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富山競輪「GIII 瑞峰立山賞争奪戦」~決勝回顧~

みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。

8月3日から富山競輪場で行われてきた
「GIII 瑞峰立山賞争奪戦」
6日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。


決勝ふりかえり
~“きたい”の走りで“きたい”に応える~

出走メンバー一覧

①浅井康太(三重)
②郡司浩平(神奈川)
③松浦悠士(広島)
④北井佑季(神奈川)
⑤佐藤慎太郎(福島)
⑥恩田淳平(群馬)
⑦小倉竜二(徳島)
⑧柏野智典(岡山)
⑨眞杉匠(栃木)

気になるラインの並びは…
④②⑤ ① ③⑧⑦ ⑨⑥ [三分戦]

結果成績

1着 ②郡司浩平(神奈川) [差し]
2着 ④北井佑季(神奈川) [逃げ]
3着 ①浅井康太(三重)

大方の予想通り北井佑季選手が前から突っ張り先行
眞杉匠選手が後方からカマシてきますが、
突っ張り通して「勝利」を収めると、
今度は最終周ホームから松浦悠士選手がまくってきます。

しかし松浦選手のまくりも郡司浩平選手の外までが精いっぱい。
ここも北井選手が「勝利」を収めました。

こうなれば郡司選手の“勝ちパターン”
最後の直線で冷静に抜け出して今年3度目の優勝を飾りました。

2つの“踏みあい”を制した北井選手が2着に粘る「大健闘」
佐藤慎太郎選手がインをあけた、わずかなスキを突いた
浅井康太選手が3着に入りました。


『次のオールスターに向けて良い刺激が入りました』

 (北井は)いつもより突っ張るスピード感が早かったので厳しいかなと思ったんですが、心配無用でしたね。自分は後ろをしっかり引きつけて、抜けるところで抜きました。
 (佐藤)慎太郎さんが固めてくれたのも頼もしかったです。今回は追加での参戦でしたが、次のオールスターに向けて良い刺激が入りました。前半戦はそんなに期待に応えるレースができなかったので、後半戦は少しでも取り返せるように頑張ります。

netkeirin『【瑞峰立山賞争奪戦】優勝した郡司浩平「北井さんと決まって良かったです」
/ 決勝レース後インタビュー』より引用

北井選手が最後までエネルギーが持たなければ
タイミングを見て自力にチェンジしたでしょうが、
郡司選手は自力に動くことなく
最後まで北井選手のスピードの恩恵をもらうことができました。

ラインの恩恵を受けて優勝したことで、
「GI オールスター競輪」でもラインを意識した走りで勝利を目指す。
そんな郡司選手のレースがGIの舞台でも見られそうです。


短走路バンクを活かした 北井佑季 驚異の粘り腰

富山競輪場1周333m短走路バンク
短走路バンクは 後方まくり よりも 前々の位置 が勝負圏内。
もちろん前のペースが遅ければ後方まくりがアッサリ決まりますが、
基本的には先行~中団にいないと厳しい競走路です。

今回 北井選手は残り2周半から徹底的に突っ張り先行を貫きました
眞杉匠選手が後方からカマしてきても、
松浦悠士選手が最終周回からまくってきても
北井選手は「ラインのために」ペダルを踏み続けました。

ふつうの400mバンクや長走路の500mバンクだと
北井選手は「息切れ」していた可能性が高かったはず。
しかし北井選手は最後の最後まで
エネルギーがゼロになることはありませんでした
これも1周の距離が短い“33バンク”だからこそだと思います。

“33バンク”でスパっとカマせない
眞杉選手のようにモタモタしてしまいますし、
まくりの初速が遅ければ遅いほど
松浦選手のように前をのみ込めません

先行パワーをしっかり発揮できれば前残りが期待できる。
短走路バンクの特性を活かしたからこそ
北井選手の「驚異の粘り腰」が映えるカタチになりました。


次回GIIIは和歌山&京王閣ナイター!
「大阪・関西万博協賛競輪」同時開催!

次回のGIIIレースは8月10日~13日2か所同時開催!
和歌山競輪場では日中開催で「大阪・関西万博協賛競輪」
京王閣競輪場ではナイター開催で
「大阪・関西万博協賛 後閑信一・高木真備 日本名輪会カップ」
1日に2度のGIIIレースが行われていきます。

8月15日からスタートする「GI オールスター競輪」
裏開催GIIIとなり、トップ選手は出場しません
決勝で3着以内に入れば「GI 競輪祭」への出場権を得るだけに
成績が伸び悩む選手たちにとっては【いまがチャンス!】

トップ選手不在のGIIIを制するのはどの選手になるでしょうか?!

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