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2023 GII サマーナイトフェスティバル My Pick Up~最終日「決勝」展望~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

函館競輪場「GII サマーナイトフェスティバル」17日が開催最終日
「決勝」が行われていきます。

展望するまえに、まずは2日目「準決勝」を振り返っていきましょう!


2日目 準決勝ふりかえり

状況みきわめ まくり を決める!~10R~

1着 ⑨新田祐大(福島) [まくり]
2着 ②平原康多(埼玉) [差し]
3着 ⑧神山拓弥(栃木)

北井佑季選手(神奈川)が先行しようとしたところ、
すかさず眞杉匠選手(栃木)が叩いて関東ラインの先行勝負。
しかし清水裕友選手(山口)が仕掛け返して
平原康多選手と併走となります。

そこを冷静に見きわめていた新田祐大選手。
最終周回ホームストレッチから
豪快にまくりきって直線押し切り1着ゴール。

番手の守澤太志選手(秋田)は眞杉選手に阻まれて、
眞杉選手のブロックによって空いたインをうまく突いた
平原選手と神山拓弥選手が2・3着で決勝進出を決めました。

ゴール直前は1着の新田選手から8着の北井選手まで
ほぼ固まった態勢でゴールイン
レベル差がない「誰にもチャンスがあるようにみえた」
まさに【激戦】のゴール前となりました。

相手を巧みに利用して3連覇へ視界良好!~11R~

1着 ⑨松浦悠士(広島) [まくり]
2着 ①山田英明(佐賀) [差し]
3着 ⑦佐々木悠葵(群馬)

北日本ライン・関東ラインの後方5番手で
仕掛けどころが難しくなった松浦悠士選手。

新山響平選手がうまくペース先行に持ち込もうとした刹那、
最終周回ホームストレッチから
古性優作選手(大阪)が仕掛けてきました。

これを松浦選手が巧みに「利用」
単騎で近畿ラインを追走していた深谷知広選手(静岡)をドカして、
近畿ラインの上を豪快にまくって快勝

山田英明選手が離されながらも2着を確保。
3着には佐々木悠葵選手が入り、
古性選手は4着で決勝進出を逃しました。

暇を持て余した神々の“まくり”~12R~

1着 ①脇本雄太(福井) [まくり]
2着 ⑧山口拳矢(岐阜) [まくり]
3着 ⑤松井宏佑(神奈川)

最終周回バックストレッチから3コーナーにかけて
ライバルたちが壮絶な「まくり合戦」を繰り広げるなか、
脇本雄太選手が最終周回バックストレッチで
アッサリ前を飲み込んで、4コーナーでは独走状態。

これまさに「暇を持て余した神々の“まくり”」

脇本選手が圧勝・連勝で決勝進出を決めました。
「まくり合戦」は山口拳矢選手が制して2着
3着には松井宏佑選手が入って
特別競輪2大会連続の決勝入りを果たしました。


決勝展望 絶好調の脇本雄太にまさかの“援軍”

出走メンバー

①脇本雄太(福井)
②松浦悠士(広島)
③新田祐大(福島)
④佐々木悠葵(群馬)
⑤山田英明(佐賀)
⑥神山拓弥(栃木)
⑦松井宏佑(神奈川)
⑧山口拳矢(岐阜)
⑨平原康多(埼玉)

気になるラインの並びは…
①②⑤ ③ ④⑨⑥ ⑦ ⑧ [細切れ戦]

Point:松浦悠士が脇本雄太に“ジカ付け”!

ビッグレースの決勝戦としてはめずらしい
「ラインが2つだけ」「単騎(ひとり)が3人」というメンバー構成。

主導権は間違いなく関東ラインが握るでしょうから、
カギを握るのは松浦悠士選手の立ち回り
だったのですが、松浦選手が選んだのはまさかの選択でした!

2番車 松浦悠士
 脇本さんに行きます! ここで付くというのは僕の中で大きな決断。付いたり付かなかったりというのは基本的にはないので、今後もし脇本さんが1人だったら、ライン次第になりますけど、付かせてもらうつもりでいます。あのすごいスピードを体感したいと思っていたので楽しみですね。

netkeirin『【サマーナイトフェスティバル】S級決勝インタビュー』より引用

なんと松浦選手が脇本雄太選手の番手を選択!
自力で戦うのではなく、日本一のスピードをもつ脇本選手の番手から
サマーナイトフェスティバル 3連覇を目指すことになりました。

改めて松浦選手の過去のレースを振り返ってみると、
“伏線”となるレースがひとつ見つかりました。

7月8日小松島競輪「GIII 阿波おどり杯争覇戦」準決勝12R
犬伏湧也選手(徳島)の番手で決勝進出を目指した松浦選手。
レース前の時点で松浦選手は犬伏選手にこう声をかけていたそうです。

犬伏君には自分からワガママを言ってあの作戦になった。一周タイムを出すイメージで、全力でいってもらいました。分かってはいたけど、千切れましたね。

netkeirin『【阿波おどり杯争覇戦】S級決勝レース前コメント』より引用

松浦選手の注文通り、犬伏選手は後方8番手からのカマシで圧勝
松浦選手は離されながらもなんとか食らいついて2着

そして今回の松浦選手の脇本選手“ジカ付け”。
この日のために準備をしていたのかなと思わずにはいられませんでした。

犬伏選手のスピードに離されながらも追走しただけに、
犬伏選手よりもスピードが段違いな脇本選手の番手
松浦選手は追走しきることができるのか
後ろが他地区の選手なので、脇本選手の突っ張り先行は考えにくいだけに、
カマシ/まくりの踏み出しに松浦選手は離されないだろうか

このあたりが大きな予想のカギとなりそうです。

あとは単騎の3人がどう動いてくるか。
誰が先に動いていくのか、その動きにあわせる選手がいるのか。
3・4コーナーは「まくり合戦」になるのか。

ただ脇本選手は縦長の隊列にならなければ
一気のスピードで捲りきれるはず。

“アテにならない”予想印

◎①脇本
〇②松浦
▲③新田
☆⑤松井
△⑧山口
△⑨平原

最終周回バックストレッチで縦長の隊列になる可能性は低いので、
タイミングさえしっかり合えば
脇本雄太選手が豪快にまくって完全優勝を決めるとみました。

相手は松浦悠士選手。脇本選手にしっかり食らいつくと予想。
新田祐大選手の動きも上々ですし、
無欲&展開がむけば松井宏佑選手の一発も。

平原康多選手はまくってくる選手を
うまくストップできればチャンスがみえますが、
相手のトップスピードにまだ対応しきれていないような…。


ガールズケイリンフェスティバルも決勝戦!

出走メンバー

①児玉碧衣(福岡)
②野口諭実可(大分)
③石井寛子(東京)
④吉川美穂(和歌山)
⑤山原さくら(高知)
⑥久米詩(静岡)
⑦小林莉子(東京)

“アテにならない”予想印

◎①児玉
〇⑤山原
▲③石井
☆④吉川
△⑥久米
△⑦小林

前人未到のガールズケイリン通算500勝を達成した児玉碧衣選手。
ガールズケイリン初のGI「パールカップ」を制した勢いで
ガールズケイリンフェスティバルも制するとみました。

相手は思い切って山原さくら選手を抜擢。
今大会の動きがバツグン。
児玉選手に肉薄から「その先」もあるでしょうか?!

久米詩選手の状態がいまひとつなだけに
大波乱があるとすれば吉川美穂選手の好追走。
小林莉子選手のお株を奪えれば…。


夜の王者は果たして誰に?!

今年で19回目を迎えるサマーナイトフェスティバル。
GIIレースなので優勝者には
KEIRINグランプリの出場権が与えられませんが、
優勝すれば賞金面でグランプリへグッと近づくだけに
負けられない一戦であることに変わりありません。

今年の夜の王者は誰になるのか。
ガールズ決勝
午後7時55分
S級決勝
午後8時30分発走の予定です。

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