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『戦争を知らない子供達が戦争を知る大人よりも戦争を知っている常態行動心理学的根拠♪』

戦争体験最後の語り部が戦争未体験の次世代の語り部育成に取り組んでいるという記事を少し前に読んだ。 時代の推移により戦争体験者の生の声を聞く機会が徐々に失われていく事は痛恨の極みである。 だがそれと戦争の悲惨さを訴える事は又、別の話である。 大変皮肉な話だが戦争を知る大人よりも戦争を知らない子供の方がより戦争をリアルに語れる時がある。 それは五感情報の入手量と危機意識の違いである。 戦時中は戦闘機が遥か頭上を飛び、銃声や人の叫び声等がリアルに感じられる。 故に戦争が起こっている事を何処に居てもリアルに感じられる。 その分人間の五感は情報を集中して集める必要がない。 翻り先の広島の大水害を始めとする天変地異や東日本大震災時の原発事故のような人災は突発的に発生し、それらを防ぐ術を現代人は持たない。 なれば五感を鋭敏にしそれらを事前に回避するしか方法がない。 昔は言論統制を初めとする情報統制が敷かれ政府にとって不都合な情報は遮蔽され国民へは知らされなかった。 翻り現代は情報社会となり政府が幾ら情報統制や規制をかけても何処からでも情報は入手可能であり昔のようなごまかしが聞かなくなった。 その分危機意識は高くなり危機回避能力は高くなった。 実際に体験せずとも連日テレビで流される他国のリアルな戦争映像は実体験以上の情報を我々に提供してくれている。 既に戦後60年以上が過ぎて戦争という言葉が遠くに遠ざかっても尚、人間は争いから逃れる事はできない。 それは生物が生存していく上で欠くことが出来ない成長過程の一つだからである。 危機意識を持つからこそ細胞は刺激され分派分裂成長し生物は生き永らえている。 刺激がなければ生物は細胞を活性化できず細胞は死滅し死に至る。 本当の平和とは己の心の中にある。 本当の争いは己の心の中にある。 其を自覚する事が本当の意味の平和だと私は考える。 これからも私は私が考える平和を多くの方々に唱えていきたいと考えている。 

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