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2024 GI 日本選手権競輪 My Pick Up~最終日「決勝」回顧~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

いわき平競輪場「GI 日本選手権競輪」
5日に【決勝】が行われました。
かるく振り返ってみたいと思います。


苦しみ抜いた先につかんだ栄冠!

結果成績

1着 ②平原康多(埼玉) [差し]
2着 ⑨岩本俊介(千葉) [まくり]
3着 ①古性優作(大阪)

小林泰正選手(群馬)が残り2周ホームストレッチで前を押さえに行くと
それにあわせて古性優作選手が3番手をとりにいきます。
清水裕友選手(山口)と山口拳矢選手(岐阜)も
古性選手の動きにのって4・5番手へ。

前で構えていた吉田拓矢選手(茨城)以下
茨城-埼玉ラインは自転車を下げて6番手となり
残る単騎 岩本俊介選手はこのラインを追うため9番手キープ。

小林選手がスローペースに落としたことで
最終周ホームストレッチから吉田拓矢選手が発進。
すんなり前を叩き切ると平原康多選手と武藤龍生選手の
埼玉勢もしっかり続いて盤石の態勢を築きます。

相手選手がまくってこず、“無風状態”で周回できた平原康多選手が
直線キッチリ抜け出して悲願のダービー初制覇!
'21年寬仁親王牌競輪@弥彦以来、3年ぶりのGI優勝となりました。

2着は茨城-埼玉ラインを追走し続けた岩本俊介選手。
3・4コーナーで諸橋愛選手(新潟)と併走状態になりましたが、
そこを踏ん張りきれたのが大きかったですね。

古性優作選手は最終周ホームストレッチで内に包まれながらも、
コースをうまくみつけて直線なんとか伸びて3着
グランプリ王者の経験値で何とか表彰台にあがりました。


『練習仲間やレースを一緒に走った仲間の支えにつきます』

 (日本選手権競輪は)20年以上、選手をしてきてどんなに調子がいい時でも勝てない大会でした。まさかケガからの復調途上の状態の今、優勝できるとは。これも家族やファン、練習仲間やレースを一緒に走った仲間の支えにつきます。ゴール後も信じられず、(武藤)龍生が声を掛けてくれて、現実が見えた感じでした(笑)。

 赤板から打鐘の単騎勢の動きに(吉田)拓矢がどう対応するかを見ていたけど、一回踏める体勢に入ればどっからでも行けると思ったし、どの位置から引いても力でねじ伏せてくれると思った。(駆けてからは)あそこから来る人はいないってスピードで、あとはゴール前で拓矢、龍生と3人の力勝負と思って踏み込みました。

 (ここ数年は)脇本(雄太)君ら強い選手が多く出てきて、スピード競輪になった。対応しようと何年も追いかけてきたけど、その影響で体を壊したし、落車でもまた壊した。そんな中、自分を取り戻せた1年でした。

netkeirin『【日本選手権競輪】ダービー王に輝いた平原康多
「練習仲間やレースを一緒に走った仲間の支えにつきます」』より引用

ここ最近は「グロインペイン症候群」という股関節の痛みに悩まされ、
思ったような成績が残せていなかった平原選手。

股関節の痛みの原因がわかってからは、
痛みと向き合いつついかに成績を取り戻していくかを模索してきたなかで、
今大会は仲間のアシストもあり決勝へ進んできました。

決勝では吉田拓矢選手のアシストを受けて
直線しっかり抜け出して悲願のダービー制覇。

関東の総大将が仲間に助けられ、
再びS級S班のステージへ帰ってきます。


別線ながら“5車で結束”となった関東勢

今年に入って関東勢はGIIIレースの決勝戦で
4車・5車ラインのレースが多くありながら、
誰ひとりラインから優勝者を出すことができずにいました。

今回は5車ラインの結束ではなく別々にわかれての勝負でしたが、
小林泰正選手が前を押さえてペースを落としたことが
吉田拓矢選手のカマシ先行の呼び水となって
結果的に“5車の結束”へつながり、平原選手の優勝につながりました。

今回の別線勝負をそれぞれの経験値に加えることで
今後のグレードレース戦線でラインとして
しっかり結束したときに活かされてほしい
と思います。

スピード重視でも【ラインの大切さ】は不変

単騎勢は関東勢が“5車で並んだ”ことで
清水裕友選手と山口拳矢選手は後方に置かれてしまい、
最終周バックストレッチを迎える前に
“ノーチャンス”となってしまいました。

古性優作選手も中団後ろで苦しい展開となり、
唯一 茨城-埼玉ラインを追走した
岩本俊介選手だけが好結果をつかみました。

これもまた“単騎の難しさ”なのでしょう。

スピード重視になっている現在の競輪。
それゆえに車券の人気は単騎勢からでしたが、
結果はラインを組んだ関東勢の勝利

個のチカラが大きなウェイトを占めるようになりましたが、
【ラインの大切さ】は不変なのだと感じた決勝戦でもありました。


次回 特別競輪は GI「高松宮記念杯」

日本選手権競輪が終わり、またしばらくグレードレース戦線は
全国各地でのGIIIレースが続いていきます。
直近のGIIIレース5月11~14日
佐賀県の武雄競輪場で行われる「大楠賞争奪戦」

次回 GI・GIIクラスの「特別競輪」
6月11~16日岸和田競輪場で行われる「GI 高松宮記念杯競輪」
併催でガールズケイリン初のGI「パールカップ」も行われます。

昨年から「高松宮記念杯」は【6日間開催】
一次予選がは「ポイント制」となっています。

梅雨どきということもあり、
決勝日はほぼ雨の日になりやすいことから
【雨の宮杯】とも称される「高松宮記念杯」。

「パールカップ」含めて
6日間の東西バトルに期待しましょう!


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