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『性を生きる事に対する常態行動心理学的理由』

日本は古くから『家制度』の中で“ムラ社会主義的生活“を余儀なくさせられてきた歴史を持つ民族です。 部族間の争いはなくとも家同士の争いは多く、それ故に『ロミオとジュリエット』のような悲恋話には昔から事欠かない国でした。 階級制度が廃止され久しくなっても未だ、『家柄の違い』を理由に結婚を許されない男女は沢山存在しています。 そしてこの『家制度』は人間の尤も根本的存在価値である『性を生きる』事に対しても激しく制限を掛けています。 先に述べたように自由恋愛を禁止し、自由行動を禁止し、自由発言を禁止しました。 特に田舎に行けば行くほど『ムラ社会主義』はその色を濃くし、その結果『間違った同族主義』が『個人の自由』を奪い、『人として生きる』事を阻害していました。 学校や大人は『道徳』を説きながら実社会の中では『非道徳』が大手を振って歩いている時代が日本にも嘗て存在しました。 今も過疎地や限界集落ではこの思想は根強く残っています。 そんな中で『性を生きる』事は並大抵の苦労では有りません。 されど父も夫も息子もその根幹を成すのは男です。 母も妻も娘もその根幹を成すのは女です。 根幹である男や女が揺らげばその派生先の父も夫も息子も母も妻も娘も揺らぎます。 現代が抱えている問題の多くはこの『性を生きる』事を今も日本人が否定的に捉えている所に大きな問題があります。 されど否定は肯定の裏返しです。 それらを否定すればする程それらの存在は浮き彫りにされそれらの存在感を増す結果になります。 今の日本の性犯罪の最大原因がこの『性を生きる』事への社会的否定がその根底に有る事を政府も警察組織もそして教育関係者も失念されておられる。 正確に言えば目を背けていると言うべきでしょう。 されど其処から目を背け続ける限り性犯罪は複雑化、深刻化していく事は自明の理。 そして目を背ける事でその陰で泣く女性や男性がいる事を失念されるべきではありません。 泣いているのは女性だけではありません。 その女性の後ろでもっと多くの男性も泣いているのです。 何故なら女性も男性もどちらの存在無くしてどちらの存在もないからです。 女性が泣けばその後ろで男性も泣いている事を忘れないで下さい。 私はこれからも多くの『性を生きる』事を阻害されてきた方々の『心』を解放しその強さを周囲に見せつける事でその正しさを示し社会を変えていく御手伝いをしていく所存。

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