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『空間的多重構造における精神に及ぼす常態行動心理学的影響』

人間の視点は外視点と内視点とに大別される。
例えば地方を見る時、外視点では県で見るが
内視点では市で見る。

つまり県外人は他県を県民単位で見るが
県内人は市町村単位で見る。

そうすると外視点と内視点の見られ方が違う。

例えば以前小倉で殺傷事件が起こり
近県である我々は恐怖を感じた。

だが福岡県民にとっては
小倉の治安は悪い方ではなく寧ろ良い方だという。

寧ろ筑豊地方の方が悪いという。
実際筑豊に住む大学時代の後輩も同様に言っていた。

例えば京都人は嫋やかと言われているが
京都府人に言わせると京都市人と
京都市以外の町の人間との間に
かなりの温度差があると言われる。

山口出身のあるタクシー運転手は
京都に移り住んでかなりの年月が経過したが
未だ余所者扱いを受けるという。

実はこの温度差が精神に
与える影響は決して少なくない。

内部の人間から見られる自分と
外部の人間から見られる自分は
かなり開きがある。

一般的には内部の人間の方が
よく自分を見ていると
思われがちだが実は逆。

毎日見続けている為、変化には疎い。

翻り外部は断片的情報しか得ていない分、
変化に対して敏感に反応する。

故に内部の人間が気づかない
小さな変化にも迚よく目がつく。

更に内部は利害関係があるので
場の安定性を重視し口を噤むが
外部は利害関係がなく口を噤まない。

それ故に当事者はどちらを
信じるべきかとても悩む。

これがより心の安定を阻害し
結果的に心を病む原因となる。

この空間的多重構造における
精神モデルは気候風土が大きく関与している。

寒冷地帯は我慢強く熱帯地域は開放的。
これは気温差が原因である。

それが地方色を産み出している。
昨今の自然環境破壊による
異常気象はこの気候風土における
精神形成と維持にかなり悪影響を与えている。

最近の犯罪の異常性、複雑性の裏側には
実はこういう事が関与している。

犯罪心理学も我が常態行動心理学の範疇であり
私はこのような独自視点で犯罪心理を紐解いている。

すると今まで見えてこなかった
犯罪心理や犯人像が浮かび上がってくる。

そしてこれは心理疾患改善の一助ともなる。

これからも私は独自路線での
心理分析を続け様々な心の問題解決に
寄与したいと考えている。

サポート頂いた方の思いを私なりに形にし世界へ発信していきたいと考えています。人は思いによって生かされている事を世界へ発進する為の資金に使わせて頂きます。