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『特殊性就業の特殊性に於ける常態化齎す新たな特殊性』

例えば警察官、例えば裁判官、例えば医療従事者、他にも特殊性就業の職業は世の中に溢れ帰っています。 専門性に特化すればするほど特殊性は増していきます。 最初は誰もその特殊性に戸惑いを感じ、違和感を感じますがその中に埋没するとその特殊性が徐々に常態化していきそれが普通に思えてきます。 されどそれが実は大きな落とし穴となり後々大きな問題を引き起こす原因となる可能性を秘めています。 日本は特に個ではなく集団で動く事を尊しとする民族性を持っている為に所謂スタンドプレーを激しく嫌う傾向に有ります。 特に先に述べた特殊性就業の場合、就業形態が特殊性を帯びているが故に尚更スタンドプレーを激しく嫌い禁止する傾向が強く出ます。 その場で就業している間はそれでも問題ないかもしれません。 生涯現役でその職業のみで人生の幕を閉じる人も問題ないかもしれません。 されど途中で転職したり退職した後に新たな職業に従事する際にその特殊性就業の常態化はとても足枷になります。 あの職場では此のやり方で合っていたしやり易いと思った。 然れど今度の職場ではそのやり方では通じないしそのやり方をすると目だつ。 となるとその方法を変えねばならなくなります。 しかし特殊性就業の期間が長くなれば長くなる程体はその特殊性に順応していきます。 問題はその特殊性こそにあります。 生物は刺激により細胞を分派、分裂、成長させ生き永らえています。 それ故に先に述べた特殊性就業のスキル習得はこの刺激に該当する為に細胞はそれを喜びそのスキルを習得しようとします。 されどそのやり方は特殊性を帯びているので他では通用しません。 特殊性が特殊性たる理由はそれを使う全体比率が低い事に有ります。 裏を返せば多くの職場では通用しない技であると言い換えられます。 それ故に特殊性就業終了後転職先でとても苦労しその結果それが原因でお心を病む事にも繋がりかねません。 実際現在私が診ている同胞の中には嘗て特殊性就業に従事していてその後転職しその場所で馴染めずお心を病まれた方の数は少なくありません。 しかもその数は年々増加傾向に有ります。 とはいってもまだまだ全体に於ける比率はとても低いのが現状です。 回避方法は一つだけ。 慣れない事。 己の就業に於ける特殊性を常、意識し、他の職業と異なっている異質性を理解し頭に叩き込んでおく事。 己の行動を正当化せず常態化させない事が大事です。 それをやらないと我が同胞のように我が門を叩く結果に繋がります。 特殊性就業従事者はくれぐれも御注意下さい。

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