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『慣れた仕事の中に潜む悪魔』

私が経験した事から着想を得ました。
朝起きて家を出る迄の一連の動作に関しては
その殆どが常態化(無意識行動化)されており
体がその行動を記憶しています。

記憶というと殆ど脳を想像されますが
脳はコンピューターに於けるCPU(中央集積回路)に過ぎず実際の作業はコンピューターに於ける
アウトプット(キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンター等)が行っています。

機械の場合アウトプットの制御はCPU及び人間が行いますが人間の場合アウトプット本体の独自的判断で行われます。

つまりアウトプット自身による判断によって実行されその行動結果が脳に集められます。

するとこの両者の情報伝達において若干の誤差が生じる事があります。

特に常態行動(日常生活に於ける無意識行動)に関してはその概略は脳が覚えてますが個々の情報に関してはそれらの情報を集める夫々の機関が記憶を担当しています。

つまり脳は流れ作業に於ける流れは
記憶していますが作業に関しては
完璧に記憶をしていません。

すると珠に誤差が生じる事があります。

特に今冬の様な異常気象時は頻発します。
今冬の様々な事故や人災の原因の一部はこれにあります。

普段から経験を積み自他共に完璧だと
認め認められているからこそ陥る落とし穴です。

回避策としては無意識行動を意識的に行う癖を付ける事。

時間が掛かっても一つ一つを声に出して確認しそれを脳に認識させる事が大切です。

時間短縮にばかり或いは利益にばかり目が行き本来的な目的達成に目が行かず本来的な目的達成に対する慢心が生んだ事故や人災です。

これは実は自戒の意味を込めています。

30年以上専門職を続けていると無意識的行動が増えて意識的に行動する事が減ります。

その"慣れ"こそが最大の落とし穴です。

お互いにその穴に落ちぬよう注意したい物ですね。

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