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『被害妄想に至る常態行動心理学的理由』

被害妄想と言うと誰かにつけられているとか、誰かに盗聴されてるとか、誰かに見られているとか、或いは誰かが自分の悪口を言ってるとか兎に角自分自身が常、被害者であるという被害者意識が消えない心の病です。 これが生じてくると視線恐怖症や対人恐怖症やその他様々な精神疾患を併発しやすくなります。 では何故『被害妄想』が起こるのでしょうか? それは『自意識過剰』が原因の一つです。 『被害妄想』と『自意識過剰』一見すると双極的関係にあるように見えますが双極的関係であるという事は裏を返せば端と端は繋がっているとも言えます。 そしてその両方に共通している事は『生物学的生存本能』です。 自分に自信を持てない人間は守りに入ります。 守りに入ると攻撃を避ける意味で五感情報入手率が上がります。 すると人が自分の方向に視線を向けただけでも『自分を見た』となります。 これが『自意識過剰』。 そしてその自分を見た理由が『自分に何らかの被害を与えようとしている』と思うのが『被害妄想』。 つまり『自意識過剰』が先に来てそれから『被害妄想』に至ります。 多くは転居や環境の劇的変化により得られる五感情報が以前と著しく異なる為に脳が誤動作を起こしその為の自己防衛本能から五感情報入手率が上がり『自意識過剰』となり現状における不安感が『被害妄想』を生みます。 されどこれは転居先から元の場所に戻っても中々直ぐに改善はされません。 それは『転居先』で得た五感情報を肯定している事が原因です。 転居先に長くいると転居先の五感情報に脳が順応してきます。 されど不安感はそう簡単には消えません。 だから元の場所に戻る。 又、五感情報が以前得た物と異なるので緊張する。 此の悪循環で症状がどんどん悪化していきます。 改善方法は『自己の確立』です。 『不動なる自分』を作ればどんな場所に移動しても心は不動のままです。 そして『不動なる自分』を作る為には『自己の多面性』を知る事です。 私はその『自己の多面性』をお示しする事で多くの『被害妄想系精神疾患』を治してきました。 これからも尽力していきたいと思っています。 

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