競馬初心者オタクのへっぽこ馬券日記~2021有馬記念の巻

いよいよ一年を締めくくるグランプリ・有馬記念の日がやってきました。枠順発表からずっとそわそわしておりまして、週末がクリスマスだったのを思い出したのは、24日に日付が変わった瞬間に流れてきた雪歩のバースデイイラストを見たときでした。いやまぁクリスマスとかゲームの中でしか関わりがないのでいいんですけどね!!!(血涙)

<戦前予想>

色々調べていると「中山2500は特殊条件」という言われ方をすることが多いようです。コーナーを6度回る必要があり、かつ直線が短い非根幹距離。プラス今回は先に行きたい馬が多いのでペースは流れそうで、シンプルに地力と適性が問われるように思います。

■今回の候補馬と評価
◎⑩エフフォーリア
○⑦クロノジェネシス
▲⑨ステラヴェローチェ
△⑬アサマノイタズラ
△⑥ウインキートス
☆⑯タイトルホルダー

◎⑩エフフォーリア
ここを勝てば年度代表馬は固いであろう三歳世代のスター。前走の天皇賞はコントレイル、グランアレグリアを向こうに回しての堂々たる勝ちっぷり。エピファネイア産駒は距離延長に強い傾向があるので、2500mという距離そのものはこなせると思います。問題はコーナーを六度回るレースに対応できるか、直線の短いコースで鞍上が仕掛けるタイミングを誤らないかどうか。人馬ともに、有馬の特殊性に適応できるかどうかが鍵でしょう。

○⑦クロノジェネシス
前人未到のグランプリ四連覇に手をかける絶対女王。やはりこの条件なら国内最強と言わざるを得ないでしょう。仕掛けるポイントが重要になる中山の難しさも、名手ルメールならなんとかしてくれるはず。
なんか冬毛がモサモサになっていたり、斎藤先生のコメントもちょっと低めのトーンだったりして状態面がやや不安ですが、同世代が引退レースを飾る流れに続き有終の美を飾って欲しいです。

▲⑨ステラヴェローチェ
前走である菊花賞は雨の神戸新聞杯のダメージが大きく馬券圏内を外しましたが、スタミナもあり足も使えるタイプで2500mは苦にしないと思われます。なにより大きいと感じるのが、鞍上がミルコ・デムーロ騎手に乗り代わったこと。オークスのユーバーレーベン、阪神JFのサークルオブライフがそうだったように、末脚とスタミナを兼ね備えた馬とミルコの相性は良好です。前崩れの展開があればワンチャンあると見て良いでしょう。

△⑬アサマノイタズラ
セントライト記念では先行組がどん詰まりになるのを横目に悠々と差し切り勝ち。今回は真ん中より内側に先行したい馬が固まっているので、それを見ながらラストで漁夫の利を狙える位置ではないかと思います。中山では2-1-1-2と相性がいいのもポイント高め。実力的にはやや劣りますが、アリマノイタズラ炸裂に期待したいところ。

△⑥ウインキートス
非根幹距離・2000m以上の条件をかなり得意
としており、中山2500mでは0-2-0-1、距離を限定しなければ中山の戦績は2-5-1-2と中山巧者ぶりが光ります。一方エリザベス女王杯のときにも書いたのですが好走と凡走を繰り返す傾向があり、今回こそ好走のターンにあたるはず。
勝ち負けは難しくとも3着なら十分にありえるのでは?

△⑯タイトルホルダー
私が一番期待しているウマ息子、頑張って欲しいですね!……なのですが今回はまさかの大外枠で絶望している人もちらほら。菊花賞を取った横山武史騎手からお兄ちゃんの横山和生騎手に乗り替わり……というのもマイナスに思っている人が多そう。ところがどっこい、和生騎手は昨年大外枠で同距離同コースのグレイトフルSをジャコマルで逃げ勝ちを果たしており、自身も8枠を得意としています。タイトルホルダーは前に馬がいると掛かってしまうのですが、パンサラッサは爆逃げするだろうし、離れた二番手もしくは大外で馬群から離しておけばマイペースの逃げもありえるのではないでしょうか。菊花賞のときもそうでしたが絶望されてるときほど走るぞこいつは。

馬券はこんなかんじで、クロノジェネシスとエフフォーリアからそれぞれワイドに流す形を取りました。まさか両方飛ぶことはないと信じたい!!

<結果と反省>

エフフォーリアもクロノも飛んでない!でもディープボンド持ってない!終了!!!!

まずは一着エフフォーリア。とんでもない強さでしたね。戦前はまだ「未経験の長さで非根幹距離への対応は可能なのか……?」と疑問があったのですが、「そんなの関係ねえ!!」と言わんばかりの美しい先行抜け出し。今年の競馬はエフフォーリアというとんでもねえ怪物の誕生を見届ける一年だったのではないでしょうか……?

2着は先行して粘ったディープボンド。言い訳をさせてほしいのですが、最後までウインキートスとディープボンドとアカイイト、この3頭の内どの1頭を残すか悩んでおりました。中山との相性ならウインキートス、スタミナならディープボンド、コーナーでのまくり性能ならアカイイトと考えており、結果中山での実績を買ってウインキートスにしたのですが大外れ。やはりフランスでフォワ賞勝って帰ってきたスタミナは伊達ではなかった……。おそらく来年の阪神大賞典とか天皇賞・春あたりでは大本命に押されるのではないでしょうか。

3着はクロノジェネシス。やはり状態がいまいち上がってこなかった影響があったのでしょうか。あるいは抜け出しの瞬発力勝負ならエフフォーリアに分があったのか。それでもなお馬券圏内にとどまって、女王の意地は示したと思います。前人未到のグランプリ4連覇こそ逃しましたが、強い馬であったことに疑いの余地はありません。本当にここまでお疲れさまでした。お母さんとしての活躍に期待しています。

ワイド入れてた組はステラヴェローチェとタイトルホルダーがそれぞれ4着・5着という結果に。
ステラヴェローチェはやはりミルコとの相性が良かったのか、きっちり追い上げ出来ていた印象。ただスタートでやや後手を踏んでしまったのが痛かった。そこの追走でスタミナを消費していなければ、あるいはもうちょっと重い馬場なら馬券圏内があったかもしれません。やはり雨乞いが必要か……

タイトルホルダーに関しては大外の不利があった中で、きっちりパンサラッサの二番手(※実質一番手)みたいな位置でよく逃げ粘ったと思います。4コーナー入った辺りではちょっと夢を見ました。和生騎手も理想的なレース運びができていたのでは。逆に大外枠に回されても掲示板に入るくらいにスタミナが持つことは証明できたので、胸を張って春の天皇賞に向かってほしいところ。次こそは内目の枠を取ってディープボンドに先着したい。

他の買っていた馬たちについても。
ウインキートスは道中理想的な位置につけていたので、ワンチャンを期待していたのですが、他の馬が動き出す4コーナー以降では完全に沈んでしまう形に。これでG1は2戦連続凡走しており、やはり能力的には厳しいのでしょうか。そもそもエンジンの掛かりが遅いタイプのように見えるので、瞬発力勝負では分が悪い面もありそうです。この子は難しいなあ……

アサマノイタズラは道中からずっと最後尾を走り続けて最後まで動けず。レース後の田辺騎手のコメントでも「全く手応えがなかった」とのことで、菊花賞を見ていても2200までが距離の限界なのかもしれません。もしくは名前が示すとおりに気まぐれなのか。

あとは馬券買ってなかったけどキセキの話もしておかねばなりません。今回は課題のスタートも上々、4コーナーから上がっていくときはしっかりついていけてたと思います。さすがに衰えは隠せなかったですが、7歳暮れまで大怪我なく走りきって33戦4勝は無事是名馬の言葉通りだと思います。今年春から競馬を見はじめて、エアグルーヴの孫ということでおそらく一番最初に名前を覚えた現役馬でした。残念ながら勝利を拝むことは出来ませんでしたが、たとえ勝てなくても、愛されて惜しみなく応援される馬がいることをリアルタイムで感じて知れたことは、私にとって大きな財産でした。
これからは種牡馬としての第二の馬生が待っているわけですが、自身に流れるキンカメにディープ、そしてエアグルーヴの血が産駒に伝わり、活躍馬を生み出すことを期待しています。願わくば、ゲートから出るのが上手なお嫁さんを探してあげてくださいw

ということで今年はこれにて締めくくり。まだホープフルSが残ってるといえば残ってるんですが、正直オニャンコポンの応援馬券とグランドラインの複勝以外は良いかな……という心境です。と言いつつガチガチに予想して馬券買ってる可能性はゼロではありませんが、4月からの8ヶ月ちょいで難しさを死ぬほど実感したので、来年からの競馬との向き合い方をどうするか模索しています。
ちなみに、4月からここまでの戦績は的中率27%、回収率80%でした。だいたいリアルタイムで見れてた芝の重賞レースはほぼ買ってたと思うのですが、全体的に欲を出して買い目を増やしすぎな気がします。あとはどこを判断の軸にするかというのも、もうちょっといろいろ考えてやっていきたいです。血統は今少しずつ勉強しているのですが、馬体の見方と展開の読み方ももう少し勉強したいかな……

ということで年内のこのシリーズは今回で終わり。しばらくはG1もありませんので、のんびりやっていこうかなと思います。次回は予定では1/9のシンザン記念からを考えています(金杯の日は仕事なんですよ……)
それでは皆様、良いお年を。






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