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イラン産原油輸出解禁に前進。WTI原油価格は88ドル台に下落。

[ニュース元記事]

【ニュース内容要約】
・イラン核合意再建に向けて進展があった。
・合意再建に向けたイラク、アメリカ各国行動の具体的草案のまとめが詰め迎えている。
・草案にはイランの核開発縮小とその見返りとして、イランの原油輸出禁止の経済制裁解除、イラン海外預金の凍結解除などが盛り込まれている。
・現時点で各段階の具体的スケジュールは決まっていない。
・関係者によると「制裁解除の日、再履行の日」は合意から1-3ヶ月後と予想された。

【Must-see ニュースな理由】
イラン核合意再建のニュースに進展がありました。
現在経済制裁によりアメリカより禁じられている、イラン産原油の輸出解禁に近くニュースです。
イランは世界10位以内に入る産原国で、世界原油需給の改善が見込まれます。
当ニュースを受けてニューヨーク原油WTI価格は17日、88ドル台まで下落しています。
イラン産原油の輸出解禁はマーケットに大きな影響があると思われ、年内早い時期での原油価格の上昇終了というシナリオも可能性を増して来たと思います。

【現在の主な原油価格ファンダメンタルズまとめ】

[価格上昇となっている要因]
・2022年の原油需要はコロナ前水準に回復の見通し
・設備投資不足、人員不足によるOPEC+、その他主要産油国の増産目標未達
・第二位産油国サウジアラビアの増産拒否
・ウクライナ情勢によるロシア産原油の供給不安

[価格下落要因]
・OPEC+、その他主要産油国の増産目標達成、増産量増加
・景気減速による2022年原油需要の低下
・ウクライナ情勢の改善
・サウジアラビアの増産発表
・米イラン核合意再開によるイラン産原油の輸出解禁

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