2022-23ニコマスPOG 私の全指名馬紹介

今日は一年に一度の競馬の祭典、日本ダービーの日でした。
家では両親とともにリビングのテレビでレースを眺めていたのですが、最終直線で武豊騎手のドウデュースがまくっていく瞬間、「豊!!豊きた!!」「武豊ーーー!!!」と大騒ぎでした。まさか武豊がダービーを勝つ瞬間をリアルタイムで見ることが出来るとは……。去年から競馬を見始めたビギナーには感無量の瞬間でした。

さて、ダービーが終われば新たな競走馬がデビューし来年のクラシックを目指す戦いが始まります。それは同時にPOG(ペーパーオーナーズゲーム:2歳の競走馬を指名し、架空の馬主としてポイントを争うゲーム)の始まりでもあります。
私は今年からレスター伯パイセンの誘いで、ごまPの主催するニコマスPOGに参加することになりました。レギュレーションについては下記リンクから。一応各指名馬のところでも軽く説明します。

さて、今回の私の指名テーマは「推し血統染め」でした。
ウマ娘から競馬に入った馬の限界オタクとして、「ウマ娘の推しであるエアグルーヴもしくはメジロマックイーン、2頭の血を引く馬で指名馬を染める」をやってみたかったのです。結果、POGのLV会場(という名のニコ生)では阿鼻叫喚の悲鳴が上がりましたが、かなりいい指名ができたと思います。結果は以下のツイートを参照して下さい。

指名会の模様はこちら。お時間ある方は是非我々の悲鳴をお楽しみ下さい。

それでは以下、全指名馬の紹介です。


■ありがとうディープインパクトガチャ(国内):エレガントギフト

父:ディープインパクト
母:ジュエルメーカー
母父:エンパイアメーカー

国内産ディープインパクトが今年ラストクロップ、しかもちょうどメンバー数とおなじということで、メンバー間でランダムに割り振ろう、というもの。母ジュエルメーカーはダート1800で主に走っており、アメリカ由来のパワーがうまく伝われば結構走るのではないでしょうか。マイルではスピードが足りない可能性があるので、オークスとかで見れると良いですね。

■ありがとうディープインパクトガチャ(欧州):Hibaayebの2020

父:ディープインパクト
母:Hibaayeb
母父:シングスピール
こちらは直接ポイントには関係ないですが、みんなで欧州ディープの活躍を見守る枠です
母父シングスピールは96年のジャパンCを制したモハメド殿下の持ち馬。母のHibaayebは英G1フィリーズマイルを制しており、欧州の芝路線での活躍が期待されます。来年再来年くらいにジャパンカップで会えたら嬉しいです。

■牡馬1位:ネイビースター

父:ドゥラメンテ
母:メジロマリアン
母父:メジロベイリー
ぶっちゃけこれを1位指名するのが私のPOG最大のミッションだったまであります。そして一発目からLVで喋ってる面子の悲鳴が上がる。
父ドゥラメンテはもちろん、母母父メジロマックイーン、そしてメジロの系譜を引くレイクヴィラファームの生産。これを1位指名せず何が限界オタクか(書き初めを引きちぎる音)。両親にエアグルーヴとマックイーン両方の血を引いている馬ならドゥラエレーデをとれ、というのは勿論正しいのですが、レイクヴィラファーム生産の文字に抗えませんでした。
きょうだいに父キングカメハメハのヤップヤップヤップ、父ルーラーシップのディアマンミノルがおり、今回は父ドゥラメンテ。キンカメから継続して「なんとか芝のレースを勝たせてこの牝系をつなごう」という意志が見えます。その意志に僕は敬意を表するッ!
どうか、改装の終わった京都競馬場で菊花賞を走る姿が見られますように。え、菊花賞のときはPOG期間終わっている?良いんだよそんなのは!!

■牝馬1位:コスタレイ

父:ドゥラメンテ
母:コーステッド
母父:Tizway

先程のダービーでは残念ながら4着となりましたが、末脚自慢でクラシックをわかせているダノンベルーガの半妹です。
リバティアイランド(母ヤンキーローズ)の指名が牝馬上位で競合しそう(※実際にした)と思ってあえて外した上で、きょうだいが実績を残している子を取りに行きました。ダンジグにシアトルスルーがあり、阪神JFを狙うにはうってつけ。また兄にはないミスプロのクロスを持っており、スピードの持続力はかなりありそう。調教も順調とのことで、デビューが楽しみな一頭です。

■新種牡馬産駒:チュウワグルーヴの2020

父:リアルスティール
母:チュウワグルーヴ
母父:ルーラーシップ

新種牡馬枠はポルトフィーノの2020を取りたかったのですが、しょじょんさんに牝馬1位で取られてしまったので、おなじリアルスティール産駒のこちらを選択。母父ルーラーシップなのでエアグルーヴがいるのは勿論、母母父にデュランダルがおり、サンデークロス持ちなのがポイントです。また、二代母チュウワブロッサムはダートで活躍するチュウワウィザードのお母さん。芝ダートどっちに転んでも面白そうじゃないですか?ワンチャンソダシみたいな二刀流もあるのでは???

■ウマ娘血統:アドマイヤセプターの2020

父:エピファネイア
母:アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ

昨年の年度代表馬エフフォーリアや一昨年の三冠馬デアリングタクトなど、特大ホームランが父エピファネイアから出ることに期待したい枠。エピファ自身は父シンボリクリスエス、母父スペシャルウィークですし、もちろん牝系にエアグルーヴがおりウマ娘血統としての資格は十分すぎるほど。
しかし、皐月ダービーを走った父ドレフォンの半兄デシエルトが調教でジェットスキーしながら走るくらいの気性難なので、気性難で知られる父エピファのこの子は大丈夫なんだろうか……という不安が少々……いやだいぶありますね。両親由来の前進気勢がうまいこと作用すればかなり勝負強い子になるのではないでしょうか。

■外国産馬・持込馬:ソラカラノチカラ

父:Justify
母:Stayclassysandiego
母父:Rockport Harbor

ジャスティファイってすごいのよ!……という冗談はさておき、外国産馬・持込馬はエアグルーヴの血を引く馬が居ないのでオーナーで選びました。
この馬の所有者はCygamesの藤田社長。つまりこの子がG1でも勝とうものならワンチャン謎の理由で石が配られるわけです。
藤田オーナーの持ち馬は今年既にジャングロがニュージーランドトロフィーを制しているので、馬主初年度から重賞を勝った強運にあやかりたいところですね。

■非社台生産馬:エレガントルビー

父:ドゥラメンテ
母:ハーランズルビー
母父:Harlan's Holiday
社台グループ(社台ファーム・ノーザンファーム・追分ファーム・白老ファーム)以外での生産場を選ぶ枠ですが、この子は半兄が雨大好きモズベッロ、しかも厩舎もお兄ちゃんやメロディーレーンちゃんと言った愛すべき個性派が揃う森田厩舎に決まりました。こんなもうぜったいアイドルやんけ。
モズベッロのイメージで雨に強そうな気がするので、重馬場でも直線がんばルビィしてくれるような、愛されるアイドルホースになってくれることを祈ります。もし重賞を走るなら現場に駆けつけて撮影した動画にコットンキャンディえいえいおーをBGMにつけて編集するまである。

■父輸入種牡馬:セレスティリアリティ

父:バゴ
母:アドマイヤテンバ
母父:クロフネ

バゴ×クロフネといえば昨年引退したクロノジェネシスと同じ配合です。これにロマン感じねえやついる?いねぇよなあ?
半兄ホウオウプレミアは今年のエアグルーヴ族期待の高額取引馬だったのですが、クラシックには残念ながら届かず。その雪辱を妹にしっかり晴らしてもらいたいです。実際写真見てると馬体もしっかりしてるし仕上がりも良さそう、かつバゴの血が入っているので重馬場にも強そうで、どんな条件でも好走してくれる根性のある子になって欲しいです。

■初仔:ユイフィーユの2020

父:ルーラーシップ
母:ユイフィーユ
母父:ディープインパクト

netkeiba.comの産駒一覧で2020年度産馬が最初に表示されている競走馬が対象となる枠です。ここは当初ドゥラエレーデ(母父オルフェーヴル)をとる予定だったのですが、ごまPに指名されてしまったのでこちらを選びました。父ルーラー、母父ディープなので実質キセキです(キセキ民特有のガバ判定)。
というのはさておき、今年から所有馬が走るインゼルサラブレッドクラブの一期生、というところでも注目したい一頭です。
お母さんとクラブの今後を占うという重大な使命を持っていますが、プレッシャーにならずのびのび走ってくれたら嬉しいです。そしてキセキのような個性派になってくれたら……。

■未来予知:シンドバッド

父:ルーラーシップ
母:イルミナティ
母父:メイショウサムソン
ウマ娘に実装されそうな競走馬を選んで、実装されたら成績に応じてポイントが付く、という特殊枠です。
私の未来予知枠はメイショウサムソン。
既にドトウが実装されているメイショウ冠、おまけに二冠馬の輝かしい実績に石橋守騎手とオーナーの絆にまつわるエピソードや凱旋門への挑戦等、ウマ娘のシナリオになったら面白そうな要素が沢山あります。
この子はルーラーとの配合なので早熟スピード型というよりは晩成消耗戦タイプの気がしますが、ゲート試験には合格済。シンドバッドという馬名も、同じアラビアンナイト由来のシャフリヤールが活躍していたのに続けそうでいいじゃないですか。あとはサムソンが実装されてくれるかどうか……

■牡馬2位:フリームファクシ

父:ルーラーシップ
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク

ディープインパクト、ソダシなど数々のG1ホースを所有する金子真人ホールディングスの持ち馬。おそらく個人オーナーとしては最上位の相馬眼を持つ金子オーナーがルーラー産駒を買っている。これは事件ですよ。
しかもソダシを育てた須貝厩舎に、ということで期待のほどが伺えます。秋華賞を勝ったディアドラが半姉にいるので、成績面も期待できそうです。……POGを勝ちに行くならこっちを1位にしておくべきなのでは???

■牡馬3位:クイーンビーⅡの2020

父:ドゥラメンテ
母:クイーンビーⅡ
母父:Le Havre

ドゥラメンテとヨーロッパ系の牝馬は相性がよく、菊花賞・天皇賞春を買ったタイトルホルダーや、今年牝馬二冠を達成したスターズオンアースも母親は欧州系で期待が持てる配合です。
また、母父Le Havreは昨年デイリー杯2歳S1着、朝日杯FS2着と結果を残したセリフォスと同じ。無事に完成すれば、マイルから中距離の重賞を好走できる器だと思っています。

■牡馬4位:シスタリーラヴの2020

父:ドゥラメンテ
母:シスタリーラヴ
母父:Bellamy Road
昨年すみれSを制し、菊花賞でも5着に好走したディープモンスターの半弟で、オーナーも同じくDMM。
もう入厩しており夏デビューを想定しているとのことで、仕上がりの早さを伺わせます。お兄ちゃんはややズブいところがあって菊花賞なんかでも武豊Jが苦労して乗っていた記憶がありますが、この子はどうなるでしょうか。
どちらかというとお兄ちゃんよりは第2のラヴズオンリーユーになってほしいですね。

■牡馬5位:キリンジ

父:キズナ
母:タイムピース
母父:ルーラーシップ

昨年北九州記念を制するもケガで無念の引退となったヨカヨカの岡オーナーの所有馬。……ということで、去年の仇を取りたい枠その1です。
キズナ×ルーラーなのでなんか阪神ダート1800あたりで無双しそう感がなくもないですが、二代母エアラグーンはエアシャカールの全妹でもあり、父系のディープの血とがっちりハマれば芝でも抜群の切れ味を発揮しそう。この子も芝ダートどっちに転んでも面白そうです。

■牝馬2位:バラダセールの2020

父:ドゥラメンテ
母:バラダセール
母父:Not For Sale

昨年の牝馬クラシックで活躍しダービーにも挑戦したサトノレイナスの半妹です。お姉ちゃんは骨折で無念の引退となったので、去年の仇を取りたい枠その2です。
話によると馬体が546kgまで成長しているらしく、半姉や父のことを考えると脚元の不安がつきまとうのですが、考えても仕方ないのでもうこうなったら今年の牝馬版サリオスを目指してもらいましょう。また厩舎が阪神で実績を残しているレイパパレ、ナミュールを手掛けた高野友和厩舎なので、阪神で走っているところが見られたら良いなと思います。

■牝馬3位:ビターグラッセ

父:ルーラーシップ
母:アンソロジー
母父:サクラバクシンオー
血統も名前もウマ娘要素爆盛りの注目馬。この馬のことをTwitterでつぶやいたらオーナー自らいいねしてくださったことがあり、その意気に応えねば!という意味での指名でもあります。
今年福島牝馬Sを買ったアナザーリリックが半姉でキンカメ系との相性の良い血統ですし、タイトルホルダーを手掛けた栗田厩舎なのも推しポイント。6月デビューも決まっているという話ですし、オタクの注目を浴びながら牝馬戦線を大いに盛り上げてくれそうです。

■牝馬4位:ピュアグルーヴ

父:ドレフォン
母:スペシャルグルーヴ
母父:スペシャルウィーク
わぁ、ドレフォン!
ドレフォン枠としてはアンガンダ(母ボージェスト)やアラモードジェンヌ(母グルーヴァー)がいたのですが、早々に指名されてしまったのでエアグルーヴの血を引く最後のわぁドレ枠として指名しました。半姉が短距離~マイル路線で実績を残しているグルーヴィット(父カナロア)なので、同じく短距離路線での活躍が見込まれます。フィリーズレビューを勝って桜花賞行こう!もしくは葵Sからサマースプリントを通ってスプリンターズSでもいいぞ!

■牝馬5位:プレッジ

父:ドゥラメンテ
母:ゴーイントゥザウィンドウ
母父:Tapit
昨年の最優秀2歳牝馬サークルオブライフや、菊花賞やドバイで走ったヴェローチェオロを送り出した千代田牧場産馬。
とにかく馬体がめちゃくちゃ綺麗で惚れ惚れします。
母父タピット、というのもちょっとグランアレグリアを思い出す部分があり、マイル路線での活躍を期待したいです。netkeibaの更新がまだですが、中内田厩舎所属らしいので、ワンチャン川田さんで桜花賞行かないかな……という皮算用もあったりなかったり。

■縁故:ナンヨ―ウイング

父:オルフェーヴル
母:エアシンフォニー
母父:ルーラーシップ
指名者自身の思い入れと縁(過去に指名した馬の弟妹、出資馬、ウマ娘の推し血統etc)のある馬を指名する枠です。当初は私が始めてG1馬券を取ったユーバーレーベンの全弟マイネルエンペラーを指名する予定でしたが、アルビレオさんに指名されたためこちらに急遽変更。
結果、LVで一番でかい悲鳴があがることとなりました。
そもそも今回はエアグルーヴ染めをやる予定だったのですが、万一うまくいかなかったときのためにメジロマックイーン系、特にステマ配合を持つオルフェ、ゴルシ、ドリジャの産駒もリストアップしておきました。そんな中で偶然見つけた一頭です。
血統表を見てノーザンテーストの5×4×5×3という多重クロスに目を剥き、かつ母系にエアシャカールの半妹エアデジャヴーもいるというエア×エアのロマン溢れる配合に心が踊りました。ナランフレグやウインキートスを手掛ける宗像義忠厩舎とのことで、ノーザンテーストらしい根性溢れる走りに期待したいところです。

■ラストワン:ステラポイント

父:ドゥラメンテ
母:デライトポイント
母父:トウカイテイオー

最初の指名である牡馬1位でネイビースターを取れたら、ラストワンをこれで締めることは最初から決めていました。
ネイビースターもそうなのですが、レスター伯パイセンがYoutubeでやっている「わぁドレ血統研究所」のドゥラメンテ回にて紹介されていた一頭です。その後パイセンの誘いでPOGに参加することになった時、ネイビースターも含めてこの2頭を指名することは私にとってマストでした。

そもそも私がウマ娘にハマったきっかけは、アニメ2期で描かれたトウカイテイオーとメジロマックイーンの熱いライバル関係でした。
つまりあの二人がいなければそこから競馬にハマることも、POGに参加していることもなかったわけで、そうした諸々への感謝の気持ちを込めた指名、ということになります。
いつの日か古馬路線でネイビースターとステラポイントが並んで走る日を、私は心待ちにしています。たぶん再来年の天皇賞・秋とかかな!!!

改めて指名馬全頭について書いてみると、どの子も走りそうだしG1獲りそうな気がしてくるから不思議です。まぁそんなことないんですけどね!勝つ馬も負ける馬も、もしかしたらデビューすら出来ない子もいるかもしれません。
でも、その喜びと悲しみを精一杯噛み締めたいと思います。
これこそまさに、「今しかできないこと」なのですから。

一年後に、果たしてどんな結果が待っているのか。
それを楽しみにしながら、今年もエアグルーヴの血族の限界オタクとして、来年のダービーを目指して走っていきたいと思います。

じゃあみんな、一年後に東京競馬場のゴール前で会おう!!!


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