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『多味多色が与える常態行動心理学的味覚障害の恐さ』

日本には『五味五色』という
東洋医学に端を発する考え方がある。

つまり五味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)
五色(赤・黄・藍・白・黒)である。

元々は中国の陰陽五行説が
日本に伝えられその考え方が
日本の食文化に大きな影響を与えている。

注目すべきはこの中の『旨味』である。

栄養学的には旨味の定義は明確だが
常態行動心理学的には少し違う。

常態行動心理学的な旨味とは『差異と刺激』。
例えば西瓜に少し塩を垂らす、
例えば塩味を引き立たせる為に
砂糖を少し加える、この反作用こそが
脳を刺激しこの刺激こそが旨味の正体。

人間の脳はこの五味五色を
基本として認識しており
其々の色や味は国々により皆異なる。

其は気候風土や国内生産物に依拠するから。
故にこれを越える数の味や色を人間は
認識しづらくそれが寧ろstressとなる場合もある。

例えば意外な話だが
料理研究家の中には
味覚障害を患う方も少なくない。

私自身随分昔になるが
味覚障害を患う
或る料理研究家の味覚を
取り戻す治療を施した事がある。

一般的には味覚障害は
脳神経疾患で不治されるが
実は改善は十分可能である。

受けた刺激と逆の刺激を与えれば
刺激となり味覚は戻る。

例えば某カレーショップの
『全部乗せカレー』や
某ピザ屋の『ALL IN ONE PIZZA』等は
味覚障害を患う最大要因となる。

嬉しいと感じる場所が
これらは味覚ではない場所に
あるからである。

つまりは『お得感』である。

『お得感』に騙され『味覚』を
ごまかされている事を
失念されるべきではない。

こういう商法が多くの味覚障害を
生む温床となっている事を商売人には
失念しないで欲しいと願います。

又、『行列ができる店が
余り美味しくない』理由も別にある。

字面通り『行列ができる』店なので
長時間待たされる事になる。

すると対価交換の法則に則り
ネームバリューによる
期待値に待機時間分がplusされる。

すると大抵の場合待機時間の方に
軍配が上がり期待外れとなるケースが多い。

逆を言えば回転を早くすれば
例えば飛び抜けて味がよくなくて
もネームバリュー分がplusされ
評判以上の結果を出せる。

我が独自心理学理論の内の一つ
『複合心理学』は10000以上の
心理学理論を複合的に組み合わせ
現存する全ての職業に合致した
独自心理学理論を構築し
其々の職種で悩む方々の一助とさせて貰っている。

例えば『空間心理学+味覚心理学
+色彩心理学+環境心理学+位相心理学』=
『レストラン心理学』と言う風に。

この他にも様々な職業に
合致した独自心理学理論を
御提供する事で様々な職種で悩む
方々をお救い申し上げている。

我が亡父も地元では有名な美食家で
世界の贅を食べ尽くした人だが
その人が生涯で尤も旨いと思ったのは
我が母の手料理だと豪語していた。

愛情に勝る隠し味はこの世には存在しない、
私はそう考えます。

サポート頂いた方の思いを私なりに形にし世界へ発信していきたいと考えています。人は思いによって生かされている事を世界へ発進する為の資金に使わせて頂きます。