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『音楽家の音の選択幅が狭まる根拠』


音の経験値が増えれば
増えるほど幅は狭くなります。

例えば美食に例えれば
解りやすいと思いますが
食べ始めは全ての物が
初めて食べる料理なので
全てを美味しく頂戴できます。

されど経年により経験値を積み
其処に嗜好性が加わると
食べたい幅が明確化されます。

経験値が増えれば増えるほど
その幅は狭まりその分味覚に
対する舌の感覚は鋭敏となり
美味と美味でない物が明確化されます。

音楽も同じです。

音の一音一音を聞き分けられない時は
音全体に興味がいくので好悪は判然とせず。

然し音の一音一音を聞き分けられるようになり
音の質が解ってくると己の嗜好性と合間って
本当に良い音のみを選択するようになります。

これは音に拘り音を
生業とされる方ならば至極当然の事であり、
真に音楽を、音を愛される方ならば
誰もが陥るジレンマだと認識します。

それが音人たる証とも言える。

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