『平均寿命と世代交代の常態行動生物心理学的考察』

皆さんはご存じだろうか? 日本人の平均寿命は縄文時代と比べて数十倍に延びている事を? 更にご存じだろうか? 世代交代率が江戸時代よりも遥かに落ちている事を? 生物学的には平均寿命が伸びると子孫繁栄率は落ちます。 例えば戦国時代日本人の平均寿命は50年だった。 織田信長の辞世の句にも人生僅か50年と有ります。 この当時は世代交代が頻繁に行われその度に細胞は活性化され進化してきました。 それが今の日本の礎を築いたといっても過言ではありません。 徳川幕府が倒れた本当の理由をご存じですか? 徳川幕府が倒れた本当の理由は余りに泰平の世が続き細胞学的に世代交代率が低下した事に有ります。 戦国時代は生存可能率が低い為に子孫を残す事を第一義としてきました。 されど江戸時代後期となり、生存可能率が上がると今度は子孫を残す事よりも己の寿命を伸ばす事に終始する事となります。 事実徳川家康は人体実験を繰り返し不老不死の妙薬作りに躍起になっていたと記されています。 現代に話を移します。 先進国は長寿国であるというのが最近の常識となりつつあります。 それはエネルギー消費に関係があります。 エネルギー消費率が高くなればなるほど人は負担が減りその分寿命を伸ばす事が出来ます。 日本政府が国民の反対を押しきって原発推進をしている真の理由が此処に有ります。 膨大なエネルギー消費は長寿に欠くべからざる物だと言えます。 されど表があれば裏もある。 先程も述べました通り、長寿になればなるほど子孫繁栄率は低下します。 つまり次世代にエネルギーを残せないので次世代は短命となる結果となります。 実はこれが自然のサイクルになっています。 短命になれば子孫を残します。 それを繰り返せば長寿となる。 長寿となると子孫繁栄率は落ちる。 そして又、短命となる。 まさに人類の歴史はこの繰り返しです。 されど残念ながら天然資源は違います。 これまではそれで何とかなってきました。 されど食い潰してきた天然資源は戻らない。 天然資源は今、どんどん枯渇傾向に在る。 第三のエネルギー開発も大事です。 されど天然資源を産み出す努力は更に大事。 人は自然のサイクルの中で生死を繰り返す。 天然資源の枯渇はそのサイクルの停止です。 人工的に作られた物には限りがあります。 それは作り出す人間が有限だからです。 天然資源は大切に扱えば再利用が可能です。 今政府がやるべきは原発推進ではない。 天然資源を守る事こそが大事なのです。 長寿に過ぎると子孫繁栄率は落ちます。 それは人類の破滅を意味します。 生物は生まれて死する運命に有ります。 それは何人も変える事は出来ません。 されど子孫を残せばその存在は永遠です。 されど子孫を残さねばその存在は一瞬です。 本当に永遠を得たいなら子孫繁栄する事。 その為には天然資源を守る事が大事。 その事だけは忘れないで下さいね。

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