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前橋競輪「GIII 三山王冠争奪戦」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

6月1日から前橋競輪場で行われてきた
「GIII 三山王冠争奪戦」

4日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。


決勝ふりかえり
~強力な援軍をうけて地元GIII 完全V!~

結果成績

1着 ⑦小林泰正(群馬) [まくり]
2着 ⑤佐藤慎太郎(福島) [差し]
3着 ③平原康多(埼玉)

S級S班 眞杉匠選手(栃木)が残り3周バックストレッチから
地元群馬勢を引き連れて全開の突っ張り先行。
森田優弥選手(埼玉)が再三再四仕掛けようとしますが、
S班の意地で突っ張りきります。

こうなると流れは地元勢へ。
最終周2コーナーから小林泰正選手が番手まくり
平原康多選手の追い上げをしのいで1着ゴール!
うれしいGIII初優勝を地元前橋GIIIで決めました

2着争いは33バンクの前橋らしい大混戦に。
追い上げた平原康多選手が小林泰正選手を追走した
佐々木悠葵選手(群馬)の位置を激しく奪いにいったことで、
空いた外のコースを伸びた佐藤慎太郎選手が2着を奪取。
平原選手はなんとか3着を確保しました。


『見ての通りで眞杉君のおかげ』

「見ての通りで眞杉君のおかげ。自分の出が悪かったから、後ろの佐々木君は平原さんに絡まれてしまった。そこは申し訳ないけど、初の記念Vが地元で嬉しいです(笑顔)」

netkeirin『【三山王冠争奪戦】小林泰正「初の記念Vが地元で嬉しい」』より引用

「同期がどんどん活躍するなかで、自分だけ(GIII優勝が)獲れなかった。やっと獲れて良かったです。ただ、やっぱり眞杉、森田と比べて自力が劣っている。もう1回しっかりと逃げの決まり手を付けて、(眞杉、森田と)前後が逆になっても、(前で)やらせてもらえるようにしたい」

keirin.jp「『前橋競輪開設74周年記念(GIII)レポート』 最終日編」より引用

眞杉匠選手・森田優弥選手と小林泰正選手は同じ113期生
同期で真っ先にS級S班へたどり着いた眞杉選手と
グレードレース戦線でも積極的な走りができている森田選手に対して、
小林泰正選手は関東のなかでも少しおくれをとっていました。

そのなかで迎えた地元前橋でのGIII決勝戦。
3連勝と勢いに恵まれたなかで、さらに“恵まれた”のが
眞杉匠選手の番手という好位置でした。

強力な援軍をうけてつかんだ初のGIII優勝。
“御恩と奉公”があるのが競輪界。
今度は小林泰正選手が関東ラインをもりあげるべく、
積極的な走りをしてほしいと思います。


きちんと「勝負」にいった埼玉勢

3着 平原康多
 あの初手になったら、森田君は緩んだところを行く作戦だった。だけど、強引に仕掛けてくれた。気持ちの強さを感じたし、森田君と眞杉君の魂のぶつかり合いだったと思う。自分も身震いする様なレースだった。

8着 眞杉匠
 結果的に地元の泰正さんの優勝に貢献できたけど、気持ちは同期森田君との力勝負。そこが主眼だった。叩き合いを覚悟していたけど、正直、やりづらかった。だけど、楽しさも少しあったかな。

9着 森田優弥
 力不足です。完全に同期眞杉君にやられました。悔しい気持ちがあるのは確かだし、また練習して頑張りたい。

netkeirin『【三山王冠争奪戦】決勝2着〜9着選手のコメント!』より引用

群馬勢の背後3番手にハマった時点で
埼玉勢は遅めまくりで“お茶を濁す”かたちでも良かったのですが、
森田優弥選手はしっかり「勝負」にいき
眞杉匠選手との 同期どうしのもがきあい を選択しました。

この「勝負」に感化されたのが関東地区の総大将 平原康多選手。
相手が地元であろうと“忖度”なし。
佐々木悠葵選手の位置で激しく競り合いました。

「恨みっこなしの同地区勝負」清々しさも感じられました。
この勝負を経て関東ラインがさらに強固なモノとなれば
今後のグレードレース戦線でも脅威になっていきそうです。


レインボーカップ A級ファイナルは
片折亮太選手(埼玉)が優勝!

レインボーカップ A級ファイナル 結果成績

1着 ①片折亮太(埼玉) [まくり]
2着 ⑦高橋昇平(埼玉) [マーク]
3着 ⑤加賀山淳(千葉)

安彦統賀選手(埼玉)の先行から番手の片折亮太選手がまくり押し切って1着。
2着高橋昇平選手、3着加賀山淳選手とともに、
6月5日付でS級2班へ特別昇級することが決まりました。

S級での活躍にも期待したいところです。


次回GIIIは「大阪・関西万博協賛競輪」
@奈良&函館ナイター ダブル開催!

次回のGIIIレースは6月6日~9日に行われる
「大阪・関西万博協賛競輪」
デイレースで奈良競輪場、ナイター開催で函館競輪場と
2か所で同時開催されます。

主力選手は6月11日~16日に岸和田競輪場で行われる
「GI 高松宮記念杯」に照準を合わせるため不出場。
GIに出場しない選手を中心にしたGIIIレースとなります。

それでも決勝で3着以内に入れば
11月の「GI 競輪祭」出場が決まるだけに
チャンスを狙う選手はたくさんいるはず。

ダブル開催のGIIIに期待しましょう。

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