タイトルが、思いつきません。

2021/05/30(日)

日記のタイトルが思いつかない。
そんな今日です。

強がって前向きなタイトルをつけてみようとしたけど、
そんなことしても仕方がない気がしたので、やめました。

7LDKの古い空き家での一人暮らし。電波はほぼ無し。
山奥にある集落にお邪魔させてもらってから、まだまだ日は浅いけれど、
それでも、何となく、生活っぽいものは作れてきていて、
特に東京に戻りたくて仕方なくなるような、そんな気持ちにもなっていない。

むしろ、この穏やかで自然豊かな暮らしが不便もありながらも心地よいと感じています。

ただ一つ、私がネガティブになっているのは、きっと、会いたい人に会えていないから。
本当はこんな公開型の日記なんかに書いたら良くないかも知れないけれど、
もう、心の桶がいっぱいいっぱいになってしまってる。

一人暮らしが嫌なわけじゃない。
ただ、一緒に過ごしたい人がいるのに、それが叶わないのが嫌なだけ。
一人が寂しいから、誰でもいい訳でもない。

きっと自分の中で大切なのは、「誰といるか>何をしてるか>どこにいるか」なのだということに、向き合わざるをえなくなってしまいました。

早速ちょっと行動してみたんだけど、あんまり上手くいかなかったかもしれない。
ちょっとだけ、いやかなり、後悔している。早くこの後悔を昇華したい。

今日はね、家の縁側の前に雀くらいの小鳥が、眠るように目を閉じて死んでいました。
写真を撮ろうとしたけれど、何だか失礼な気がして撮らなかった。
一緒に作業をしているおばちゃんに話したら、「可哀想ねぇ、烏かなんかが持っていくわよ」と言われました。
そうか、自然ってそういうもんなのか。

今日もキウイにホルモン剤を吹きかけて、ぶどうの房を切り落とした。
私たちが普段食べている果物は、一つ一つ誰かの手で“育成”されているのだと、日々思い知らされます。
そしてせかせかと腰を丸めて蜂蜜を集めるミツバチは、なんだかとても可愛らしいです。

キウイの葉には大っきいカタツムリもたくさんいます。

いつも通り17時に作業は終わり、今日は月末。
いよいよ色んなお仕事の期限がヤバいので、農家さんにお願いして、農家さんのお家の車庫で、夜までPC作業をさせてもらいました。

私の中で、なかなか進まないと有名なタスクに手をつけていたんだけど、
うーん、うーん、と頭を抱える私に「お腹すいたやろ」って、農家さんが柿の葉寿司をくれた。
農家さんのご実家のおばあちゃんが作ったらしいです。

酢飯がとっても美味しくて、ほんのり柿の葉の香りが染みている美味な一品でした。

"柿の葉寿司"とは私が和歌山に来て初めて知った食べ物の一つ。
柿の葉は、中のご飯を良い状態で保存するのに長けているらしくて、昔から食べたれているものだそうです。

いっぱいもらったので、大好きなわかめのお味噌汁と一緒に夜ご飯にいただきました。
腹ごしらえをした後は、洗面所の周りと洗濯機を掃除して、お風呂に入って、アイスティーを水出しにして、ミルクで割って飲みました。

心は多少ブルーでも、こうやって一つ一つ”暮らし”をこなす時間が、私の機嫌を良くしてくれる。
もちろん、安定のミスチルを流しておくのも忘れない。


【誰かの産物 No.5】
“わかめのお味噌汁”

今日の“誰かの産物”は、味噌汁です。
私のお母さんは専業主婦だったので、私が家にちゃんと帰っていた中学生までは、毎晩20時ごろになると、お母さんの作ったご飯が、いつも食卓に並んでいました。
大体、メインのおかずが一品と白米、サラダはきゅうり、そしてわかめのお味噌汁。(パスタの日もあるし、炊き込みご飯の日もあった)
私はこのわかめのお味噌汁が結構好きで、前の彼氏と同棲を始めた時、一番最初にお母さんに作り方を聞いた料理がこれでした。

何度か作っていくうちに「自分の味」ができていくのが嬉しくて、未だによく作ります。
ほんだしを水に入れてグツグツしながら乾燥わかめをふやかして、玉ねぎのスライスをつっこむ。お玉でお味噌を溶かして、最後にお豆腐を入れる。
ただそれだけなんだけど、一口飲むとホッと安心する、私にとって少し特別なお味噌汁です。


今日の文章は何だか読みにくいな。
支離滅裂な日記はきっと、ゆらゆら揺れる感情の写し鏡。
まぁたまにはそんなのも許してあげよう。

今日もおやすみ、優しい世界。


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