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『常態行動災害犯罪心理学に於ける自然災害が心に与える影響と犯罪発生率』

自然災害後暫くは犯罪発生率が高くなるデータが世界各国で出ています。 日本は単一民族国家なのでそれほど顕著には現れませんがAmerica等多民族国家は顕著にその傾向が現れます。 又、人工過密地域の方が人口過疎地よりも犯罪発生率が高くなり、低地よりも高地の方が犯罪発生率が高くなります。 これは生物が本来的に持っている生命維持機能と生存本能が成せる業です。 自然災害が起きると特に現代に於いては昔と違い情報過多となり情報取得障害を引き起こしやすくなります。 つまり雑多な情報に惑わされてお心の安定を失うのです。 気象庁や政府は原発事故後以降、早めの避難指示を出す事で政府機関への国民からの批判を回避する策に出ています。 其は国民に対して不必要な不安を与える事に繋がります。 そうなると生物学的な生存本能が目を覚まし生存欲求が高まりモラルが低下します。 人間には理性と欲望という二律背反な感情を持つ不完全体ですが平穏時は己の生命維持のベクトルが理性の方へ働きます。 其は人間が生物学低な強さを持たぬが故です。 固い鱗も鋭い牙も超人的跳躍力も持たぬ人間は群れる事と知恵を持つ事で地上の覇者となる事が出来ました。 裏を返せば知恵や群れる事無しではこの地球上では生き残れないとも言い換えられます。 故に回りに同化し己の存在を埋没させるか?あるいはその逆の方向で思いきり己の存在意義を示し回りを固めるかのどちらかに動きます。 多くの人間は回りに同化し己の存在を埋没させ己の身を守る方向へ動きます。 されど災害発生時は野生の本能の方が勝り欲望の方が理性を上回るので攻撃的性格となりそれが犯罪発生率を増加させます。 対処法としては不必要な情報を五感から入手せず己の目の前で起こる現実にのみ焦点を絞り其処から五感を働かせて動く事が大事です。 前回の広島の大水害も人間が本来持っている危機回避能力による直感を信じて行動していればもっと犠牲者は少なくできた筈です。 これが情報化社会が齎した大きな弊害です。 私はこれからも己の五感が感じる危機意識を高めそれにより不安軽減を実現させ災害発生後の犯罪発生率を抑制したいと考えます。

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