夢の中の、気分。

2021/06/06(日)

すぅっと涼しい空気が、この場所に流れるようになったのは、
本当ここ一年くらいの話。
たくさんの人をぎゅうぎゅうに詰め込んで、次から次へと人々を運ぶこの箱は、いつも蒸し暑かった。

感染症の蔓延で、換気をするようになってから、少し涼しさが取り入れられ、人の密度が薄くなったのは、不幸中の幸いだと思う。

相変わらず東京の電車は、ほんの数分置きにホームにやって来ては、ひっきりなしに去っていく。

昨日の朝書いた、一昨日の日記の最後で、「東京生活の1週間、毎日日記を書けるように気をつけます」とか言ってたのは嘘ですか?というくらいに。
昨晩も日記を書かなかった。
もう東京にいる間は"朝に書く"って決めてしまおうか。

東京の街は好きだけれど、自分で選んだわけじゃないものと欲しかったものを詰め込みすぎて、1日が溶けるように終わっていく。

実家に帰ったり、別の土地に移動した途端、ふと、あの日々は夢の中だったのではないか?と思うほどに、現実味のない毎日がこの街にはある。

東京の街は息苦しいのに、足が地につかなくて不安定なのに、それでもこの街に帰ってくるのは、きっとこういうことなんだと思います。

昨日はね、一日、浅草橋と上野を自転車で駆け回って、翌日の撮影で使う小物を準備していました。

昼前まで雨が降ってたので、行動し始めたのは14時頃からだけど、昼はLittle Japan一階の「シェア街キッチン」でお店を出していた、"待つゾウさんのカフェ"でランチを食べました。

画像1

カリッと焼けたパンにつけるサワークリームが、とても美味しかった。

食べ終わった時、お客さんで来て、私の隣座っていた女性二人組が、「シェア街に興味があって来ました!」と声をかけてくださったので、少しお話をして、別れてから、いそいそと買い出しへ。

買い出しをするたびに思うけど、東京は何でもあるのに、何にもないよなぁ。
そこにある物が多すぎて、探しているものはいつも、なかなかすぐには見つからない。

それでもまぁ何とか、欲しかった物が手に入ったので、帰り道に牛丼をテイクアウトして、ラウンジの1Fで夜ご飯を食べました。

「牛丼って飲み物だよね」と言いながら、肉とご飯をパクパクと口に運ぶ私を見て、いつものメンバーは苦笑いを浮かべていたけど、やっぱり牛丼は美味しい。

「ただいま〜」って声が聞こえて、帰って来たのは、
春から女ドミに住んでる、同い年の千代ちゃん。
いつも私の長ーい話に付き合ってくれる、優しいお友達。

千代ちゃんは私の自尊心をいつも爆上がりさせてくれる。
昨日も21時くらいまで、路地裏で2人してしゃがみこんで話したり、ベッドに戻って各々自分のしたいことしながら語り明かしていたのだけれど、くだらない話から真面目な話まで、千代ちゃんは親身に耳を傾けてくれて、そして肯定してくれます。
私も千代ちゃんの、"心地いい"になれていたら嬉しいな。
Little Japanに帰ったら、必ずお話しする大切なお友達の1人です。

そんなこんなで仕事もしてたら、昨日はあっという間に日付を超えて、
夜が更けていました。

"誰かの産物"は書きたいけれど、思っていたよりも、その日出会った紹介したいものって、あんまりない。
意外と毎日書くのは難しいなと困っています。

今日の日記では書けるといいなぁ。さて、今日も撮影頑張るぞ。

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