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静岡競輪「GIII たちあおい賞争奪戦」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

2月9日から奈良競輪場で行われてきた
「GIII たちあおい賞争奪戦」

きょう12日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。

決勝ふりかえり~絆が深まった南関東ライン~

決勝 結果成績

1着 ⑦郡司浩平(神奈川) [差し]
2着 ①深谷知広(静岡) [まくり]
3着 ⑤守澤太志(秋田)

南関東ライン先頭の渡邉雄太選手(静岡)が
積極的に主導権を奪い、気迫あふれる先行勝負

この思いに深谷選手が応えます。
最終周回1コーナーで
清水裕友選手が攻めてくるのに併せて「番手まくり」を発動!

郡司選手もしっかり追走。
後方からまくってくる東日本ラインをおさえつつ、
ゴール直前 深谷選手をとらえて今年初の優勝!
深谷選手が2着に入って南関東ラインのワンツー

南関東地区の静岡競輪のGIIIレースとして
【最高の結果】がもたらされました。


『本当にラインのおかげです』

「(ラインとしての作戦は)(渡邉)雄太のタイミングで行ける所で仕掛けるって感じでした。それを信頼して付いていった。清水君が行った時に、すかさず仕掛けてくれて、清水君が飛び付きにくい勢いで行ってくれたのが僕らの勝機に繋がったと思う。思った以上に清水君の巻き返しが早かったので、深谷さんも早めにいく形になったし、僕が番手のような形になった。(吉田が巻き返してきたが)3コーナー付近でスピードが止まったのが分かったので判断としてはひと振りしてからと。あとは深谷さんとどっちが優勝できるかギリギリの所で踏もうと。本当にラインのおかげです。気持ち的には今日が一番リラックスして走れたし、余裕もあった。次は全日本選抜まで10日弱あるので、今日の疲れを早く抜きたい。今年初優勝できてほっとしました。目指す所はたくさんあるので、そこに向けてしっかり準備していきたい」

keirin.jp「『静岡競輪開設70周年記念(GIII)レポート』 最終日編」より引用

先月の大宮競輪「GIII 倉茂記念杯」決勝では、
郡司選手が深谷選手の優勝をアシストする先行勝負

今回の「たちあおい賞争奪戦」決勝では
地元静岡でのGIIIレース決勝ながら、
『南関東ラインのために』渡邉選手が先行勝負
そこから深谷選手が番手まくりに動いて、
郡司選手の優勝をアシストするかたちとなりました。

郡司選手本人も振り返っていたように
『ラインのおかげで』今年最初の優勝をつかみとりました。

ラインの【絆】も深まり、郡司選手は気持ちを新たにして
23日~26日高知競輪場で行われる
「GI 全日本選抜競輪」へ臨むことでしょう。

2着に粘った深谷選手。
はやめの自力発進だったので、ゴールまで脚力が残っているか
心配な部分もありましたが、それは杞憂におわりました。

今大会通していいレースぶりだったので、
「全日本選抜競輪」でも安定した先行力を発揮してくれそう。


心配なのは松浦悠士のコンディション

守澤選手は郡司選手&深谷選手が強力だったので
3着が精いっぱいだったのは致し方ないところ。

清水選手もラインの先頭として「やれることはやった」し、
準決勝では郡司選手にまくり対決で踏み勝っただけに
いい状態で「全日本選抜競輪」へ向かえそうですが、
心配なのは松浦悠士選手。

きょうの決勝でも自力に転じた際に、
インコースへ進路をもとめていきました。

自力の脚がある選手は基本的に外からのまくり
相手ラインを封じ込めていきます。
展開的にインしかコースがないなど、「よほどのこと」がない限り
自力選手がインから攻めあがることはありません

今回の松浦選手の動きは外に東日本ラインがいて、
最初から内を攻めるしか勝つ方法はありませんでしたが、
思いのほか車が前に進まなかっただけに
やはりコンディションが悪いのかなと…。

「全日本選抜競輪」の選手招集日(前検日)の22日までに
どれだけコンディションを上げてくることができるでしょうか


次回グレードレースは
施設整備等協賛競輪in伊東温泉!

「GI 全日本選抜競輪」にむけたGIIIレースは
今日の「たちあおい賞争奪戦」でひと区切り。

16日~19日は「全日本選抜競輪」に出場しない選手が参加する
「施設整備等協賛競輪in伊東温泉 GIII 花と海といで湯賞」が行われます。

いわゆる“裏開催のGIII”ですが、決勝で3着以内に入る
11月の「GI 競輪祭」出場資格を得られるだけに、
トップ選手がいないうちにGI出場権利を是が非でもとりたいところ。

湯の街での熱い戦いに期待しましょう!

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