競馬初心者オタクのへっぽこ馬券日記~2021エリザベス女王杯の巻

というわけで二週間ぶりの記事となりました。
その間何があったかというと、先週のファンタジーSの日、そして今週のデイリー杯2歳Sの日と、なぜか二回も阪神競馬場に足を運んでいました。
何があったかは以下の通り。
私「エリ女も抽選落ちた……いつになったら現地行けるんだろう」
某ニコマスの先輩1「2歳重賞はいいぞ」
某ニコマスの先輩2「ファンタジーSにPOG指名馬が出るからゆかぬか。空席発売あるし」
私「しかし……」
先輩2「ゆかぬのか」
私「ゆこう」
先輩2「ゆこう」
そういうことになった。

……というわけで先週はレスター伯パイセンと一緒に1Rからガッツリ現地観戦。今週は「アイの歌声を聴かせて」を見に行くついでに、デイリー杯2歳Sに出るソネットフレーズの応援目当てで空席発売のチケットを買ってふらりと。連闘じゃねえか。

実を言うと、阪神競馬場は通勤ルートからあまり外れてないので、定期代にちょっとプラスするだけでめちゃくちゃ行きやすいんですわ……。
そして何より現地は楽しい!!
お馬さんがパドックでガン見し放題!ヨダレ垂らしてんのもベロ出してんのも見える!あと生き物の匂いがする!馬券はパドック気にしすぎて外したので、ほんとに見て楽しむだけにしようと思いますが……先週のウォーターナビレラもママコチャもなんかテンション高いように見えたんだけどな……(※外した)
あと本馬場入場のときにスタンド側に来てくれたりすると結構テンションがアガります。これは先週に突然ノリさんが来て慌てて撮った写真。

……とはいえ流石にやはりG1の日は現地チケットも争奪戦なので、先述の通りエリザベス女王杯はけっきょくステイホーム観戦に。そんな今回のレースですが、あまり人気上位の固い決着にはならないような、そんな予想になりました。

<戦前予想>

■今回の候補馬
3アカイトリノムスメ
4イズジョーノキセキ
5ステラリア
6ランブリングアレ―
15ウインキートス

まず候補馬の寸評の前に、今回外した馬たちへの懺悔を書いておきます。
基本的に私は予想をするときに「距離適性」「コース適性」、そして「マイナスファクターの大きさ」を重視しています。距離とコースについては、今年であればユーバーレーベンのオークスとか、一番大勝ちした北九州記念・札幌記念での成功が念頭にあります。また、マイナスファクターの点については、スプリンターズSで枠順不安の可能性がよぎったダノンスマッシュを切らず、結果飛んだことが最大の要因です。
したがって、まず今回は2000m以上で連対がない馬、及び斤量がハンデ戦で軽い場合しか勝利がない馬は消しておきたいです。連対が1800m以下に固まっているテルツェットやデゼルなんかは前者、あるいは阪神で2勝しているシャムロックヒルや6月以降掲示板を外していないクラヴェルは後者の面で、それぞれ割引せざるをえませんでした。
また、上位人気で言えばレイパパレとウインマリリンを切りました。
レイパパレは距離不安が明らかで、前走オールカマーはウインマリリン、ウインキートスの両方に負けた4着と馬券圏内を外しています。前に行きたがる感じなので抑えると良さを削いでしまいそうだし、鞍上はルメール騎手ですがテン乗り+今日も1枠1番のソネットフレーズでセリフォスに力負けと、距離不安を補える要素はないと判断。
ウインマリリンは肘の腫れが再発プラス熱発もあり、一週前は陣営が弱気のコメントを出していましたが、最終追いきりでは時計が出ていて手塚先生のコメントも上向き。ただこれは秋華賞のときのユーバーレーベンと同じパターン。あのときも結局凡走だったため、2度同じ轍は踏みたくないので外しました。
……えらく前置きが長くなりましたが、以下候補馬の寸評です。

3アカイトリノムスメ
大きな不安要素が少ないことが何よりの理由。
2400mのオークスで1着と0.1秒差で2着に入っていることから2200mという距離も問題なさそうですし、阪神は秋華賞を掴んだ相性のいい舞台です。また、2つ隣に前に行きたがるレイパパレがいるので、上手くマークしやすいこともプラス要素。
問題は中3週のローテと世代差ですが、3歳世代の実力が高いことはこれまでのG1戦線で示されています。そして本場はクラシック3戦ですべて掲示板。古馬より2kg軽い斤量も手伝って、ここでも勝ち負けに絡むと見ていいでしょう。

4イズジョーノキセキ
実力では上位人気勢の後塵を拝していますが、特筆すべきは阪神コースとの相性の良さ。通算成績は3-4-1-7ですが、そのうち阪神の成績が2-4-1-3ととんでもねえ阪神巧者ぶり。和田竜二騎手も最近では京都大賞典でのキセキの2着がありましたし、同距離の宝塚記念を制した経験もあり阪神との相性は良さそう。2000以上の連対は一度だけですが、父エピファネイア母父キングカメハメハなら普通にこなせる距離と考えると、ワンチャン馬券圏内はありそうです。

5ステラリア
アカイトリノムスメ同様3歳世代で2kg軽い斤量も魅力ですが、一番大きいのは阪神2000mの忘れな草賞で勝っていること。また、母父Motivatorはことし菊花賞を制したタイトルホルダーと同じ血統で、スタミナはあるので距離不安はなさそうです。また、キズナ産駒は阪神2200mとの相性もよく、実績、血統面から見て無視できない存在です。あとは初騎乗となる松山弘平騎手がどれだけ力を引き出せるかにかかっているでしょう。

6ランブリングアレ―
ヴィクトリアマイル2着が印象深いですが、父ディープ母父シンボリクリスエスなら2200でも勝負になるのではないでしょうか。ハイペースから前が総崩れになる、という展開になった場合は、彼女の豪脚がものを言いそうです。また、吉田隼人騎手は菊花賞、秋華賞と続けて一番人気を飛ばしており、阪神でのリベンジに掛ける思いは強そう。

15ウインキートス
阪神大好きゴールドシップの血を引き、2000以上での実績も確か。中団から前目でしぶとく粘るレース運びが得意で、前に行きたい馬が多いメンツ、かつ逃げる隣のロザムールについて前に出れそうな枠順は有利に思えます。ただしここしばらく好走と凡走が交互に来る傾向があり、今回が凡走のターンにあたっていることと、丹内騎手にあまり勝負強い印象がないこと。なかなか強気の評価はしづらいですが、ワンチャンは十分あるかと。

◎3アカイトリノムスメ
○5ステラリア
▲6ランブリングアレ―
△15ウインキートス
☆4イズジョーノキセキ

ということで印は上のように。割引要素が少ないアカイトリノムスメを本命、スタミナ勝負に強そうなステラリアを対抗としました。続いては展開に左右されそうなランブリングアレ―、不安要素がやや多めのウインキートス、力関係が判然としないイズジョーノキセキの順。

画像1

馬券はアカイトリノムスメ軸で他の候補馬4頭に流しました。一番不安要素がなく見えるので、ここで軸が飛んだら仕方ない!
加えて、候補馬が2枠3枠8枠になっているので、この組み合わせで枠連も追加セットしておきました。

画像2

珍しく枠連を買いましたが、ちょうど昨日の夜フォロワーの競馬おじさんたちがこんなニコ生をやっておりまして。

馬券の買い方をプレゼンする生放送なのですが、最後にエリ女の予想をやった折、今回は8枠絡みの枠連がありじゃないかな……という話になりました。
なので試しに枠連を買っておいたのですが、これがまさかの命綱となりました……詳しくは次の結果と反省のコーナーで。

<結果と反省>

1着:10アカイイト・2着:5ステラリア・3着:2クラヴェル、そして上位人気勢は掲示板にすら載らないというとんでもねえ大荒れ。
結果的に枠連3-8が的中で命拾いしました。ありがとうはやてさん。

見事勝利したアカイイトは岡浩二オーナーと幸英明騎手の組み合わせ。奇しくも、ことし北九州記念を勝利するも骨折で無念の引退を余儀なくされたヨカヨカと同じ陣営。そして幸騎手とエリザベス女王杯の因縁といえばスティルインラブでアドマイヤグルーヴに敗れた一戦。2つの因縁を吹き飛ばした晴れやかな勝利となりました。

……さて、馬券は的中してドラマチックな勝利が見れたとはいえ反省点の多いレースになったので、しっかりやっていきたいと思います。

まず候補馬の判断ですが、斤量からクラヴェルを切ったのは勿体なかった。データがない以上仕方ないのですが、56kg背負っても2着にクビ差と全然走りましたね。今後は積極的に候補に入れていきたいです。
一方でウインマリリンとレイパパレを切ったのは読みどおり。とくにウインマリリンは状態が本当に良くなかったようで16着。手塚先生が不安なコメントをしているときは切って良さそうです。リップサービスをしないということは逆に信頼できるとも言えますし。
レイパパレはやはり2200がキツイのかなという印象でした。2000以下なら本命、軸候補としての扱いで良さそう。

一方、候補に入れた馬では父キズナ・母父Motivatorという血統でコース相性が良さそうという判断をしたステラリアが2着。だったらアカイイトもキズナ産駒なんだから入れておけよという話で、阪神の中長距離戦ならキズナ産駒は選択肢に入れて良さそうです。
阪神での戦績が良いことから候補に入れたイズジョーノキセキも5着。3着クラヴェルとはタイム差がなかったので、選択としては間違ってなかったようです。

逆に候補に入れていたが来なかったアカイトリノムスメとウインキートス、ランブリングアレ―の3頭ですが、最終直線で揃って上位入線の馬に前を塞がれていたようです。パトロールビデオを見ると、アカイトリノムスメはアカイイトに、ウインキートスはイズジョーノキセキに、ランブリングアレーはソフトフルートにそれぞれ前を取られて終了。
アカイトリノムスメはテンションが高く、ウインキートスは阪神での連対はおろか出走経験がなく、ランブリングアレ―は中盤馬群の中で揉まれていました。
いずれも阪神コースの最後の坂に対応できず、前に出る余力がなかったのが、この3頭の敗因だったかなと思えました。コース適性を重視するなら、ウインキートスは切る勇気があっても良かったですね……

ということでドラマも配当も反省も、いろいろと得るものがあった一戦となりました。
次回の更新ですが、来週のマイルCSの日はTrySailライブツアー名古屋公演の現地観覧でおでかけのため、お休みとさせていただきます。リアタイ観戦できないので馬券も買わない予定です。グランアレグリアかシュネルマイスターだと思っていますが。
したがって次回は再来週のジャパンカップ。引退レースとなるコントレイルを始め、マカヒキ、ワグネリアン、シャフリヤールと四代のダービー馬が揃い踏み、キセキにカレンブーケドール、アリストテレスといったG1常連組に加え、ブルームやジャパンといった凱旋門賞出走馬も揃う超豪華メンツ。

そしてなにより私の最推しユーバーレーベンちゃんが出ます!!(超重要)
3歳馬ゆえ斤量有利、オークスと同じコース同じ距離、鞍上も引き続きデムーロ騎手、秋華賞を叩いて状態も上がっているようで、追い風がビュービュー吹いててめちゃくちゃ楽しみです。ジャパンカップ勝ったらワンチャン年度代表3歳牝馬ないですかね……?



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