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『過ぎたる備えが憂いを招く常態行動心理学的根拠』

例えば明日は大切な取引先とのゴルフコンペの日。
絶対に遅刻はできないと何個も目覚まし時計を掛ける。

例えば明日は大事な試験の日。
夜遅く迄覚えた事を復習し睡眠時間を削られる。

例えば明日は社運を賭けた大事な商談の日で
一時間置きに目覚まし時計を掛ける。

実はこれらの行為は残念ながら
常態行動心理学的には余り効果がない。

何個も目覚まし時計を掛けても
夜遅く迄頑張っても一時間置きに
目覚まし時計を掛けても求める結果を出す事は難しい。

それは何故か?
それはその行為自体が成功に対する
拒絶行為だからである。

不安を脳は拒絶と捉える傾向にある。 ダイエットに於けるリバウンドと同じ。 リバウンドの場合は元々有った体脂肪が常態化されておりそれより体脂肪が減ると脳は減った分だけ補わねばならぬと思い込み空腹信号をだし食を得ようとさせる。 これがリバウンドの正体である。 では先のケースをみてみよう。 目覚まし時計を何個も掛ける、目覚まし時計を一時間置きに掛ける、夜遅く迄覚えた事を復習する、これらの裏にあるのは全て『明日への不安』である。 先に述べた通り、『不安は拒絶』なので時間通りに起きる事や暗記を忘れない事への否定なので結果的に遅刻をしたり試験突然で私のように頭が白紙になるのである。 では其を防ぐ為にはどうすればよいか? 例えば目覚ましの場合は起きなくてはいけない時間よりも少しだけ早く目覚まし掛ける。 それだけでよい。 暗記物の場合はなるべく早めに休み睡眠時間を充分確保し脳の疲労を除去する。 寝ている間も脳は起きているので充分な睡眠を確保すると疲労が取れて緊張が解ける。 すると頭がスッキリして記憶の箱を開けやすくなる。 記憶には瞬間記憶と定着記憶の二種類があり受験で必要なのは定着記憶の方である。 瞬間記憶はカメラでシャッターを押して複写した時、定着記憶は定着液でネガを現像し写真にした時を指す。 その現像を鮮明にする為には脳の緊張を解く事が尤も大切である。 私は敢えて起きなくてはいけない日は目覚まし時計を掛けない。 すると脳は起きているので不思議と起床時間の少し前に目が覚める。 子供の頃遠足の前日にそわそわして当日何時もよりも早く目覚めた記憶を持つ方も少なくないと思う。 これも原理は同じ。 それが期待か不安かの違いである。 ならば不安を期待に変えればよいだけの話。 時間を制する物は時代を制すると申します。 時代の覇者となる為には友好的な時間活用術が必要不可欠。 これからも私は常態行動心理学的時間活用術を解いていきます。

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