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『認知症に対する常態行動心理学的approach』

先ず『認知症』について考察してみましょう。 昔は『痴ほう症』と呼ばれてましたが『痴呆』という言葉が差別的だという理由から『認知症』という言葉に言い換えられました。 私は名前が変わった経緯に関しては承服出来かねますが名前が変わった事自体には敬意を評したいと思います。 何故ならば『認知症』はその言葉が示す通り、『認知する事に対する障害』であり、所謂『記憶障害』ではないからです。 勿論『痴呆』でもありません。 『記憶』には『瞬間記憶』と『定着記憶』の二種類があります。 『瞬間記憶』とは五感で感じた物を『認知』する為に必要な記憶です。 翻り『定着記憶』はその『認知した記憶』を『定着』させる為の『記憶』です。 上記説明を読んで賢明な方は既にお判りでしょうが『認知症』とはこの『認知記憶』の『障害』の事を指します。 故に昔の事はとてもよく覚えていても朝食べた食事や毎日顔を見る人の記憶は薄れてしまいます。 それを回避させるには兎に角『記憶を定着させる事』です。 私は兎に角『記録に残す』事を進めています。 しかも認知症を患った本人の直筆或いは直の行動においてです。 例えば食べた時間と食べた物を食べた本人に書かせておく。 忘れてもそれを見れば自分が書いた物だから納得せざるを得ない。 或いは食べた様子をカメラに収めるのも有効手段の一つです。 兎に角『記憶を定着させる』事が大事です。 『認知症』には『若年性』とそれ以外に大別されます。 この『若年性』という言葉に日本人の多くは騙されます。 『認知症』を患う年齢でもっとも多いのが60代以上です。 即ちそれより下の年齢は全て『若年性認知症』と診断されます。 私は50代だから若年ではないから認知症ではないは通用しません。 更に『激しい怒りや苛立ちが長期間続いたら認知症の初期症状』だと一般的には言われています。 これは実は極めて生物学的生命が出来ます。 『認知症』を患うと記憶が曖昧となります。 すると不安に駆られます。 不安に駆られると精神が不安定になります。 人間は恒温動物故に安定を強く求めます。 逆を言えば不安定を嫌うのでその状態が長く続くと心の安定を失います。 それを失うと生物学的生存欲求が湧いてきて回りの人間を排除の方向に進ませます。 これが認知症になるとキレやすくなる理由の一つです。 逆を言えばキレる事が出来る自分を認識出来れば認知症の進行を遅らせる事も出来ます。 多面的存在の自己をお教えする事により心の逃げ場を作ります。 心の逃げ場が出来ると精神は安定します。 精神が安定すると苛々が減ります。 苛々が減るとキレにくくなります。 キレにくくなると徐々に認知症状も軽くなります。 例えば認知症でなくても加齢による記憶力減退は誰にでも起こりうる事です。 又、神経過敏になっても一時的に記憶領域にブロックが掛かる事もあります。 不安神経症と認知症は明らかに別物ですが中には金儲け主義に走りそれらを混同させ暴利を貪る守銭奴も居ます。 これは立派な詐欺罪です。 我々は同胞の弱味につけこみ暴利を貪る輩を白日の元に晒し法的罰則と社会的地位抹殺を計り二度とこのような人間が世にでないようにしています。 と、同時に認知症を患う方々に上記方法にて進行を遅らせる努力をして居ます。 認知症は死の宣告ではありません。 それを死の宣告の如くに扱うマスコミや報道のあり方に激しい憤りを覚えます。 我々はこれからもそういう輩を排除し認知症に対する正しい理解をお与えするべく尽力していきます。

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