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俺は仮面ライダーだぞ、殺すぞ

迫るゥーーーーッ ショッカァァァァア
じごくのぐんだんンンンンンン
我らをおおう黒い影ェー 世界の平和を守るためェィ
ゴー!!!!!!!!!!!
ゴー!!!!!!!!!!!!!
レッッゴーーー!!!!!!!!!!!!!
輝く仮面…(泣)(泣)(号泣)



オイ!!オメーも歌えや!!殺すぞ!!!!!


こんにちは、僕の名はライダー。
仮面ライダーです。
本当にそうなので。疑う奴は殺す。
さて、そろそろフォロワーの皆さんもシン・仮面ライダーを観終わった頃だと思うので映画の感想文を書いておこうかなつって。なぁ。

知っての通り俺はオタクなのでお前らの知らない単語をいっぱい使うかもしれないが観ていないお前が悪い。無知が。これからいっぱい学べる余地があるね♡35点♤

カルマを背負ったヒーロー達

「仮面ライダーのマスクには涙の線がある。悪から生まれて同族である悪を討たねばならいから、仮面の下で泣いているのだ。」
この都市伝説はライダーオタクの間では結構有名だったりする。
実際には仮面ライダーの『涙ライン』は意図的なデザインではなく、この話も全くの後付けらしい。
だけども俺はこの都市伝説は仮面ライダーというヒーローの魅力をこれほどなくガッチリと捉えていると思う。

このnoteを読む人間の中には「仮面ライダーとかガキの見るもんだろ知らねぇよ、いいから俺をプリキュアにしろ。」と考えている奴が大多数だろうから一応仮面ライダーという作品についても話しておこうと思う。

仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!

仮面ライダー(1971) オープニングナレーションより

仮面ライダーというのは1971年に放送された特撮テレビドラマ、及び2023年現在まで続くそのシリーズの事だ。
曰く、初代仮面ライダーの構成要素は3つ。

  • 自分を産み出したショッカーを倒すという『親殺し』

  • 自分と同じショッカーから産まれた怪人を倒すという『同族殺し』

  • 悪を滅ぼしても最後は自分という悪が残る『自己否定』

そう、初代仮面ライダーってメチャクチャ暗いのである。

悪から生まれ、同胞を殺し、親を殺し、たった一人で戦い抜いて最後は自分という悪魔が残る。それが仮面ライダーの原案・初期コンセプトである。ゴリゴリのダークヒーロー路線だ。
まあ実際には藤岡弘、が怪我して仲間の2号ライダーが出てきたり、暗い路線は当時の子供ウケが悪かったりしてこのコンセプトは序盤で無くなっていく訳だが。

最終的には
「悪から生まれ、バイクに乗って、ベルトで変身する正義のヒーロー」
というそんなに陰険としていない設定が残り2023年の現在まで受け継がれている。

そして「は?なんかオタクが急に早口でイミフな事言い出してキショイんだけど」とスクロール飛ばしでここまで読んだそこのデカパイ黒ギャル。マジで結婚してください。

オマエが覚えておくべき事はたったの一つ

●仮面ライダーはめっちゃ長く続いてて、
 シン・仮面ライダーはその最初の作品のリブート

これだけだ。


あんのひであきくん(52さい)、大発狂!!

この映画を見に行こうか迷っているそこのオマエ。
いつもなら「今すぐ見に行け!!」と言う俺だがこの映画はちょっと例外だ。
(あ、ライダーオタクは行けよ?義務やけぇ。)
肌感としては『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』とはちょっと違う層に刺さる映画だなーといった感じ。
じゃあどういう映画なの?と疑問に思うだろうが、概ねコレ↓である

またエヴァのキャラがコスプレさせられてる…

まあ要するに、庵野秀明の"癖(ヘキ)"な映画だと思って見に行けば良い。
シン・仮面ライダー、とにかく「ウワァ!庵野秀明ぃ〜!」って感じのキャラがワンサカ出てくる。
全員ナイーヴで心に傷を負っていてなんか泣いている、そういうセカイ系のキャラ達の博覧会だ。
なので
「エヴァみたいなの観たくてシン・ウルトラマン観に行ったらなんかウルトラマン見せられたんすけど…」
というオタクはむしろシン・仮面ライダーを見に行こう。割りと満足の行く映画体験ができるのではないか。
逆に、特撮に微塵も興味がなく話題だから観てみたいナ〜。くらいの人は見なくてもいいだろう。
どうせアマプラに来るからそん時見るべ。

言うなればシン・仮面ライダーは『潤沢な予算で撮った仮面ライダーのファンムービー』だったと思う。
まず予告編を見てみて、そこで「ニチャァ…」という嬉し笑いが出てきたオマエだけが見ればいい。
ちなみに俺は超楽しかったし、今もスマホケースの内側に本郷猛のライダーカードを入れている。ベルトが欲しい。

というわけで観に行ったオタク、キモい感想ツイートしてくれや。観たいので。


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