これはもはや、夢日記。

2021/07/15(木)

目が覚めると、頭が痛い。
昨晩、コワーキングスペースのソファで寝たことが原因ではないと思う。

昨晩は、おそらく今までで一番怖い。
摩訶不思議な夢を見ました。

前日の夜、7LDKにはちべさんのお友達のマリさんという方がやって来て、しゃけを引き取ってくれることになった。
窯で焼いたピザまで持って来てくれて、優しい雰囲気のマリさんにはしゃけもすごく懐いていたから、安心してお仕事をしていたら、知らぬ間にマリさんはしゃけを連れて帰ってしまっていた。
しゃけに、ちゃんと"バイバイ"できなかったことを引きずっていたんだろうか。

あの悪夢の始まりは、自分が入眠した場所で、起きるシーンから始まった。
寝ていた体勢も、現実世界で入眠した時と同じ状態。
多重夢から始まる夢は、初めて見た。
夢の中で目が覚めると、少し開いていた部屋の扉の隙間から、狂気の目をした、黒い髪の男が入ってきて、私を噛み殺そうとしてた。私は逃げて、逃げて、逃げて。

キッチンに行くと、他のシェアハウスメンバーがいて、みんなで「もうダメだ」って思っていたら、その狂った男は、後ろから何か注射器のようなものを刺されて、すぅっと、小さな子猫の姿になった。
そして、その子猫は間違いなくしゃけだったんだ。
ちなみに、後ろから注射器のようなものを刺したのは、上に住む園主さんで、「この辺はたまに出るんだ、猫に化けて、家に入ってくる化け物が」と言っていた。

夢の世界は、どうしていつもこう恐ろしいのだろう。
そろそろ夢から覚めたいと思って、目を覚ますと、
そこはまた夢の中。しかも、私が眠りについた時の部屋だった。

あれ?これはまだ夢?それとも現実の目覚め?
多重夢に混乱させられて、怯えていると、次は何か呻き声が聞こえて、壁やガラスのあちらこちらから、亡霊のような何かが迫ってくる夢だった。
これも夢なのに、ちゃんと7LDKの室内を再現してくるから、恐怖が増す。
夢の中の私は、B型くんと一緒に寝てしまおうと考えて、
B型くんの部屋に駆け込むと、歪んだ顔をしたB型くんは全力で私を拒み外に追い出した。
これは、起きなきゃ!まだ夢だ!と必死で目を開けようとして、夢から覚めると、残念ながら、まだ多重夢の中だった。

さっきと同じ、現実の私が寝た部屋。寝た時の体勢からまた夢が始まる。
もう、この夢から出られないんじゃないかって、不安になりながら、もう1人の住人の部屋に行くと、そこにいたのは東京で仲良くなったカメラマンの友達だった。
でも、夢を見てた時はそれに違和感がなくて、必死にその人に、今の状況を説明してる私がいて、彼はそれを理解してくれた。
どうにかまずは、変なやつらに出くわさないようにと2人で作戦を練るんだけど、このあと謎のこの多重夢ループは、結局あと3回くらい繰り返した。

やっと現実世界の私が目をこじ開けて、目覚めた時には、
ものすごい頭痛と、本当に現実かどうか分からない混乱で、しばらく立ち上がれずにいた。
まずは、ここが現実であることを確かめたくて、空気を肌で感じるか、床に足裏が触れている感覚はあるか、部屋の匂いはするか。
その辺を確かめて、ようやっと現実の世界に戻ってこれたことを理解できた。

スマホの時計を見ると、2時ちょっと前。
0時くらいに寝たはずだから、わずか1時間半ちょっとの時間で、かなり長い苦痛を味わった気がする。

こんなことに怯えて寝れなくなって、昼間の仕事がしんどくなるのは嫌だったので、自分の部屋に戻って、もう一度無理やり眠りにつきました。

だけど、そんなこんなではじまった1日は、思った以上に目が冴えていた。
朝から畑仕事をして、午前中のうちに、全部の畑に袋を掛け切ったので、ぶどうのお手入れは、これにて一旦、全部終了。

お昼過ぎに、農家さんの家に戻ってきて、今季一緒に作業をしたチームで、集合写真を撮りました。

雷を連れた雨雲が、ちょうど私たちの頭上に広がっていて、ボトッ、ボトッ、と大粒の雨が降ってきたので、
皆さんにお礼を告げて、家に帰った。

午後からはPCでお仕事をしたり、お昼寝をしたりしたけれど、タスクがサクサクと進む日で、久々にすごく気持ちが良かったです。

しゃけがいないのだけが、何だか少し寂しくて、しゃけの写真を見ながら、ちょっと泣きそうになった。

マリさんのお家で、幸せになってほしい。
昨晩の夢は、もう忘れよう。

ぶどうのお手入れが終わったので、急遽だけど、
私もあと一日で、約2ヶ月程過ごした、和歌山生活が終わります。ご縁があれば、また来年。
だけど間違いなくこの街は、私が「ただいま」と言える場所になりました。

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