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【シーズン17ダブル最終69位】熊熊スイッチトリル

◇はじめに

みなさんこんにちは、ハッチと申します。今回は私がレギュレーションFにおいて使用し、ランクバトルS17で最終69位、最終レート1909を達成した構築について紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

使用構築

PJCSの予選でも使用

◇構築経緯

 自分は元々レギュEで晴れガチクレセ構築を使っていました。レギュFからはウネルミナモやタケルライコなど、晴れパに組み込んで強そうな新ポケモンが解禁されたこともあり、レギュF当初は引き続き晴れパを使っていたのですが、なかなか思うように勝てず他の構築を模索しておりました。

 そんな時、普段からよく観ているテルさんの動画でガチキリン構築が紹介されており、それを観た瞬間にビビっときました💡

参考にした構築

 すぐにレンタルして使ってみたところ、「これは強いぞ」となり、この構築をベースに自分好みにブラッシュアップしていこうと思いました。

 自分はトリックルームが好きなので、よりトリックルームを活かせる構築にしたいと思いガオガエンとモロバレルを採用。ウーラオスは原案では悪でしたが、ガオガエンの採用と水オーガポンが抜け水打点が欠けたため悪→水に変更。

◇個体解説

・ハバタクカミ

おくびょう・フェアリーテラス・ようせいのハネ

H:10n−1(元々いのちのたまを持たせていたため)
B:できるだけ固く。(ようきパオジアンのアイススピナー、A無振りウガツホムラのヒートスタンプなどは確定耐え)
C:特性発動時にCが上昇するように調整。
D:余り。
S:最速111族抜き(化身トルネロス、イッカネズミなど)

 役割はアタッカー。最初はCSぶっぱの眼鏡型やタスキ型なども試していたが、眼鏡だと技の打ち分けが出来ない点が窮屈に感じ、タスキだと火力不足だったため、最終的に「ようせいのハネ」に落ち着いた。

 レギュF環境においてはほぼ眼鏡型かSブースト型しかおらず、ブーストエナジーが発動しなかった場合相手の多くは眼鏡型だと思い込むので、意表を突いて技を打ち分けられたり「まもる」が使えるハバタクカミは立ち回りに幅を持たせることができて本当に強かった。

 この構築は晴れパが重めなので、主に対晴れパ要員として活躍してくれた。相手の晴れにタダ乗りして特性発動時にC上昇して火力をUPできる調整にしたのがすごく活きた。

・水ウーラオス

いじっぱり・水テラス・こだわりスカーフ

A:ぶっぱ。
D:余り。(おくびょう化身ランドロスの珠だいちを62.5%の確率で1発耐える)
S:スカーフ込みで最速テツノツツミ抜き。

 切り込み隊長でこの構築におけるメインアタッカーの一人。一番多い出し方はリキキリンと先発で並べて相手の選出や状況に合わせスカーフウーラオスでそのまま上から殴ったり、とんぼがえりで裏にスイッチしつつトリルを張ったりしていた。

 特に「てだすけ」で強化した水テラス水流連打の威力は凄まじく、それを上から防御不可でタスキやみがわりを貫通しながら叩き込めるのはハッキリ言ってぶっ壊れた性能をしていた。

・赫月ガチグマ

ひかえめ・ノーマルテラス・いのちのたま

H:10n−1(いのちのたまの反動ダメージ最少)
C:余り。
D:できるだけ固く(おくびょうハバタクカミの眼鏡テラスムンフォを最低乱数以外耐え)

 この構築におけるメインアタッカーの一人。その圧倒的なパワーで全てを蹂躙する破壊神。特性と専用技がとにかくぶっ壊れてる。

 当初はHC型で使っていたが、特殊耐久の脆さが気になったのでできるだけDに厚くした。その分Cは下がるがいのちのたまと一致テラスのおかげで充分な火力を確保できていたため火力不足を感じることはなかった。

・リキキリン

のんき・フェアリーテラス・メンタルハーブ

H:コノヨザルの命懸けを残りHP1で耐える。→その場合「がむしゃら」の威力を最大にできる。

B:バランス良く。

D:バランス良く。(Hに振りすぎるよりBとDに多めに振ったほうが総合的な耐久力が上がるので、かなりお気に入りの調整)

S:トリル下で味方の赫月ガチグマやガオガエンより先に行動できるよう個体値が28〜29の個体を厳選。これによりトリル下でリキキリンの「がむしゃら」で先に削った後でガチグマの「ハイパーボイス」で一掃するなどの動きがとれる。また非トリル下ではS無振りテツノカイナより先に行動できるため、上から「サイコノイズ」を撃ってガチグマやガオガエンに飛んでくるドレインパンチを封じることができる。我ながら天才的な調整だと思った。

 サポート兼トリル始動要員。この構築の要。持ち物は当初オボンの実を使っていたが、不意の「ちょうはつ」が本当に厄介だったため「メンタルハーブ」に変更。その分自力で回復できずすぐに削られてしまうのがネックだったが、それを逆手にとり「がむしゃら」を採用。毎試合必ず使う技ではなかったが、上手くハマった時は一瞬で試合をひっくり返すことができたので採用して正解だった。

 「サイコノイズ」もかなり強く、音技なのでみがわりを貫通できる上に相手の回復も封じることができ随所で活躍した。

・ガオガエン

いじっぱり・草テラス・とつげきチョッキ

H:A−1ウーラオスのインファイトを最低乱数以外耐え。
A:ぶっぱ。
D:おくびょう化身ランドロスの珠だいちをチョッキ込みで確定耐え。

 サポート兼アタッカー。火力と耐久を両立できるチョッキ型。この構築の裏エース。主な役割は「ねこだまし」でのトリル補助。「はたきおとす」での持ち物無効化。「とんぼがえり」でサイクルを回しながら優位盤面の形成。

 どんな構築に入れても活躍できる潤滑油のような存在。このポケモンを入れることで構築の質がぐんと上がる。

 レギュF環境ではAに努力値を振っていないサポート寄りの耐久型がほとんどだったため、Aに特化したアタッカー型のガオガエンは相手の意表を突くことができかなり刺さった。A特化のフレドラは耐久にそこまで振っていないハバタクカミであればワンパンすることができ、「てだすけ」で強化したフレドラなら耐久無振りの化身ランドロスやオーガポン、ガラルサンダーなどもワンパンできるのでかなり強かった。

・モロバレル

なまいき・水テラス・オボンの実

H:持ち物がオボンの実なので2n。

B:A無振りガオガエンのA−1フレドラをオボンの実込みで最低乱数以外2耐え。

D:C無振りトルネロスのこがらしあらしを高確率で2耐え。C188赫月ガチグマのノマテラ珠ハイボ高確率で2耐え。

S:最遅

 サポートの要。ガチキリン構築はモロバレルに弱いが、その弱点を解決するため「なやみのタネ」を採用。この技が本当に強かった。これにより眠りに怯える心配がなくなり、ガチキリンやモロバレルミラーでは負けなしに。味方を眠りから守るだけでなく相手に使い厄介な特性を無力化できるのも偉かった。(ブリジュラスのじきゅうりょく、ドータクンのふゆう、ガチグマのこんじょうなど)
 
 「いかりのこな」を抜くのは正直勇気がいる決断ではあったが、なくても相手が勝手に警戒して深読みしてくれるし、他の技の方が使う頻度が多く強かったため思い切って不採用にした。


◇選出

・基本選出(追い風、スタン、雨パ、イエカシラなどの場合)

先発:ウーラオス+リキキリン
後発:残り4体から2体を選出。

 最も安定感のある選出パターン。相手の先発を見れば裏の2匹も大体予想できるので、バトルが始まり相手の先発を見た時点でどういう試合運びをするかプランを決めて、それに沿って展開させていく。

 スカーフウーラオスを軸に攻めた方が良さそうなら、隣のリキキリンはトリルを張らずに「てだすけ」で火力支援。逆に初手からトリルを張る場合はウーラオスはとんぼがえりで裏のトリルアタッカーにスイッチする。

・寿司
先発:ガオガエン+リキキリン
後発:ガチグマ+モロバレル

 ガエンの猫騙しでサポートし初手からトリルを張る。モロバレルにクリアスモッグがあるので寿司への対処は比較的簡単。寿司の能力上昇をリセットしたり眠らせてる間にトリルターンが足りなくなることがほとんどなので、弱らせた寿司をあえてすぐには倒さず有利な盤面の間に2回目のトリルを張るようにする。

・晴れパ
先発:ガオガエン+ハバタクカミ
後発:ウーラオス+@1

 不利構築の一つ。晴れにタダ乗りできる2体を先発に出し、ハバタクカミをメインに攻めていく。

・雪パ(キュウコン+フリーザー)
先発:ハバタクカミ+ウーラオス
後発:ガオガエン+@1

 相手の先発がキュウコン+フリーザーだった場合は壁を張られる前にキュウコンを集中攻撃して倒す。その際フリーザーのフリドラでウーラオスが倒されるケースがあるため、テラスは隣のハバタクカミか裏のポケモンで切る。

・ホムラゲザン
先発:ハバタクカミ+ウーラオス
後発:ガオガエン+@1

 相手の先発がホムラゲザンだった場合、相手はウーラのインファを警戒して高確率でテラスを切るため、こちらは水流連打とムンフォをゲザン方向に集中して倒す。(相手が耐久にかなり振っている場合は耐えられることもあるので、どちらかにテラスを切り火力を上げるとより確実に倒せる)

・ディンラッシャ
先発:ウーラオス+ガチグマ
後発:ガオガエン+@1

 相手の先発がディンラッシャだった場合、相手は高確率でディンルーにテラスを切り攻撃を受けにくるため、こちらはインファとノマテラブラッドムーンをラッシャ方向に集中して倒す。

・その他、トリルミラー
相手の構築に合わせて臨機応変に選出。どんな構築でも相手にモロバレルが入っている場合はこちらもモロバレルを絶対選出。

◇成績

・シーズン15 最終135位
・シーズン16 最終126位
・シーズン17 最終69位
・PJCS2024予選 最高レート1703で敗退
・PJCS2024予選残念会 優勝🏆

裏本戦とも言える仲間大会で優勝

◇最後に

 お忙しい中最後までご覧いただきありがとうございました。

 予選突破こそ叶いませんでしたが、個人的にかなり自信のある構築でプレイヤーとしてもさらに成長できたルールだったので、今回初めて構築記事を作成しようと思いました。

 この記事が少しでも読んでくれた方の参考になれば幸いです。感想や質問などがあればお気軽にご連絡ください。

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