
物件探しの時にも非常に役に立ちました。

なにせ自分にとっていい物件なのかの判断もスピード勝負。
購入にしろ賃貸にしろ、注文住宅にしろマンション購入にしろリフォームにしろ、
その時は突然やってきます。準備は大事です。

引越しやマイホーム購入の予定がなくても、
例えば家族で今の住まいの好きなところを書き出したりしてみるのも
いいのではないでしょうか。

単純に、楽しいですよ!



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