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『常態行動心理学的stigma syndromeの亜流』

stigmasyndrome(烙印症候群)とは我が造語であり日本独特の症候群です。 本来stigmasyndromeはstigmaされる側がそれを拒絶する事で起こりうる症候群ですが日本では古くから士農工商制度があり、明確な身分制が敷かれ、廃藩置県、財閥解体後も所謂部落差別等に代表されるように精神的身分制度は残されてます。 例えば社会的階級制度は未だ職種の中に残存し例えば会社内の肩書き等はその代表と言える物です。 それらは最初好むと好まざるとに関わらず会社に入った段階で自動的に肩書きは付けられ、本人の努力の及ぶ範囲外でその肩書きは変わります。 すると今度はその肩書きに対して最初は激しく嫌悪し拒絶していた物がいつの間にかその肩書きに依拠するようになり何時しかその肩書きに依存するようになります。 これをstigma syndromeの亜流と言います。 実はこれ犯罪心理学の分野でもあります。 例えばやくざの世界では刑務所に入る事を『お務め』といい、出所すると肩書きが上がるシステムになっています。 すると本来警察に捕まる事を嫌がる筈のヤクザが進んで刑務所に入所を望むようになります。 それは入所して出所すれば出世出来るから。 このように昨今stigmaをされる事を好まない傾向から進んでstigmaを望む傾向へと社会が変貌を遂げようとしています。 されど先に述べた通りこれは新たな依存症を産みそれは新たな社会的病理現象を産み出します。 己のstigmaを守る為に人を蹴落とす。 己のstigmaを上げる為に人を殺傷する。 こうなると単なる社会的病理では済まされなくなります。 それを避ける為には己の持つ多面性を熟知し、stigmaに依存しなくてもよい自分を作る事が大切です。 私はこれからもstigma syndrome罹患者にstigmaに依存しなくても良い、多面性を持った自分を示す事でそれら社会的病理現象に立ち向かって行きたいと思います。 

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