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2024.07.18 ノースクイーンカップ



単勝1番人気の馬が期待を裏切りがち

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、1番人気の馬は[0-0-1-4](3着内率20.0%)、2番人気から7番人気の馬は[5-5-4-16](3着内率46.7%)、8番人気以下の馬は[0-0-0-19](3着内率0.0%)となっています。極端な人気薄の馬は上位に食い込めていませんが、単勝1番人気の馬も過信禁物と見ておいた方が良いでしょう。

単勝人気順別成績(過去5年)

1番人気 0-0-1-4 0.0%-0.0%-20.0%
2番人気 2-1-1-1 40.0%-60.0%-80.0%
3番人気 2-0-0-3 40.0%-40.0%-40.0%
4番人気 0-2-1-2 0.0%-40.0%-60.0%
5番人気 1-1-0-3 20.0%-40.0%-40.0%

各馬の見解

1枠1番 メイドイットマム

桑村真明(牝4・川島雅人厩舎)
2歳時に門別競馬場でデビューし、JpnIII・エーデルワイス賞で5着。その後船橋競馬へ移籍すると、東京2歳優駿牝馬(大井競馬場)、桜花賞(浦和競馬場)、ロジータ記念(川崎競馬場)とSI重賞を3勝し、“NARグランプリ”で2年連続「最優秀牝馬」の座に輝いた。JpnIII・クイーン賞(船橋競馬場)6着の後に臨んだ再転入初戦の「JA門別馬舞米特別」(6月19日)は、ニシケンボブに早めに並ばれる形で4着。4カ月半ぶりの実戦を使われた今回は上積みが見込めるだけに、本領を発揮できそうだ。


2枠2番 ヴィヴィアンエイト

服部茂史(牝3・齊藤正弘厩舎)
2歳時にブロッサムC、続くラブミーチャン記念(笠松競馬場)を連勝。今年初戦のネクストスター北日本(4月18日)は牡馬相手、初の1,200mで2着と善戦し、続くフロイラインスプリント(5月16日)で重賞3勝目。再び距離を延ばしたフロイラインカップではポルラノーチェの決め手に屈したとはいえ、3着・コモリリーガルには8馬身差をつけていた。デビュー2戦目から6戦続けて重賞にトライし、馬券圏内を外さないという抜群の安定感が持ち味。初の1,800m、初の古馬相手でも、臆することはないだろう。


5枠5番 ティーズハクア

小野楓馬(牝5・山中尊徳厩舎)
2歳時に門別競馬場でデビューしており、当地ではおよそ2年9カ月ぶりのレースとなる。ここまで34戦して重賞タイトルこそ得ていないものの、一昨年のロジータ記念(川崎競馬場)でスピーディキックの2着、21年ブロッサムC・昨年のビューチフルドリーマーC(水沢競馬場)でそれぞれ3着に入るなど、牝馬限定重賞で善戦を続けてきた。今年4月のスプリングヒロインC(川崎競馬場)は2着だったが、サンオークレアに2馬身半差をつけて先着しており、この舞台でも能力は通用するはずだ。


7枠9番 ポルラノーチェ

落合玄太(牝3・田中淳司厩舎)
JRAでは3戦して未勝利と結果を残せなかったが、ホッカイドウ競馬へ移籍後に能力が開花。1,700mの2戦をいずれも1分50秒を切るタイムで快勝した後に臨んだヒダカソウCは、古馬の一線級を相手に2着。続くフロイラインC(6月18日)も、先に抜け出したヴィヴィアンエイトを力強く差し切って重賞初制覇を飾った。今回は年長馬との斤量差が縮まるとはいえ、古馬との力関係でも上位にいることは既に証明済み。移籍以来初めての1,800mを克服し、3歳女王が古馬、遠征馬を撃破するか注目される。


8枠12番 サンオークレア

石川倭(牝5・五十嵐冬樹厩舎)
JRA未勝利から3歳春に移籍し、のちに調教師として管理する五十嵐冬樹騎手(当時)を背に4勝。川崎では[7-2-2-1]とスタート直後に落馬するアクシデントを除けば全て馬券圏内の活躍を見せて、再転入初戦となったヒダカソウC(5月23日)では、直線で力強く差し切り、自身、そして管理する五十嵐師の両方にとって初めてのタイトルを獲得した。川崎の2,000m戦では6勝を挙げた実績があり、内回りから外回りへのコース替わり、1ハロンの距離延長は歓迎材料。重賞連勝で名実ともに“北の女王”を目指す。

※所属が北海道以外、かつ馬齢が5歳以下の馬は
2019年以降[2-1-2-4](3着内率55.6%)

【印】

◎①メイドイットマム 桑村真明
〇⑤ティーズハクア 小野楓馬
▲③ラブラブパイロ 西啓太
☆⑦サルサレイア 達城龍

【買い目】

馬連・ワイド ①-③⑤⑦(各3点)

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