tigrisを通して見た「人との出会いと繋がり」

地域実習学習の一貫で喜茂別町にあるCOFFEE&SHARESPACE tigris に2日間お邪魔しました!


11/28

🐿バスからの景色

札幌から約1時間半かけて喜茂別町へ
良い天気に恵まれました。

🐿お店の看板が見えてきました!

バス停から5分ほど歩いたところにtigrisがあります。こじんまりとしていて、初めて来る人は見つけづらいかもしれませんが、隠れた名店のような魅力があります。

お店の中に入るとおしゃれな空間が広がっています。

🐿1枚目/入ってすぐ、お菓子やチラシがあります。
🐿2枚目/飲食スペース。おしゃれなソファ!
🐿3枚目/天井。木に温かみを感じます。

まずはニセコアンヌプリという紅茶をいただき、ホッと一息。メロンやブルーベリーの香りがほんのりしてきて飲みやすかったです。ありがとうございました☺️

🐿注文した紅茶。優雅な気分を味わえます。

お店にはちらほらお客さんが来ます。接客されている合間に、お店をやられている加藤さんに色々お話を伺いました。


『リクエストに応える農家さん』
〜町内で完結するモノづくり〜

私は食べれなかったのですが、「今日のケーキ」というメニューがあり、伺った頃はカボチャのチーズケーキを出していました。

tigrisでは喜茂別町で生産されたものを利用して、お菓子屋さんがスイーツを作り、それらを販売しています。
さらに、味は変わらないのに見た目が少し悪くて商品にできないものを利用、例えば人参をキャロットジュースにするなどして、それがフードロスにも繋がっています。

そして1番驚いたのが、喜茂別町の農家さん達が、ほしい野菜を畑の一角を使って作ってくれることがあると聞き、町内で完結するモノづくりをされているのだと感じました。これは札幌ではあまり無いことなので、新鮮で贅沢なことだと思います。


『喜茂別町独自の工夫を知る』

喜茂別町には、商工会の方たちが提案したスタンプラリーや商品券があります。
これは経済を回そうということで、始めたそうです。

11/27には、外出できない方が商品券を使い切れるようにと、tigrisが町内の障害者福祉施設へ出張販売に行ったとのことです。これも喜茂別町の人たちの工夫だと感じました。

最近は若者の移住も増えており、スタンプラリーは町内を歩きながら色々なお店を知れる機会にもなるので、町外の人たちにとっても良いイベントだと思いました。スタンプラリー以外にも楽しめるイベントがあれば、喜茂別町に足を運ぶ人が増えるように思います。


『何かを始めたい人』と
『上手く活用してほしい人』。

tigrisには、お店に入って奥の方に行くと、フリースペースがあります。

🐿1枚目/広々とした空間で天井は吹き抜けになっています。
🐿2枚目/お子さんが遊べるスペースもあり、親も安心してコーヒーを飲んだり、ゆったりできます。

お邪魔した際に、ちょうどフリースペースでクラモトさんがセルフマツエク体験をやっていました。
コロナ禍のため、1組限定でした。
いずれは個人でお店をやりたいそうです。そんな方たちの踏み台となる場を作ってくれるのがtigrisです。
オープン当初、まだフリースペースが無いときにtigrisを訪れ、レッスンやってみたいんですよね〜と話していたら、実現したそうです。

たまたま訪れ、繋がりができ、何かやりたい、始めたいという人を応援する、上手くこの場を活用してほしい、というのが加藤さんの狙いでもあるようです。
今後は場をレンタルできるようにし、色々な人のチャレンジの手伝いをしたいそうです。

この話を聞いたときに、たしかに何かを始めるということは勇気もいるし、協力してくれる人、機会が必要だと思いました。そんなときにtigrisのような場があると、可能性が広がり、盛り上がっていくのだろうと思います。

12/4

またまたtigrisにお邪魔しました!

『自然に人が集まり、繋がる。』

今回は、たまたまtigrisに訪れていたNHKのアナウンサーさんと記者の方とお会いし、さらにはミュージシャンの方たちともお話することができました。

🐿1枚目/NHKの方たち
🐿2枚目/ミュージシャンの方、右からササキタカシさん、SAyAさん、西村サトシさん

SAyAさんがたまたまインスタでtigrisを見て、念願の来店だと仰っていました。

まさかこのような出会いがあるとは思わず、驚きもあり、嬉しくもありました。
これが繋がるということなのか!と身を持って感じました。
ミュージシャンの方たちとお話した後、NHKの方たちが取材をされるということで、一緒に、喜茂別町のお店を回らせていただきました。


『なくしたくない味を守る人がいる。』

訪れたのは、味の三喜という中華料理店です。そこには、お店の味を受け継ぐためお店で修行している、大森さんがいらっしゃいました。そして、お話も伺いました。

🐿味の三喜の外観 Photo by 熊田原

京都から移住してきた大森さん。とても明るく気さくな方でした。
色々な人が働けるスペースを作りたいと思う中、飲食店なら実現できそうと思い、修行することにしたそうです。
味の三喜さんは、3月でお店を閉じられるということで、町の方からこの味を守ってほしいと言われ、まずは40年もの間、ずっと人気のメニュー、チャーメンの練習を始めたそうです。

🐿チャーメン Photo by 熊田原

これから修行を続け、お店を閉じた後はイベントをしたり、いずれは開業したいと仰っていました。
喜茂別町に来たのは、tigrisの加藤さんと話をしたときに、ピンときたからだそうです。

移住してきた方が町の味を守るというのは、並大抵のことではないはずです。町内の方も応援してくださってるようで、来る者を拒まない、そんな町だからこそ実現するものだと思いました。


2日間tigrisにお邪魔して

ゆったりとした時間が流れており、生き急いでいる毎日から少し解放されたように感じます。
札幌では味わえない喜茂別町ならではの魅力に触れることができました。
他の地域にはない、喜茂別町"ならでは"を確立しているように、持っている魅力を外に発信することができれば、さらなる発展に繋がると思いました。

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