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『天災に於ける多義的災害対策』

気象庁は落雷、突風、河川の増水や土砂崩れ、家屋の倒壊等凡る警戒情報を発令し喚起に努めています。 されど実際災害の怖さは別の所にも隠されています。 例えば雷。 多くの方が落雷による感電を恐れておられますが、案外馬鹿に出来ないのが雷鳴です。 音と言うのは音波、つまり波。 解りやすく言えば音波動、振動です。 雷が光り雷鳴が轟く。 多くの人は光りは怖いけれど雷鳴は怖くないと言います。 されど私は幼少期寧ろ稲光より雷鳴が怖かった。 それは窓を揺らす振動が怖かったのです。 一時的なとても激しい雷鳴は音波となり窓を揺らし家屋を振動させます。 此れは地震と同じ被害を与えかねない恐れがあります。 しかもその瞬間衝撃度は地震を凌駕する場合も有ります。 皆さん雷の光にばかり目が行ってますが雷鳴にも十分注意して下さい。 次に雨。 これも主に浸水や崖崩れ鉄砲水に目が向きますが怖いのは水圧。 『雨垂れ石を穿つ』という言葉もあります。 長い年月を掛ければ雨垂れでさえ石を穿つ。 まして一時的な豪雨に見舞われた場合の水圧はコンクリート壁すら穴を開ける力を持ちます。 実際激しい雨の影響で我が家はコンクリート屋根に穴が開き天井を伝って雨が浸水し浸水被害に数年前遭いました。 水圧により体に負荷を掛けられ動けなくなる人も居ます。 激しい水圧を体に受けると一時的に体の自由は奪われます。 それにより体温の急激な低下を招きそれが死に至る場合も有ります。 次に突風。 これも多くは風圧の方に目が向きますが同時に視界を奪われ体の自由を奪われ、体温の急激な低下を招く恐れがある事を失念すべきではありません。 更に風圧により脳にダメージを受けます。 このdamageは軽微な為に見過ごされ易いのですが後に後遺症として出てくる危険性があります。 勿論前述の水圧による脳のdamageも同様です。 最悪の場合、急性硬膜下血腫を患う危険性も否定できません。 此れは勿論レアケースですが体の不自由な方、小児の方、お年寄り等に罹患する危険性があります。 気象庁発表の警戒情報だけでなくそれらの警戒も怠らず台風一過を待ちましょう。 

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