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【PJCS2021出場記念】ヨガループ最強【れんげきウーラオス】

2021年7月17日、コロナ禍の中で嬉しいことに開催となったPJCS2021のカードゲーム部門。幸運なことに抽選に当選したので参加させて頂きました。

というわけで、その結果とどうしてこのデッキテーマを選択し、どうしてこのカード達を採用したのか書いていきたいと思います。

基本的に自己満足で書いているものなので見てくださっている方はなるべく温かい目でみていただけますと嬉しいです。

一応れんげきウーラオスに関して自分なりになるべく詳しく書きました。

【デッキテーマ選択】

今回の大会は私個人としては群雄割拠の環境であり、このデッキが最強、絶対勝てる、と言ったデッキテーマは思いつきませんでした。

とは言っても弱いデッキテーマしかなかったわけでは勿論なくて、強いデッキテーマが多すぎて相対的に平たくなっていたイメージです。

どこかしこでも言われている通り闘・悪・超の三すくみに加えて炎・雷・水もパワーが高く、鋼も耐久に優れそこに新規で弱点を突かれないドラゴンタイプまで。非ルールと呼ばれるGX,Vをメインアタッカーに採用しないデッキやLOや特性を生かしたロック系のデッキなども一角には存在し、環境にはかなりのデッキテーマが存在することを予想していました。

そんな中で自分は最終的にれんげきウーラオスを主軸に据えることを選択しました。

まず理由に挙げられるのは抜群の安定感です。

現環境において圧倒的不利だとされる後攻を取ったとしてもサポート権とれんげきメッソンのどんどん呼ぶを使った圧倒的リソース形成。

うらこうさくジメレオンでの状況に応じたトレーナーズサーチ。

れんげきインテレオンのクイックシューターでの打点調整とHP60の小型たねポケモンの除去。

れんげきウーラオスVmaxのしっぷうづきとキョダイレンゲキでのゴリ押し。

何より新弾で追加されたチャーレムVのヨガループによる追加ターンの獲得。

初ターンにメッソンとウーラオスをおいて手札にドローサポートかしんかのおこうを持っていれば大体その後のムーブはどうにかなります。追加で他のたねポケモンを置けるとさらに動きが安定します。

二つ目の理由は不利対面の少なさです。

超弱点ということでこくばバドレックスを主軸にしているデッキには明確に不利がつきます。ですが同じく超タイプのミュウツー&ミュウGX,やれんげきのカラマネロ,ニンフィアVなどを主軸にするデッキにはなんだかんだ五分五分以上には戦えます。(詳しくは後述)

1ターンにポケモン1匹に出る打点が最大でも210なので耐久型のデッキもそれなりにきついのですが、これは母数がそこまで多くないであろうこと、早期でしっぷうづきをみずのとうでサイクルすることでどうにかできると判断しました。

ザマゼンタV、グレイシアVmax、ジュナイパー、チルタリスなどのVmaxで打点を出せない相手に対しては前提として他のポケモンを倒すことを目標に相手にしない、ないしは出てくる前に進化前を倒すことを目標にプレイすることでどうにかできると判断しました(詳しいことは後述)

JCSのような長く勝ちたい大会においてこの2点は特に重要だと考え、また圧倒的不利対面だと感じていたこくばバドレックスの環境シェアがそこまで多くなかったことから予選9回戦中3回当たることはないだろう、と判断してこのれんげきウーラオスというデッキテーマを選択しました。


Ex)他の強いデッキを選択しなかった理由

こくば:謎に自分の手に馴染みませんでした

ムゲンダイナ:安定感は抜群なものの後攻の場合採用率のかなり高いガラルサンダー、れんげきウーラオスに押し切られる

れんげきテンタクル:ブラッキー系統のベンチを多く狙ってくる相手に不利

ニンフィアV悪バレット:安定感に若干欠ける

悪パーフェクション:スタートポケモンと初動に左右されすぎるイメージ(エアプ)


【デッキ構築】

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【デッキコンセプト】

ウーラオスの技2種とクイックシューター、ヨガループを組み合わせて相手のシステムを潰しつつサイドを6枚取るデッキ。

うらこうさくとれんげきサーチの2枚エンジンの使い勝手がかなりいいことからピン採用のカードがかなり多くなっています。

できることが多い代わりに少々サイド落ちに弱いです。

また、このデッキでは対面1番不利のこくばバドレックスは割り切っています。対策をとっても勝率5割を超えない上にデッキパワーが落ちるのでこの対面だけは割り切ってその他のデッキ全てに勝つ気概で組みました。

以下採用枚数と理由。


【れんげきウーラオスV-Vmax】3-3

デッキのメインアタッカー。

条件付き1エネ150のしっぷうづきと現環境最強の狙撃技である3エネトラッシュ120×2のキョダイレンゲキを撃てる強いカード。

3-4にしたかったが枠の都合上3-3。

サイドにVが2枚落ちた場合かなり困る。

キョダイレンゲキではバトル場のポケモンも選べるしバトル場のポケモンの弱点と抵抗力は計算するのは意外と初心者だと気付かない。

【れんげきメッソン-うらこうさくジメレオン-れんげきインテレオン】4-4-3

デッキのメインエンジン。こいつらがいなきゃ始まらない。

前述の通りメッソンはどんどんよぶで後攻の時のリソースを担保してくれるので絶対の4枚。うらこうさくができればどうにでもなるのでうらこうさくジメレオンも絶対の4枚。クイックシューターはベンチバリアのミュウ対策や打点調整のために早く立てれば立てるほど強いので4、と言いたいところだが流石にダブつくので3枚。最低でも2枚は場に立てたいので3枚は入れたかった。

うらこうさくのインテレオンも採用したかったもののクイックシューターを2枚立てることがほぼ必須な都合上うらこうさくのインテレオンの分のジメレオンが立つことが少ないことから今回は他のカードにその枠を割くこととした。

【オクタン-テッポウオ】1-1

このデッキのおしゃれポイントその1、およびサブエンジン。

置きリソースとしてのれんげきサーチはとてつもなく有用。相手がここに1ターン使ってくれる場合ダメージレース、サイドレースでも有利を取れるのでかなりの強さを誇る。

ただしエンジンとしてはうらこうさく-クイックシューターのラインが優秀でこれ以上ポケモンの枠が割けないため1-1で採用しサイド落ちは割り切ることとした。

サイド落ちしていない場合のデッキのパワーがかなり上がること、オクタンのみサイド落ちの場合運が良ければ中盤から問題なくれんげきサーチを使用できることも採用に踏み切った理由。

【チャーレムV】1

サブアタッカーにしてこのデッキ1番の壊れカード。

れんげきウーラオスのベンチ狙撃は1ターンでミュウを処理する際にクイックシューターを3枚要求されていたのが2枚+このチャーレムVで良くなった。かつ何故かエクストラターンを獲得できるのでもう一度サポートの使用とクイックシューターとれんげきサーチとエネルギーの手張りができる。

また、ヨガループの必要エネルギーがれんげきエネルギー1枚で賄えるため準備の必要なく1ターンで急襲を仕掛けることができる。

間違いなく壊れカード、疑いの余地もない。

また、現環境ではれんげきメッソン、チラーミィ、メリープ、ドーミラーなどデッキのエンジンとなるたねポケモンもHP60のためベンチバリアのミュウ以外でもクイックシューターと組み合わせてヨガループを起動できる。

さらに現環境ではデデンネGX、クロバットV、ワタシラガVなどHP160-180のポケモンが多いことからキョダイレンゲキやしっぷうづき、クイックシューターと組み合わせてヨガループを起動できる。

さらにさらに、現環境ではHP310-340のVmaxが主流のためしっぷうづき、キョダイレンゲキなどの技2回とクイックシューターと組み合わせてヨガループを起動できる。

つまりヨガループは基本起動できる。1試合に2回3回も夢じゃない。

また、ヨガループだけに目が行きがちだがこのカードの強いところはそれだけではない。

まずヨガループの他にもう一つ兼ね備えている技、スマッシュアッパー。ヨガループ後に1エネ手張りで発動できる3エネ100点。闘タイプなのでデデンネを一撃で倒せる。ヨガループでミュウを倒してエクストラターンに増えたサポート権を使ってボスを使い、裏のデデンネをこの技で倒すとサイドが計3枚取れる。

さらになぜかこの技は弱点は計算しても抵抗力を計算しないのでこくばV-Vmaxに対する有効札にもならなくもない。(おまけ程度)

長々と語ってきたがまだもう一つ、このカードの逃げるのに必要なエネルギーはわずかに2。これがどう言うことかと言うとヨガループを打ったらみずのとう無しでもそのエネルギーを切ってそのまま逃げてしっぷうづき、キョダイレンゲキに繋がる。単純かつ明快に強い。

この最強カード、できればサイド落ちをケアするために2枚入れたいカードではあるもののやはり枠が足りない。

しぶしぶ、本当に苦渋の決断として妥協の1枚。

【ジラーチGX】1

ウーラオスの超弱点を補完するカード。こくば対面意識というよりは各種ミュウツー&ミュウGXを採用したデッキやれんげきカラマネロなどその他超タイプのカード対策。

ベンチが一面埋まる、GXなので体力が低くサイドを2枚取られるなど弱い面もあるものの不利になる要素を軽減して五分五分レベルにしてくれるいいカード。

とはいえピンポイントメタに近いので1枚。

【ミュウ(ベンチバリア)】1

ミラー対策カード。さりげなくゼラオラvやジュナイパーなど弾けるカードはれんげきウーラオス以外にも多い。とはいえヨガループのエサになるので後述の隠密フードとの併用が基本。

【クイックボール】4

いうまでもなく。たねポケモン命のデッキで4枚以外ありえない。

【しんかのおこう-レベルボール】4-2

このデッキ1番の諸説ポイント。

3-3じゃない理由はインテレオン、オクタンにアクセスしやすくするため。代償としてメッソンにアクセスする手段が減っているので好みという他にない。

オクタンを採用するなら4-2だと思っている。

【エネルギー転送】1

うらこうさくで持って来れるエネルギー、強い。

後述のメロンの使い勝手をほんの少しだけあげてくれる。

【ふつうのつりざお】1

保険、序盤に捨ててしまったポケモンやエネルギーを中盤以降に補充するためのカード。

【あなぬけのひも】2

単純な入れ替え手段以外に相手のバトル場の邪魔なVmaxを後ろに下げる役割も担う。

キョダイレンゲキで自由に相手のポケモンを攻撃できるウーラオスならでは。

今の環境序盤はメインアタッカー1枚で突っ張ることも少なくないので裏のシステムポケモンを狩ったり、準備中のVに打点を通して準備ができてないまま2枚取り、ないしは渋々のVmaxをさせて3枚どり、などの使い道があるため今回はポケモン入れ替えは不採用。

正直ポケモン入れ替えと併用して合計3枚にしたいがこれも枠が足りずに削ることとなった。

【ツールスクラッパー】1

生意気にも隠密フードや大きなお守りで守られているベンチバリアのミュウを倒すためのカード。現環境では必須

【やまびこホーン】1

このデッキのおしゃれポイントその2。

ヨガループを決めるために、そして決めた後に輝く1枚。

主な用途としては相手のトラッシュからHP60のポケモンを呼び出しクイックシューター2回からヨガループ。デデンネ、クロバットなどを呼び出しヨガループで増えたサポート権でボスを使ってスマッシュアッパー2枚取りなど器用な使い方ができる。

また、もう一つ大事な役割がある。それがザマゼンタVなどウーラオスがダメージを通しにくい相手が出てきた際にサイドを取るためのポケモンを呼び出す役割。大抵ルカリオ&メルメタルGXと一緒に採用されているのでベンチに出ていれば3-3

出ていなくても呼び出してそこから3枚、あとは同じく採用されがちなザシアンを倒したり気合でザマゼンタを取り切ることで2-2プランを取るなどして勝ち筋を作ることができる。

2枚にして序盤に来た時に躊躇なく捨てたり一枚のVやGXを3回倒して2-2-2プランを取りやすくしたりしたかったが枠の都合上1枚。

【隠密フード】1

ミュウをクイックシューターから守るカード。

他にも自分のベンチのオクタンやダメージを負ったウーラオスなどをブラッキーVmaxのダークシグナルから守る役割もある。

【望遠スコープ】1

雑に強い一枚。キョダイレンゲキのV、GXに対する打点が伸びるのでクイックシューターの要求値が下がる。

また、貴重なこくばVmaxにワンチャン作れるカードであり、望遠スコープ込みのキョダイレンゲキ2回とクイックシューター2回でこくばVmax2枚を落とせれば勝てる。

【博士の研究】3

最強のドローサポート。7枚引ける。

が、今回は手札から捨てたくないカードが多い都合上3枚にとどめた。

【メロン】1

このデッキのおしゃれポイントその3。キョダイレンゲキを1ターンで作るためのカード。

水エネをトラッシュする必要があるため使用できないこともしばしば。過信は禁物。相手がトキワの森を貼ってくれるとちょっと打ちやすい。

水エネルギーは1枚しか入れていないので本当に保険程度。

【コルニの気合い】1

れんげきサーチで持って来れるドローサポート。保険。

【エリカのおもてなし】2

捨てたくないカードを手元に残しつつ大きく引けるドローサポート。うらこうさくで博士の研究と使い分けていきたい。

【ボスの指令】2

相手のベンチを呼び出すカード。

相手の攻撃してこなそうかつ逃げられなそうなポケモンでロックしたりキョダイレンゲキで弱点を突きたいときや逃げた相手ポケモンへの追いうち用。

クイックシューターとキョダイレンゲキもあるので2。

【頂きへの雪道】1

ザマゼンタVやジュラルドンVmaxなどへの対抗カードであり相手のV,GX系のデッキエンジンを止めることで試合を有利に進めるためのカード。みずの塔の方が重要なので1枚。

【みずの塔】2

使い勝手最高れんげきポケモンを逃すためのカード。

ふうせんのかわり。

ウーラオスのしっぷうづきサイクルのために必須。とはいえスタジアムの枠の都合上2枚。

うらこうさくのジメレオン、ミュウ、ジラーチには対応しないので注意

【れんげきエネルギー】4

必須、あらゆることに使う。クイックシューターのたきのぼり70にも使う。

【基本闘エネルギー-基本水エネルギー】3-1

しっぷうづき用の基本闘エネルギー。ジュラルドンVmaxに抗ったりキョダイレンゲキにれんげきエネルギーで足りない1エネを補充するために使う。

回していて3枚は欲しいと思ったので3。ストーン闘エネルギーと2-2にする選択肢もあったもののふつうのつりざおで山に戻せない、特殊エネルギーなのでジュラルドンVmaxに不利になりやすいなどの理由でストーン闘エネルギーは不採用。

水エネルギーはメロン用、枠がないので1枚。本当に保険程度。


EX)採用したかったけどしなかった・できなかったカード

【デデンネGX】

事故回避要因にはなるもののベンチが埋まるかつGXであるため負け筋になるので不採用

スタートポケモンになった時のダメージが果てしないのも要因の一つ

元々高い安定性もあるしクイックボールでデデンネ持ってくるぐらいならメッソンを持ってくればいいのではという判断。

【ナゲツケザル】

30点プラスは非常に魅惑的だったもののベンチを圧迫する、たねポケモンなのでスタートポケモンに出る可能性があるなどの理由で不採用

【うらこうさくインテレオン】

前述

【マリィ・リセットスタンプ】

相手の手札に干渉するカードを積みたかったものの枠の都合上断念。相手の妨害はキョダイレンゲキによる相手エンジンへの圧力に任せることにした。

【レスキューキャリー】

倒されたインテレオンからジメレオン、メッソンを拾うことで終盤の安定性をあげられる。がそんなことをしている余裕が現環境の終盤であるか怪しいのでも今回は不採用

【くろおび】

枠があったら間違いなく入れたかった。どんどん呼ぶのあとの隙だらけのメッソンが倒された後にウーラオス進化くろおびつけてれんげきエネルギーでキョダイレンゲキカウンターを決められるのはやはり強い。

その他でもキョダイレンゲキの要求が手張り一回になるのでかなり強いもののそれ以外で枠がいっぱいになってしまって泣く泣く外すこととなった。




【プレイング】

基本ムーブが器用な分これと言って決まった形があまりないので参考程度です

【初動編】

たねポケモンの優先度はメッソン>ウーラオス>2体目のメッソン≧テッポウオ>2体目のウーラオス

後攻の場合は相手の動き次第で2体目のウーラオスを優先。

先攻2ターン目の技の選択肢はどんどんよぶ、しっぷうづき、キョダイレンゲキ、ひゃくれつラッシュなので狙いに応じてエネルギーを手張りしていく。

れんげきエネルギーか基本エネルギーか選べる時は基本エネルギーから貼る。

【中盤編】

相手の動きに応じてだいぶムーブが変わるので一定のムーブはないもののクイックシューターを2枚立てることを意識。

大きなプランニングとしてウーラオスVmaxを2枚使う際には1枚をしっぷうづき-キョダイレンゲキで雑に使い捨てて2枚目を上手く使うか2枚で交互に入れ替わりダメージを分散しつつしっぷうづきをするかの二択。

3枚目のウーラオスはベンチが埋まるため基本的に負け筋なので出すべきではない。

相手のポケモン状況を見ながらどうやってサイドを取り切るかは早い段階から意識したい。

また、相手のミュウツー&ミュウGXのミラクルツインGXやモミ、マオ&スイレンなどの回復札にも注意を払いたい。

【終盤編】

相手次第としか言いようがない。大体ヨガループとクイックシューターを絡めて取り切る。

【総括】

めっちゃ強い山でした。結果は○○○○××○×の5-3の206位と完走もできずパッとしなかったものの5戦目はしょうもないプレミだったことを考えると実質完走してます。

こくばVmaxは8戦中1戦だけだったので順当と言った感じです。こくばに1負けするのは想定内で、それ以外にも運次第で負ける要素はあったのでどこかでもう1負けぐらいしても2負けに抑えられて7-2か8-1で予選は上がれるでしょう、という感じで考えていました。

初出場にしてはいいスコアだったと思うのでこの調子で牙を磨きつつ来年も頑張ります。

拙い文章ではありましたが最後までお読みいただきありがとうございました。








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