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『日米英雄比較論』

我々の頃はアメコミ全盛期でスーパーマンを始めとする多くのアメコミがJapan Customizeされて輸入されていた時代でした。 Japan Customizeされたアメコミヒーローは全て『勧善懲悪』主義に内容を作り替えられていました。 されど原作は真逆。 善も悪も紙一重であり善には善の、悪には悪の生きる理由が明確化されていました。 日本のドラマ、取り分け時代劇とハリウッドを始めとするアメリカ娯楽産業の違いが此処に有ります。 日本人は性善説を好みますがアメリカは性悪説を唱える人が多い。 それが日米のボランタリースピリットにも現れています。 どちらかと言えば日本のボランティアはそれを受ける側からすると、上から目線にみえると言われます。 されど海外協力隊の人達は同じ目線だと言う人が多い。 これはnationalismの違いがとても大きいと思います。 日本は島国且つ単一民族且つ家制度の国家なので家単位の個々の繋がりはとても強いですが規模が大きくなるとその結束は弱くなる傾向にありそれが余所者排除のメンタリズムを生んでいます。 翻り米国は多民族国家であり民族同士の結束はとても固い。 其れはそうしなければ他民族に勝てない、つまり生き残れないからです。 更には五感情報がこれに拍車を掛けます。 日本は国土が狭く四方を海に囲まれ山々が連立しているので閉塞感が強い民族性を持っています。 翻り米国は国土が広く視界が広いので開放感が強い民族性を持っています。 その傾向は都会に行けば行く程顕著に現れます。 それが日本における英雄像にも多大なる影響を与えています。 鎖国以後日本は海外との貿易も栄え先進国の一翼を担う迄に成長しました。 されど日本人の国民性はまだまだ立ち後れて居ます。 本当の意味での先進国となる為には精神遅滞国ではなく精神先進国となる必要があります。 その為に必要な事は自己の多面性を知る事です。 一つの事に固執せず広い視野を持つ事です。 これからの日本に必要なのはこの多面性及び多角的視野だと信じます。

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