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『過程の否定は存在否定である常態行動心理学的根拠』

我が元には様々な人が悩みを抱えて来訪される。 その悩みに対して多角的視野を持ち多角的分析をして、それまでその人が持った事がない視点や視野をお与えし新たな問題解決の糸口を指し示すのが我々の仕事である。 生物は外界からの様々な刺激により細胞を分派分裂進化させ生き永らえている。 我々はその細胞に対する様々な刺激をお与えし長期に渡る膠着状態を打開するのが御仕事である。 当然の事ながら当初の目的は達成し次なる目標へと同胞を導く事に繋げるのだが人間の欲望には限りなく更なる強い刺激を求めるようになる。 つまりもっと大きな結果を求めるようになる。 大きな結果を求めるならば大きな変化が必要なのは当然だがその頃になるとtherapist依存を起こし己の努力を怠りその成果をtherapistに求める者も出てくる。 当然の事ながら当事者の努力なく当事者の求める結果を出せる筈もなく求められた結果は当事者の望まぬ物となる場合も少なくない。 それを己の努力不足として或いはその方向性の間違いだと気づき継続して努力を続ける者は全て己の望み以上の結果を出している。 だが己の努力不足とせず、己の方向性の定め方の間違いだと気づかずそれまでやって来た事を全て否定し志し半ばで頓挫しTherapyを中断する者もいる。 その中にはそれまでの己の努力全てを否定する者もいる。 それまでの己の努力全てを放棄しようとする者もいる。 だがそれは大きな間違いである。 それがもしも間違いであるならば継続が叶う筈もない。 もしもそれが間違いであるならば結果を伴う筈もない。 継続が叶い、結果を伴っている時点でそれまでの己の努力は無駄ではない。 後少しの我慢でそれらは手に入る物である。 だが人はその後少しの我慢が中々叶わず志し半ばで頓挫しTherapyを放棄する者もいる。 勿論留意に努めるが我が願いを聞き届けず我が門を去る者も残念ながら存在する。 それまでの己の努力の否定はそれまでの己の存在に対する否定でありそれは生きてきた過程の否定である。 己の存在を否定する者に結果が出せる筈もない。 結果とは己を信じる事でしか出せる物ではないからである。 我々の仕事は結果を出す事ではなく結果を出す自分を作る事である。 我々はあくまで伴奏者であり最後にゴールテープを切るのは同胞自身である。 どうかその事を忘れず己の努力の全てを否定しないで欲しい。 己の努力の全てを否定する事は己の存在自体の否定である事を忘れないで欲しい。 そう強く願います。 我々は一人でも多くの方々の存在肯定をこれからも成して行きたいと願っている。

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