2022 競輪総決算！グランプリシリーズ～2日目ガールズグランプリ展望～
みなさん、おはこんばんにちは！
競輪大好き！ ハチ公です。
いよいよ28日から3日間 平塚競輪場で
「グランプリシリーズ」が開催中。
きょう29日は「ガールズグランプリ」が行われます。
その前にきのう28日の「ヤンググランプリ」を
かるく振り返ってみます。
ヤンググランプリふりかえり～俺だって早期卒業者！～
ヤンググランプリ 結果成績
1着 ④菊池岳仁(長野) [差し]
2着 ①吉田有希(茨城) [まくり]
3着 ③山口拳矢(岐阜)
町田太我選手(広島)が先行する「予想外」の展開。
3番手にハマった吉田選手をまくって
吉田選手の番手から菊池選手が差し切り、ヤンググランプリ優勝！
山口拳矢選手は捲り届かず3着。
注目の寺崎浩平選手(福井)もスピードが出ず4着に敗れました。
『初の番手回りで緊張したけど何とかなりましたね。』
すごく嬉しいです。(吉田)有希君とは理想は前か前中団と話をしていましたが、けん制があればあとは任せていました。自分はとにかく信頼をして付いて行くことに集中していました。出足がすごく良くてきつかったですが、意地で追い掛けた。その後に松岡(辰泰)さんが振ってきたけけど、こっちのスピードも出ていたので何とか堪えられました。初の番手回りで緊張したけど何とかなりましたね。
今年の1月にナショナルチームを離れて競輪に集中していくことにしました。その中で結果を出せたので本当に嬉しかったです。
(喜びは誰に？)世話になった家族や先輩の選手方々に、たくさんの人に伝えたいです。今後は今まで通りに、積極的にラインで決められるレースをしていきたいです。
/レース後コメント』より引用
菊池岳仁選手も寺崎浩平選手同様、
競輪選手養成所を「早期卒業」でデビューして
大物ルーキーと呼ばれていた期待の選手でした。
寺崎選手のように“27連勝”のストレートでS級昇格はなりませんでしたが、
A級戦やS級戦で地道に力をつけてきた結果、
大きな運も味方して若手選手最高峰の栄誉をつかみとりました。
来年も地道に培ってきた力を存分に発揮して
関東ラインを引っ張る存在として活躍してくれるでしょう。
山口拳矢『想定外でした』からうかがえる【競輪の難しさ】
初手は理想的な位置が取れた。あとは犬伏君が来たら3番手にスイッチしてって思ったけど。(巻き返しがなく)そこが想定外でした。
4着寺崎浩平「自分のタイミングではなくて…」/レース後コメント』より引用
山口拳矢選手も寺崎浩平選手も、先行になってしまった町田選手も
レースに出ていた“8選手”全員が
犬伏湧也選手(徳島)の先行と予想してレースを組み立てていたはずです。
しかし当の犬伏選手本人が先行できなかった。
本人は反省の弁を並べます。
セオリー通りなら(町田が叩いたあとに)仕掛けるんですけど、後ろが強いし…(そこで行けなかった)。自分のスタイルで走れず悔しいし小倉さんからも怒られました。課題が見えたのでそこを埋めていけるように頑張りたい。
4着寺崎浩平「自分のタイミングではなくて…」/レース後コメント』より引用
犬伏選手はメンバー構成をみても「挑戦者」の立場。
それなのに本人は【勝利】を意識してしまった。
「思い切りの無さ」が完敗につながりましたし、
別線の思惑を大きく崩してしまう原因にもなりました。
完全に「自分のレース」ができなかったので、
これは同県の大先輩 小倉竜二選手に怒られて当然でしょう。
犬伏選手が仕掛けられなかったことで
レースは単調なペース＆展開に終始しました。
山口選手と寺崎選手はトップ戦線でバンバン走っているので、
若手主体のレース特有の流れになってしまうと…。
ただこれもまた【競輪】であり、
【競輪の難しさ】なのだと思います。
優勝した菊池選手にはヤングGP覇者として
若手らしいハツラツとした走りに期待したいですし、
山口＆寺崎選手には来年こそ大きなタイトルを
競輪orトラック競技でつかんでほしいと思います。
ガールズグランプリ展望～世代交代なるか?!～
出走メンバー一覧
①児玉碧衣(福岡)
②佐藤水菜(神奈川)
③石井寛子(東京)
④柳原真緒(福井)
⑤奥井迪(東京)
⑥山原さくら(高知)
⑦尾方真生(福岡)
個人的に予想する最終ホームの並びは…
⑤ ③ ④ ⑦ ① ② ⑥
Point：どちらが「プレッシャーに負けない」か
ガールズケイリンの主役としての「プレッシャー」
地元グランプリで人気を背負う「プレッシャー」
前者は児玉選手が背負う「プレッシャー」で
後者は佐藤選手が背負う「プレッシャー」。
どちらがこの「プレッシャー」に負けず、
栄光のガールズNo.1選手になれるか。
正直に言って、今年のガールズグランプリは
児玉vs佐藤の【一騎打ち】とみているので、
他 5選手は展開の紛れなどがない限り
優勝は厳しいのかなとみています…。
“アテにならない”予想印
◎②佐藤
〇①児玉
▲④柳原
☆⑦尾方
△③石井
佐藤水菜選手が歴史を塗り替える勝利で
ガールズケイリンの「世代交代」を成し遂げるとみました。
トラック競技でも順調にチカラをつけている佐藤選手。
ガールズケイリンでもその強さは無類のモノになりつつあって、
男子の脇本雄太選手なみの強さがついてきた印象です。
まさに「脇本無双」ならぬ「サトミナ無双」。
位置的には児玉選手より後ろからの仕掛けになりそうですが、
圧倒的なチカラでねじ伏せると予想します。
児玉選手は先に仕掛けてからどれだけ脚がのこっているか。
逆転の可能性は少ないかもしれませんが、
「主役」としての「意地」はみせてほしいです。
3番手以降は横一線のような気がしますが、
自ら動けるタイプの柳原選手に▲を打ちます。
穴は尾方選手。
外枠⑦番車はガールズケイリンにとって不利な車番ですが、
序盤戦の位置取り争いに成功すれば実力は確かなので
連絡みもありそうです。
寺内大吉記念杯は準決勝へ！
グランプリシリーズに併催される
オールS級シリーズ「寺内大吉記念杯」は準決勝へ！
昨日注目選手にあげた南修二選手(大阪)が
初日特選で1着をマークし、
個人的にはホッと胸をなでおろしましたｗ
8Rは北井佑季選手(神奈川)vs太田竜馬選手(徳島)の踏みあいに乗じて
南修二選手のイン突撃にもう一度期待。
9Rは松井宏佑選手(神奈川)のハイパワーを活かせる
和田真久留選手(神奈川)が地元ファンの期待に応えるはず。
10Rは来年の今頃ヤンググランプリに出場していそうな
太田海也選手(岡山)のヤングパワーに注目したいと思います。
ガールズケイリンの頂上決戦「ガールズグランプリ」。
女王のティアラは誰の頭上に輝くでしょうか。
発走は16時30分の予定です。
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