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函館競輪「GIII 五稜郭杯争奪戦」~決勝回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
5月16日から函館競輪場で行われてきた
「ナイターGIII 五稜郭杯争奪戦」。
19日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。
決勝ふりかえり~“狙っていた”イン粘り~
結果成績
1着 ⑨古性優作(大阪) [差し]
2着 ②松井宏佑(神奈川) [逃げ]
3着 ⑦東口善朋(和歌山)
前からの組み立てになったのは近畿勢。
松井宏佑選手は後方からの展開に。
こうなると古性優作選手がやることはひとつ。
【松井宏佑選手の番手をさばく】
松井宏佑選手が残り2周でカマシに動くもペースをゆるめたことで
古性優作選手と郡司浩平選手(神奈川)が併走状態に。
最終周2コーナーで古性選手が郡司選手をアッサリさばいて、
直線で松井選手をとらえて1着ゴール!
今年3月松山「金亀杯争覇戦」以来
通算11度目のGIII制覇となりました。
2着にはマイペース先行で粘った松井宏佑選手。
近畿ライン3番手から伸びた東口善朋選手が3着。
古性選手にさばかれた郡司浩平選手は
自力でまくったものの4着に敗れました。
『粘る気はなかったけど僕の横で緩めたから合っちゃった』
ほぼほぼ後ろ(攻め)かと思ったけど(三谷)竜生さんが前を取ってくれてやりやすくなった。松井(宏佑)君が早かったら引いていたと思うけど遅かったので。粘る気はなかったけど僕の横で緩めたから合っちゃった感じです。
本人は相手ラインがペースをゆるめたから粘ったと“謙遜”しましたが、
本心は中団からのまくりが理想も
「粘れるなら粘りたい」思いだったのでは?
古性選手の今後を考えれば自力まくりで勝っておきたかった一戦。
しかし松井宏佑選手にスンナリ走られてしまうと
さすがの古性選手でもまくることは難しかっただけに、
“イン粘り”は頭のなかに入れていたはず。
結果的に松井選手が全開で駆けなかったおかげで
古性選手のイン粘りが活きる展開になりましたね。
“プランB”がほしかった神奈川コンビ
2着 松井宏佑
(スタートは)前以外は考えていなかったです。踏み出したタイミングは悪くなかったし、飛び付かせないように行ったんですけど、飛び付かれちゃいましたね。そこは僕が甘かったです。
近畿勢に前をおさえられたことで、
神奈川コンビの事前のレースプランは崩れました。
前をおさえられて、後ろからの組み立てになったときの
“プランB”を考えておいてほしかったですね。
番手選手が離れないようにペースをゆるめてしまうのは
飛びつかれたときの先行選手“あるある”ですが、
古性選手をある程度「逃がせて」、ペースがあがらないところを
ドーンとカマシにいく戦法でも良かったと思います。
番手の郡司浩平選手&3番手佐藤慎太郎選手は
S級S班経験者で追走力がありますからね。
そういったような計画が果たして神奈川コンビにあったのか。
「ただなんとなく仕掛ける」だけでは
この先も郡司選手の番手が狙われ続けることになるでしょう。
次回GIIIは前橋「三山王冠争奪戦」!
その前には「全プロ記念競輪in高知」!
次回のGIIIレースは6月1日~4日に
前橋競輪場で行われる「GIII 三山王冠争奪戦」。
その前5月25・26日には高知競輪場で
「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」が行われます。
翌27日に行われる「全日本プロ選手権自転車競技大会」は
GI「寬仁親王牌」の選考にむけた重要な大会。
その前日に行われる「全プロ記念競輪」は
“本番”を考えてコンディションをセーブしたい思惑と
レースである以上全力で走りたい思惑が交錯して
思わぬ波乱を呼ぶこともあります。
今年はどんな結果になるでしょうか。
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