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『日本の正常値が正常値ではない根拠』

我が元には所謂病院の各科から
回されてきた方々が迚も多く来訪される。

私の専門は精神心理学だが
我が門を潜る方の多くは
他科から異常だと言われ
其が元でお心を患われ
我が門を叩いた方々である。

そして我が門を去る頃には
皆さん破顔一笑で門を
去って行かれる。

生憎私は何も
処方箋を出してはいない。

唯一処方箋をだしている物は
『言葉の処方箋』位の物。

最近は医療系バラエティ番組が
隆盛を極め医学本も多く出版され
売れ行きを伸ばしている。

だが中にはとんでもない詭弁も多い。
俗に言う『正常値』もその一つ。

成人男性や成人女性と言う括りで
『正常値』を作り外れると病を疑う。

この事に殆どの方は疑問を抱かない。
だが私はこの『正常値』に疑問を抱く。

抑、『正常値』の定義が曖昧。
通常サンプリング対象の中間を
『正常値』とされるが抑サンプリング自体に
大きな問題がある。

生活習慣によって『正常値』の値は変わる。
病人と健常者では『正常値』の値は変わる。
居住地が変われば『正常値』の値は変わる。

それら全て一括りにするのは乱暴に過ぎる。

10年前と今と比べても『正常値』は違う。
医学は日進月歩秒進分歩だが正常値は不変。

此はおかしな話である。

私は我が元に訪れる同胞に
一ヶ月間データを取るよう指示。

そして具に体調を精査し
個別正常値を算出。

その正常値に基づき
健康指導を差し上げる。

すると不思議な事に
他の数値も安定する。

実は正常値は二種類ある。
『一般正常値』と『個別正常値』。

『一般正常値』の方は
病院やテレビ雑誌等で
取り扱われている正常値。

この正常値は体に負担や
異常が見られる直前の値。

だが『個体抵抗値』を見過ごしている。

同じ環境で生活を送っても
病気になる人とならぬ人がいるのは何故?

それはこの『個体抵抗値』が違うから。

同じ食事を摂取しても消化吸収率は皆違う。
消化吸収率が違えば栄養運搬率や反映率は
変わってくる。

肥満体の人と痩身の人の違いと
言えば解り易いかと思われる。

つまり生活環境により
『正常値』は可変的であるべき。

私は先ずその人の生活環境を具に観察し、
必要栄養素や代謝率や運搬率を計算し
『個体抵抗値』を割り出す。

そしてその人其々に『正常値』を
設定し越えないようご指導。

すると大抵病院で出される
『正常値』とは大きく異なるが
それで健康を害したという話は
報告がなされていない。

欧米とアジアでは食生活も住環境も違う。
それが違えば正常値も違って当然である。

国内に絞っても南国と北国では
必要栄養素や栄養運搬率及び栄養反映率は
異なってくる。

そうなれば当然正常値も変わって然るべき。

私は守る医療ではなく
攻める医療で様々な病と
今まで戦ってきたしこれからも戦う。

それが一医療従事者の使命と心得ている。

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