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『幼児の反復行動に視るサディズムの常態行動心理学的解釈』

例えば子供はとても好奇心が旺盛で解らない事があると何でも質問したがる。 何で?何で?と繰り返し大人に質問攻撃を繰り返してくる。 これを子供故の純粋さと取る向きがあるが実は常態行動心理学的には少し違う。 確かにそれもある。 だが表があれば裏もある。 子供には子供の世界にしかない物も存在する。 それは子供の頃には顕著に出ているが大人になるにつれてそれらを隠すように教育されていく物である。 それは『サディズム』である。 子供は何度も何度も繰り返し質問し大人を困らせる。 実は子供にとってこの大人を困らせるという行為こそが真の目的である。 例えば地面を横断中の蟻を踏み潰す。 例えば蛙の腹を膨らませ破裂させる。 大人であるならばやらないであろう残虐行為も子供なら躊躇無く行える。 其は経験値の有無が大きな原因。 経験値が無いから恐れがない。 経験値が無いから躊躇がない。 経験値があれば恐れを知る。 経験値があれば躊躇をする。 其は生物学的な生存本能がなせる業。 大人と比べて力も経験も知識もない。 大人に勝てる唯一の方法は質問のみ。 そうやって大人を打ち負かしそれを血肉として学習し成長していくのである。 子供の質問攻撃はサディズムと生存本能が為せる業なのである。 子供だからと侮るなかれ。 経験や恐れがない分子供は怖い。 この世で尤も怖いのは無知と無経験。 裏を返せば知識と経験は人を守りに入らせる物となりうる。 それをしない為には常、知を経験を求め続ける事である。 それを求め続ける限り大人でも子供の質問攻撃に抗することが出来ます。

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