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奈良競輪「GIII 春日賞争覇戦」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

2月22日から奈良競輪場で行われてきた
「GIII 春日賞争覇戦」

きょう25日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。


決勝ふりかえり
~「正々堂々とした勝負」からの連覇!~

決勝 結果成績

1着 ①三谷竜生(奈良) [まくり]
2着 ⑧三谷将太(奈良) [マーク]
3着 ④菅田壱道(宮城)

前で待ち構える古性優作選手(大阪)めがけて
脇本雄太選手(福井)がカマシ勝負。
先行争いが「もがきあい」になります。

これでチャンスが生まれたのが北日本コンビ。
菅田壱道選手がまくりにいきますが、
守澤太志選手(秋田)が三谷竜生にさばかれてしまい
菅田選手の単騎まくりに。

菅田選手を追走したのは地元奈良の三谷兄弟!
弟 竜生選手が菅田選手の外を豪快にまくりきると
兄 将太選手もキッチリ追走して
6年ぶりとなる地元GIII 兄弟ワンツーフィニッシュ!
竜生選手は地元GIII連覇達成となりました。

菅田壱道選手は単騎まくりが災い。3着に終わりました。


『連覇を狙っていたし、兄弟ワンツーも出来てよかった』

 初手からいい位置が取れたのが大きかったですね。(守澤を捌いたのは)体が自然に反応した。菅田さんの捲りに乗る形になってその上を行けたけど、そこからはあまり覚えていません。連覇を狙っていたし、兄弟ワンツーも出来てよかった。お客さんの応援も凄くて力になりましたね。

netkeirin『【春日賞争覇戦】優勝者インタビュー』より引用

流れも向いて、菅田選手の外から豪快なまくりを引き出した三谷竜生選手。
まくってからゴールまではアドレナリン全開だったのでしょう。
文字通り【気持ちでまくりきった】。まさにそんな感じだったと思います。

地元選手のまくり押し切り、しかも地元出身の兄弟レーサーによる
ワンツーフィニッシュに、奈良競輪場は大いに盛りあがりました。


古性vs脇本の「真っ向勝負」が近畿の結束力を高める

古性優作選手と脇本雄太選手。
GI戦線では何度もラインを組んでいる2人が
今回は「真っ向勝負」の先行争いを演じました。

結果的にこの勝負が三谷兄弟のワンツーを呼び込みましたが、
突っ張り先行した古性選手の番手で南修二選手も
しっかり脇本選手をブロックする動きを見せましたし、
別線勝負だからこそ“シビアな攻め”が随所にみられました。

SSの2人が踏み合ってくれて展開が向いた。古性君、脇本君の気迫を感じました。

netkeirin『【春日賞争覇戦】優勝者インタビュー』より引用

最高の結果を得られた三谷兄弟もこの「真っ向勝負」に
何も感じないワケがないでしょう。
今後のグレードレース戦線では竜生選手が近畿勢を引っ張り、
将太選手が2番手・3番手で自力選手をしっかり支援する。

今回の決勝戦は近畿勢が7人勝ちあがる異例の競走となりましたが、
近畿の主軸2人が演じた「真っ向勝負」によって
さらに【近畿はひとつ】の思いを強くしたはず。

この先の近畿勢もグレードレース戦線で脅威の存在となりそうです。


次回GIIIは玉野「瀬戸の王子杯争奪戦」!

次回のGIIIレースは2月29日~3月3日
岡山の玉野競輪場「瀬戸の王子杯争奪戦」が開催。

玉野シーサイドバンクで“ガッツ”をみせて
「瀬戸の王子」の称号をつかむのはどの選手になるでしょうか。

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