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『仕事消失症候群に対する傾向と対策』

昨今芸能界でも自殺者が急増。

その一番の原因は今はコロナ禍による自殺欲求だが、
高齢による或いは病気による芸能活動の休止、
及び引退が挙げられる。

昔は貧しい生活から脱却する為に
芸能界入りする芸能人が日本は迚多かった。
江戸時代に於ける奉公的位置付けと当時の人は語る。

だが今の芸能界は少し趣を異にする。
その多くはidentityの確立である。

多くの人が騙されている事実がある。
例えば芸能人の素人時代の
写真公開の場面で
必ず今の芸能人のアップが
あった後に昔のお写真が出る。

これは違いを明確にする事が目的ではない。
寧ろ逆の意味がある。

今の芸能人のアップを映す事
により脳は瞬間的に今の芸能人の
お顔を記憶する。

これが瞬間記憶の
成せる技である。

昔のお写真が出てきた時に
脳は勝手に自動補正を掛ける。

すると今のお写真と
昔のお写真に違和感を感じなくなる。

例えば今の芸能人のお顔を見ずに
昔のお写真だけを見せられたら
多くの人が誰かを認識できない筈である。

それは見られ方の差が原因である。

人間の三大欲求は食べる寝る出す
だがこれは生物学的な欲求が主である。

だが極めて生態学的な欲求が
その裏には隠されている。

それは認知欲求である。

財力、知力、魅力、腕力等
人間の持つ凡そ力と名の付く物の
全てはこの認知欲求に帰結される。

つまり人から認められたいと言う欲求である。

人から認められればそれが刺激となり
細胞活性がなり自らを成長維持させる事が出来る。

人から認められれば
人から守って貰える。

人から認められれば
認められる程
人は生き永らえる生存可能率が高まる。

故に人は他の生物にはない
認知欲求を持つ。

今の芸能人の多くは
この認知欲求によって
芸能界入りする人が殆ど。

その裏にあるのは閉鎖的空間の中で
感じる異質性排除欲求である。

芸能界入りする人間の多くは
何処か人と異なる部分を多く持つ。

姿形は勿論、性質的にも異質性を
多く持っている。

それは田舎では排除対象となる。
つまり目立つ事は嫌われる要因となる。
だが芸能界は目立つ事が認められる世界。

故にそう言う人の多くは芸能界に
己の生きる場所を求める。

だがそれも仕事があってこその話である。

芸能界は子供の遊び場ではない。
芸能界は老人の集会所ではない。

芸能界は芸でお金を儲ける場所である。
だが高齢や病気により芸をできなくなる。

或いは時代の推移により芸が飽きられる。
すると彼ら彼女らは芸能界には居られない。

だが芸能界でしか生きられなくなった
彼ら彼女らは生きる場所を失い自ら命を絶つ。

これが昨今の芸能人自殺の真相である。
幼少期から芸能界入りして
いる人にこの傾向が強い。

極貧生活を送った素人時代を
送った経験をもつ芸能人にこの傾向は強い。

最近10代の内に芸能界で荒稼ぎした後に
20歳を過ぎて引退する人も増えてきた。

賢択だと私は考える。

そう言う人の多くは芸を持たず
事務所の力だけで御仕事を
貰っているので飽きられやすい。

グループを抜けた途端
相手にされなくなる。

そうなる前に辞める判断は
己自身の生命維持には迚も適した判断。

今の中高年芸能人にも彼ら彼女らの
強かさを学んで欲しいと思う。

彼ら彼女らの考えは
見方によっては汚い。

だが綺麗事だけで
世の中は生きられない。

まして芸能界という閉鎖的空間では。

自らの芸の限界を加齢や体調や
流行に感じている人は
まず自殺を考える前に
生きる事を考えて欲しい。

芸能界で浴びた脚光は
浴び無いかも知れない。

芸能界で稼いだ金は
稼げないかもしれない。

然れどまだ生きているだけ
儲け物だと思わねばならないと。

私の元にも芸能界に長く身を起き
然れど様々な理由で芸能界に
居られなくなった人が来訪される。

私はその方々に芸能界で得た
人脈やskillを違う方面で活かし
財を成し知名度を新たに得る方法を伝授し
自殺願望を無くさせている。

心理職の仕事は生かす事。

私はこれからも人を生かす事で
社会貢献をしたいと考えている。 

サポート頂いた方の思いを私なりに形にし世界へ発信していきたいと考えています。人は思いによって生かされている事を世界へ発進する為の資金に使わせて頂きます。