競馬初心者オタクのへっぽこ馬券日記～2021ジャパンカップの巻

ハバネロ

こんにちは皆様、2週間ぶりでございます。
先週のマイルCSはグランアレグリアが女王のプライドを見せつけ、有終の美を飾る結果に。ちなみに裏でこっそりサイン馬券に挑戦していましたが、ガチガチの枠連しか当たらなかったのでもうやめようと思いました。

さて今回は強豪ひしめくジャパンカップ。コントレイルがグランアレグリアに続いて有終の美を飾ることが出来るのかどうかが争点になりそうです。

＜戦前予想＞

■今回の候補馬
②コントレイル
③ブルーム
⑦オーソリティ
⑨アリストテレス
⑫サンレイポケット
⑭ユーバーレーベン

②コントレイル
前走の天皇賞・秋ではスタートが上手く行かずポジション争いに敗れての2着。福永騎手は「ゲートの中でテンションが上ってしまい発馬に失敗した」という旨のコメントをしていました。前回同様の1枠ですが、今回は後入れになる2番なのがポイント。ゲート内で待たされる時間が減る＝テンションが上がる可能性が減るということになります。
前走の不安要素もある程度払拭され、万全の状態でレースに臨めそうです。力としては明らかに最上位クラスだと思うので、勝って欲しい……

③ブルーム
今回は外国馬が3頭参戦しています。このうちジャパンはヨーロッパ的な重い血統で日本の高速馬場向きではなさそうだし、グランドグローリは距離的に2400は厳しそう。
残るのがこのブルームですが、今年アメリカのBCターフで2着になっています。同じ会場のBCフィリー＆メアターフはラブズオンリーユーが制しており、日本の環境にも親和性がありそう。ディープインパクトと2006年のジャパンカップで対戦したウィジャボードも父母にいますし、なにやら気配は漂っている感じ。かつ鞍上は日本をよく知るライアン・ムーア騎手。日本馬と互角にやりあえるとしたらここか。

⑦オーソリティ
前走アルゼンチン共和国杯をトップハンデで連覇。東京コースでは3-1-0-0と連対を外したことがない鬼っぷり。また展開次第で先行差し両方行けるのも強みで、鞍上もルメール騎手でかなり期待できそう。ただ問題は中2週ローテでの好走がないこと。そこさえクリアできれば、コントレイルへの対抗馬筆頭でしょう。

⑨アリストテレス
前走の京都大賞典ではマカヒキに差されてまさかの2着。負けが続いて評価を下げる一方ですが、中山で1月のAJCCを勝って以後は阪神ばかり使われているのが気になります。つまり、阪神コースとの相性が悪いのでは？という仮説。阪神と異なりゴール前の急坂がない東京コースで得意とする距離ならば、馬券圏内に食い込む可能性は排除できません。また、母母父に東京を得意とするトニービンがいるのも注目。

⑫サンレイポケット
前走は天皇賞・秋で三強に次ぐ四着。三強の実力が頭抜けていたとするならば、三強のうちコントレイルしかいない今回のレースは実力上位と評価しても良いのでは。また、父ジャングルポケット父父トニービンと東京コースに得意な血が流れています。ジャングルポケット産駒といえば、2013年のジャパンカップでトーセンジョーダンが3着に入っていますし、馬券圏内に来る背景は十分ありそう。

⑭ユーバーレーベン
私の最も注目しているウマ娘（牝馬）、頑張って欲しいですね！
……というのはさておき、冷静に要素を取り上げていくと斤量53kgで走れるのはまずデカイ。実際に3歳牝馬の馬券圏内率も高いレースです。
また、直線が長く広い東京コースは、小回り性能に欠けるも追い込み勝負に強い彼女のための舞台であり、実際にここでオークスを勝っています。加えて今回はコントレイルをはじめ有力馬が内に集まっており、彼らのポジション争いを横目に悠然と走って最後で差し切る、というパターンが想定できます。問題はそんな展開になってくれるかということと、東京で外差しが決まるのかどうかということ。推しですが今回は上位に推しづらい、そんな複雑な心境です。

その他の人気馬としては④シャフリヤールですが、今回は切りで。というのも、前走の神戸新聞杯は相当にダメージがあったらしく、菊花賞では上位陣が総崩れになっていました。さすがに2ヶ月経って回復しているとは思うのですが、ダメージがどの程度残っているかは懸念されます。また、鞍上との相性も気にかかります。ダービーは福永騎手が究極的に上手い騎乗をして勝っており、また脚質が差しのシャフリヤールと先行する競馬を得意とする川田騎手とは手が合わない可能性も……といったところ。

◎②コントレイル
○⑦オーソリティ
▲③ブルーム
△⑭ユーバーレーベン
△⑨アリストテレス
☆⑫サンレイポケット

ということで印は上のようになりました。万全の仕上げで好枠にも恵まれたコントレイルを本命、敵はローテのみのオーソリティが対抗です。単穴は実力・相性ともに外国馬トップのブルーム、続いては私の最推しユーバーレーベン、コース替わりが上積みとなってほしいアリストテレス、血統の爆発に期待したいサンレイポケットの順です。

画像1

買い目はこんな感じで。ユーバーレーベンはコントレイルとのワイドにしてもよかったんですが、オッズあんまり変わらなかったので当人（？）の頑張りに期待したいということで単複。

＜結果と反省＞

というわけで、コントレイルが勝利して三冠馬の意地を見せたラストランとなりました。おめでとう！！
馬券的には②-⑦の馬連だけ取れてレース単体の収支は-70円。土曜日のレースでだいぶ外しまくったので今週末トータルでは2000円くらいのマイナスになりました。「もっと買うレースを絞らんか、たわけが」という天の声が聞こえますね……

結果を見ると、上位3着が1,2,3番人気となるガチガチの決着。オーソリティが中二週ローテも苦にせず2着、シャフリヤールが終始5～6番手追走で3着となりました。
オーソリティに関してはローテを詰めても大崩れしない、シャフリヤールは状態問題なし、かつ前目につけてもきちんと馬券圏内に来れるというのがわかったのは収穫。そもそもシャフリヤールは先行しても普通に勝ってるので、ダービーの印象で語りすぎた点は要反省。オーソリティは成長分かな？
東京でのトニービン血統爆発に期待したサンレイポケットは4着。天皇賞に続き上位3頭が強すぎた感はありますが、今後も東京なら穴として抑えたいところ。
5着は外国馬でもブルームではなくグランドグローリーの方。牡馬勢よりも2kg軽い斤量が有利に働いたのでしょうか。日本で繁殖入りするなら適性を示せたのはプラス材料でしょう（すぐ近くに最強のお婿さん候補が居るような気がするんですが、コントレイルと配合しませんか…？）
他、コース替わりで一発を期待したアリストテレスは9着。道中掛かって前に行ってしまうような場面もあり、コース適性よりもエピファネイア産駒ゆえに気性面の問題がありそうです。そこが改善されないとG1クラスでは厳しいような。

さて、私の最推しユーバーレーベンは上がり2位の34.2秒の脚を使って6位。
道中はしっかりコントレイルのお尻を見れる中団で折り合い、後方からの外差し一辺倒から新しいスタイルを身に着けた印象。一方最終直線では進路取りに苦心していたように見え、それでも荒れた内をブチ抜いてこの上がりを出せたのは素直に評価したいですね。ブロックされてなかったら掲示板あったのでは？最終直線の伸び具合を見るに、秋華賞から心配された状態面は完全に回復したと見て良さそう。次走は香港ヴァーズか有馬記念になるのでしょうか。春のオークスがそうだったように叩き3戦目で大仕事をやってのける可能性はあるかも。
ただ来年以降のローテをどうするかが問題で、阪神がそこまで得意でない＋2000以下ではキレ負けしそうとなると、大阪杯も宝塚記念もなかなか厳しそう。適正を考えると来年もジャパンカップが大きな目標になりそうですが、他のレースでも活躍が見たいので得意なレースの幅を広げたいところ。その辺のきざしは今回で見えたのではないでしょうか。

あとはスタート出遅れ最後方からのまくりで強引にハナを取っていったキセキについても言及しておかないといけません。ジャパンカップ×よその馬の引退レースだとやたら張り切って見せ場を演出するのはなぜだ。送別会とか歓迎会で張り切る宴会部長ポジションなのでしょうか……？
とはいえ前半がスローペースでやばいと見て押し上げていった和田騎手の判断もわかりますし、ちゃんと答えるキセキも偉い。直線入るまできっちり先頭だったのもなんだかんだ地力の証明といえるのかも……？
なんにしても記録よりも記憶に残る走りでした。キセキ自身の引退もそう遠くない話だと思いますが、最後まで何やらかすかわからないトリックスターとして競走馬人生を全うして欲しいものだと思います。

そして何より今日の主役だったコントレイルについても。
私は今年から競馬を見始めたので、三冠を取った去年のクラシックはリアルタイムで見れていません。今年に入っての成績が振るわず最弱の三冠馬などと心無い声も上がる中で、引退まで一度も馬券圏内を外さなかったのは、間違いなく強さの証だと思います。
実は金曜日の前日発売でWINSによって応援馬券を買ってきていたので、宝物として大事に持っておこうと思います。ありがとうコントレイル。少し気が早いですが子どもたちがデビューする日を心待ちにしています（ぜひともヨカヨカちゃんのお婿さんになっていただいて、超強いマイラーが生まれたりしないでしょうか……？）

さて、次週の注目レースはソダシのダート初挑戦となるチャンピオンズカップですが、ダートはあんまり良くわからないのでソダシの応援馬券だけ握っておこうかしらと思っています。
なので次回は再来週の阪神ジュベナイルフィリーズ。エアグルーヴの曾孫であるサウンドビバーチェやベルクレスタ、先日現地で重賞勝利を見届けたウォーターナビレラも登録しているので、現地の指定席を申し込み済みだったりします。当たってくれ……！

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