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「好き」より「嫌い」が選びやすい/インテリアイメージ編

こんにちは、ハチノです。

「家を心地よくしたい」
「おしゃれなインテリアにしたい」
「家づくりの情報収集がしたい」
と思った時、これを読んでくださっているあなたはどうするでしょうか?

家作りしたい≒Instagram検索で情報過多に

現在は圧倒的にInstagramを検索される方が多いと思います。
私が関わっているお客様の中はインスタで家作りアカウントを作り、
画像保存をして参考にされている方が増えたなと感じたのは
だいたい5年ぐらい前からでした。

それでも最初は20代〜30代ぐらいの若い方が多かったのですが、
最近は50〜60代ぐらいの方もインスタから情報を得ている場合が
珍しくなくなってきました。

私もお客様からイメージ画像を見せていただけるのは
目指したい方向性を共有できてとてもありがたいです。

でも、情報を集めすぎてこの「目指したい方向」がわからなくなってしまう方も
とっても多くなっています。
「家作り迷子」というのでしょうか。

見せていただいた保存画像に一貫性がなく、
全部ステキに見えてどうしたらいいか分からないという相談を
受けることもあります。

そして方向性が定まらないので
「床の色」「壁紙の色」「キッチンの色」「サッシの色」
「取っ手などの金具の色」など、
いざ解像度を上げてパーツを選ぶことになった時に悩みこんでしまって
前に進めなくなってしまったりされる方もいらっしゃいました。

好きなものより嫌いなものの方が判断しやすい

そんな時におすすめなのが、
嫌いなものを取り除いていくことで選択肢を減らしてみることです。

心理学で言うところの「ジャムの法則」のようなものです。
今回は色を例にとってみたいと思います。

家作りをしていると多くのカラーサンプルと対面する機会が増えます。
それこそデザインや物作りの仕事でもしていない限り
一生のうちでこんなに色を突きつけられることなんてないと思います。

ただ、こんなに選択肢を突きつけられるとちょっと拒否したくなりませんか?
なんとなく瞬発的に
「好きなもの選べと言われても分からない」
「選ぶのめんどくさい」
とか思ってしまうこともあると思います。

例えばこの画像の中で、「この色は家の中にあると嫌だ」
というものを除いていくのです。

仮にこの中から「この色ならあってもいい」というものをいくつか選び出して、

囲っていない色が「嫌な色」ということになります。


嫌な色を取り除くだけでもかなりスッキリします。


選択肢を絞ったところでランダムでもいいので2〜3択にします。
トーナメントのようにどちらかを必ず選んで順位付けをして行き、
優先度の高いものと低いものを無理やりにでも明確にすることで
自分の好きなものとそうでもないものをはっきりすることができます。

これを例えばInstagramの画像がたくさんあったとしたらその画像で
住宅設備の予算を絞っていかなければいけないとしたら
迷っている設備を並べてみて
同じように行っていくのです。

そうすると、トーナメントで上位に立ったものが
好きなもの・優先度の高いものということになり、
家作り迷子から抜け出せるのではないかと思います。

例ではなんとなく色を抜き出しましたが、
まずは「赤系・青系・緑系」など、ざっくりジャンル分けをして
分けたジャンルを選んでもいいと思います。
インテリアの事例写真は無限に出てきますので
出てきた分だけブックマークしたくなりますが、
6〜7事例まで絞り込んだ方が方向付けしやすくなりますね。

家作りをすることになると、
今まで出会ったこともないような数の選択肢に
立ち向かうことになります。
今後もそんな場面での考え方をお伝えし、
少しでもどなたかのお役に立てればいいと思っています。

最後までお読みくださりありがとうございました。



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