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和歌山競輪「GIII 和歌山グランプリ」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

1月11日から和歌山競輪場で行われてきた
「GIII 和歌山グランプリ」

14日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。

決勝ふりかえり~強固な「絆」で別線完封!~

決勝 結果成績

1着 ⑨古性優作(大阪) [差し]
2着 ①東口善朋(和歌山) [マーク]
3着 ⑤寺崎浩平(福井)

近畿4車ラインを簡単に先行させまいと、
山田英明選手(佐賀)が前をおさえて
坂井洋選手(栃木)が中団で車間をあけて
寺崎浩平選手をけん制しましたが、
寺崎選手は委細構わず残り2周3コーナーから発進。

4車でキレイに前に出ると、後続との差をグングン広げて
直線は近畿勢だけに優勝のチャンスが。

寺崎選手の番手から抜け出した古性優作選手が
キッチリ差しきって今年最初のGIII出場を優勝で飾りました。

古性選手を追走した東口善朋選手が2着
寺崎浩平選手は粘って3着を確保し、
ライン4番手の藤田勝也選手(和歌山)も4着に入って
近畿勢がライン上位独占!

近畿ラインの強固な「絆」を見せつけた決勝となりました。


『あとは、自分が油断せずに走るだけだなと。』

「(寺崎に)完全に任せていました。想定では(出切った後に)坂井(洋)君が、すごい勢いで飛んで来るのかなと思ってたけど、もう(最終)1コーナーですごい掛かりだった。あとは、自分が油断せずに走るだけだなと。東口(善朋)さんの地元にかける思いは伝わってきますし、東口さんにもチャンスを作りたかった。そう思って(2センターで)踏みました」

「連日、東口さんにアドバイスをもらって、良かった時との(フォームの)差を、真後ろで見た感じで教えてもらった。3日目に感じたことを決勝で試して、一番感じが良かったと思います」

keirin.jp『『和歌山競輪開設74周年記念(GIII)レポート』 最終日編』より引用

突っ張り先行も想定されたなかで、寺崎浩平選手がとった戦略は
【後方6番手からのカマシ先行】

自分のスピードと番手選手の追走を信じないと
この作戦は決めきれませんが、
古性選手以下 2番手以降の選手がキッチリ追走しきったことで、
この作戦がズバリ決まりました。

自分の力を過信せず、同地区のベテランマーカーである東口選手に
フォームチェックを依頼しているあたり、
ほんとうに“抜かりない”と思います。
この気持ちをキープしていけば、
今年もGIを複数回優勝する古性選手が見られそう

『油断せず走りきる』ことをやりきったからこその
近畿ライン上位独占だったのかなと思いました。


『近畿のキーマン』寺崎浩平の成長に期待

ゴール後の古性は、何度も肩を叩いて寺崎をねぎらった。自らが「近畿のキーマン」と名指しした寺崎の走りから、熱いものを感じ取った。

 「寺崎は近畿を引っ張っていく選手になってほしいし、そうでないといけないと思ってます。今回は、僕と、寺崎が特選スタートで、近畿を引っ張っていかないといけない立場だった。この舞台で、4日間良いレースを続けてくれて、GIにつながると思う。こうやって信頼関係を作っていって、GIでも良い連係をしたい」

keirin.jp『『和歌山競輪開設74周年記念(GIII)レポート』 最終日編』より引用

 (古性が寺崎をキーマンに指名したことに関して)そうやって言っていただけるのは嬉しいこと。僕がGI組で最年少なので、自分より下の代がもうちょっと危機感を持ってやってくれたらなと思う反面、自分も自分で近畿での立ち位置っていうものを築いていかないといけない重要な一年になると思うので頑張りたい。

netkeirin『【和歌山グランプリ】2着東口善朋、3着寺崎浩平のレース後談話』より引用

トラック競技を昨年限りで引退した寺崎浩平選手
今年から本格的に【競輪一本】で腰を据えて活動していきます。

今年最初のGIIIレース、しかも地元地区のGIIIで
連日最終周回で“バック”をとる積極的なレースを展開。
決勝は近畿ラインを上位独占へ導くカマシ先行をみせました。

近畿勢がさらに盛りあがっていくためには
寺崎浩平選手のスピード力と先行力が重要になってくるので、
古性選手が『近畿のキーマン』として
寺崎選手を指名したのもうなずけます。

寺崎選手がGI戦線でも先行力に磨きがかかることで
近畿の大エース脇本雄太選手(福井)の負担軽減につながりますし、
稲川翔選手や南修二選手といった大阪のベテランマーカー2人も
GI戦線でより台頭しやすくなります。

2024年は寺崎選手にとって文字通り【重要な1年】となりそうです。


次回GIIIは川崎「桜花賞 海老澤清杯」!

次回のGIIIレースは1月18日~21日
川崎競輪場「桜花賞 海老澤清杯」が開催。

桜の季節ではない1月に行われる「桜花賞」。
優勝という満開の桜を咲かせるのはどの選手になるでしょうか。

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