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『表現療法の新たな潮流』

心理学における表現療法の代表格と言えば『箱庭療法』が尤もポピュラーであろう。 私はそれを更に改良し『ジオラマ療法』を考案した迄は前回お話を差し上げてます。 しかし、表現療法は他にも沢山有ります。 最近では『毒吐き療法』が結構評判を得ています。 これは携帯動画機能を使うもので自らの心の安定を阻害する相手を対象としそれが目の前に要るように意識して毒を吐く。 その事で毒を吐く相手の何処に自分が不満を持っているかを知る事が出来ます。 そして何故不満を持っているかも解ります。 更には不満の所在が解ればその改善方法も見つける事が出来ます。 されどこの療法も諸刃の剣です。 怖いのは常態化。 常毒を吐く事をしていると毒を吐く事が常態化され顔が険しくなります。 元々柔和な方にはある程度顔を締めた方が相手に威圧感を与える為に必要ですがそれも限度を超えると威圧感を与えてはいけない人にまで威圧感を与える結果となりそれは逆効果。 そのバランスを保つ為に別のベクトルを向く表現療法とsetにして行う事でバランスを保っています。 人間にとってバランスは何より大事。 されど現代は中々そのバランスを保つ事が難しい状況に有ります。 何故ならバランスを保つ前に先ず自らの中庸を知らねばならぬからです。 中庸を知らねば両極をきめられません。 しかもその中庸は日々刻々と変化をしていて流動的であり安定を欠いています。 大事なのはその安定を欠いている事を理解しその中で中庸を見つける事です。 その為に必要なのは自己の持つ多面性を知る事。 自己の持つ多面性を知る事が出来れば中庸が動いても自分自身のバランスを保ちやすくなります。 本当に自分を安定させたいと願うならば先ず自己の多面性を知る事が大切だと考えます。 

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