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2023 GII サマーナイトフェスティバル~決勝回顧~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

函館競輪場「GII サマーナイトフェスティバル」
17日に【決勝】が行われました。
かるく振り返ってみましょう。


決勝ふりかえり
~最強の援護を受けて「3連覇達成」!~

結果成績

1着 ②松浦悠士(広島) [差し]
2着 ①脇本雄太(大阪) [逃げ]
3着 ⑦松井宏佑(神奈川)

関東ラインが前から突っ張って先行勝負をしかけるも、
平原康多選手(埼玉)の動きを警戒してか、
残り2周2コーナーから脇本雄太選手がアクセル全開のカマシ。

これが見事に決まって最終周2コーナーで脇本選手が先頭。
松浦悠士選手もピッタリ追走して2番手。
松浦選手の背後は最終周回ホームストレッチで
松井宏佑選手が奪い取って3番手に。

新田祐大選手(福島)は最終周回バックストレッチから まくる も不発。
平原選手も松井選手の後ろにスイッチも車は伸びず。

最後の直線で松浦悠士選手が脇本雄太選手を差して1着ゴール!
大会史上初の「3連覇」を達成しました。
松浦選手のグレードレース制覇は
今年3月の別府競輪「GII ウィナーズカップ」以来2度目。

カマシ先行の脇本選手が2着に粘って、
SSコンビを追走した松井選手が3着に入りました。


『三連覇したことよりも連係が決まったことの方が嬉しかった』

 三連覇したことよりも連係が決まったことの方が嬉しかったです。地区に関係なく長い距離を踏んでもらえたし、改めて強さを実感しました。脇本さんとは普段から話をしたり人間性なんかも尊敬しているので、そういうところも今回付いた要因です。自分自身、今まで他地区にも付いてきたけど、SSになって近畿から東には付いていなかったので、今回の決断はすごく勇気がいることだった。付く以上は結果が求められるし、下手な競走はできないなと思っていました。

netkeirin『【サマーナイトフェスティバル】優勝した松浦悠士
「脇本さんと決まったことが一番嬉しい!」』より引用

【S級S班】自分の力「同地区」の仲間たちとの「絆」でつかむ
競輪界最高峰のクラスであり“勲章”
だからこそ中国・四国地区以外の選手の番手へつくことに対しては
ものすごく抵抗を感じるだろうし、松浦選手にとって
まさに『勇気がいること』だったと思います。

それでも3連覇がかかったサマーナイトフェスティバル優勝のために
松浦選手は脇本選手の番手につくことを決断しました。

ほかの地区の選手につけた以上は最高の結果が求められる。
そしてラインとしての“連係”もしっかり決めていきたい。

初連係でもそつのない動きはS級S班どうしだからこそ。
脇本選手のダッシュ&スピードにしっかり追走していった松浦選手。
最後のさいご差し切って1着&3連覇達成。

ラインとして、個人として、キッチリと【結果】を残しました。
今大会の松浦選手は「ほんとうに強かった」です!


誰がつこうが“スタイル”を崩さなかった脇本雄太

2着 脇本雄太
一瞬新田(祐大)さんのとこ空いたんで入るのも考えたけど、それじゃ意味がないというか、決まらないような気がしたので、そのまま行きました。後ろが松浦君だからじゃなくて、誰が付いてもスタイルは変えないってだけの話です。

netkeirin『【サマーナイトフェスティバル】脇本雄太「誰が付いてもスタイルは変えない」
/決勝2・3着選手のコメント』より引用

後方からのカマシとなった脇本雄太選手。
たしかに残り2周3コーナー付近で前を走る関東ラインと
4番手にいた新田祐大選手との間にスペースができて
そこに飛び込んで態勢を整えることもできましたが、
脇本選手のウリは「ハイスピードを持続させる先行勝負」

「ひと休み」することなく、一気に関東ラインを飲み込んでいきました。

番手についた選手がほかの地区の選手だったとしても
自分の“スタイル”を崩さなかった脇本選手。
それこそ「脇本雄太の勝ちパターン」なのかもしれません。

結果的に松浦選手に差しきられてしまいましたが、
脇本選手もまた【負けて強し】の内容でした。
この状態をキープ&腰痛をしっかりケアしていけば
残りのGI・GIIレースでも安定した活躍が見込まれそうです。


ガールズケイリンフェスティバルは
久米詩選手(静岡)が初V!

結果成績

1着 ⑥久米詩(静岡) [差し]
2着 ④吉川美穂(和歌山) [マーク]
3着 ③石井寛子(東京)

スタート直後 野口諭実可選手(大分)の自転車の前輪が
児玉碧衣選手(福岡)の自転車の後輪と絡んで、
野口選手が落車するアクシデントが発生。
「真正なスタートではなかった」として、
スタートやり直し(再発走)となりました。

そんな ひと波乱 があったガールズケイリンフェスティバル決勝は
児玉選手が先行勝負するという展開。
先行する児玉選手を追走した久米詩選手が
直線差し切ってグレードレース初制覇!
ビッグレースの優勝は今年2勝目となりました。
(今年5月ガールズケイリンコレクション@平塚以来)

久米選手の背後を走った吉川美穂選手が2着
石井寛子選手が3着児玉碧衣選手は4着敗戦
3連単は4万車券の高配当となりました。

今大会の久米選手は予選 1で4着・予選 2で2着と
成績的に厳しい着がならびましたが、なんとか決勝進出。
このツキを活かした優勝劇になったのかな。

この勢いを下半期も持続して、
ガールズケイリングランプリ出場をつかんでほしいですね。


次回 特別競輪はGI「オールスター競輪」!

サマーナイトフェスティバルが終わり、
またしばらくグレードレース戦線は
全国各地でのGIIIレースが続いていきます。
直近のGIIIレース7月22~25日
福井競輪場で行われる「不死鳥杯」

次回 GI・GIIクラスの「特別競輪」
8月15~20日西武園競輪場で行われる「GI オールスター競輪」

ファン投票で選ばれた人気選手がお盆の西武園競輪場で
“獅子”奮迅の戦いをみせてくれることでしょう。

“走魂”みせつけて王者に輝くのはどの選手になるでしょうか?!

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