今こそ朝香果林への「大好き」を叫ぶ。

みなさんお久しぶりです。
多分この記事を読んでいる人向けの挨拶としては、「バンナムフェス2ndお疲れ様でした」が適切な気がします。私は2020年12月に支払ったチケットを大事に握り続けた結果、無事両日現地参加していろんなものを全身に浴びてきました。
かつて大好きだったゲームの思い出深い主題歌、思いもよらない素敵なコラボ、十数年に渡って自分を支えてくれているコンテンツのキャストが今も変わらずステージに立ってくれることへの感謝、西川兄貴のアツすぎる魂の叫び。そして何より今一番楽しいと思っている作品のステージが多くの人の目に触れる瞬間。本当に得難く素晴らしい二日間だったと思います。

さて、今回の記事の目的は私が今ドはまりしている「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」という作品、そこに登場する朝香果林というキャラクターについて、私の感情を言語化して整理しておこう、というものです。いわゆる「大好きを叫ぶ」というやつですね。今までも書こうと思ったタイミングはいくつかあったのですが、ずるずる先延ばしになっていました。
しかし、バンナムフェス2ndが終わり、TVアニメ2期が折り返しを迎え、かつスクスタではキズナエピソードの全話開放が行われている……という今こそ適切なタイミングではないでしょうか。そんなことを思ってキーボードを叩いている次第です。色々な話がとりとめもなく続くと思いますが、ご興味のある方はお付き合いいただければ幸いです。

■私とラブライブのちょっとだけ複雑だった距離感

虹ヶ咲と朝香果林について語る前に、ちょっとだけラブライブというコンテンツと私の感情について書かせてほしいと思います。
私とラブライブの出会いはμ'sのアニメ一期のときでした。その時も熱狂的にハマり、にこ先輩への愛を語るやたら長いブログ記事を書いたりしていました。まるで成長していない……

たしかこのときはライブビューイングにも足を運んだはず。「No,Brand Girls!」でめちゃくちゃアガってた記憶があります。

ただ、蜜月は長く続きません。アニメ2期を経て、ちょっとずつ自分の中で作品に求めているものと、作品の中で表現されるものがズレていくような感覚に陥っていました。語弊を恐れずに言えば、μ'sのアニメ2期では「ラブライブで優勝する!」という目的が大きくなりすぎた結果、どこかご都合主義に見える部分があるのを否定できませんでした。当時は私も若かったなという部分もあるのですが、そこで感じたズレを拭えないままラブライブというコンテンツと私の距離感は少しずつ離れていきました。
サンシャインもアニメぜんぶ見たはずなのにあんまり記憶になく、フォロワーに依頼されて同人誌に二年生組のキャラクター考察を書いたはずなのですが、今や書いた内容すらも曖昧です。μ'sが主役の劇場版についても、公開されてからしばらく経ったお正月にNHKで再放送されたのを見て、「やっぱり私が好きだった頃のラブライブはもうどこかへ行ってしまったんだな……」という感情を覚えたことは、なぜかはっきりと覚えています。

■運命の女、朝香果林との出会い

そこから時は流れて2020年秋。TVアニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の放送が始まります。「なんかラブライブの新しいアニメが始まるらしい」という話だけは聞いており、「ふーん、まぁとりあえず見てみるか」という斜に構え気味の態度で3話くらいまではリアタイで視聴していた記憶。
これまでのラブライブ作品とは明確に異なるキャラクターデザインや、3話で「ラブライブなんて出なくて良い!」と啖呵を切るところに「何かが違うのかもしれない」という感覚はうっすらとありました。ただ、それ以降しばらく自分が主催するニコ動のMAD投稿イベントの準備等で忙しかったため、視聴が続かず。このまま一度切れた縁は戻らぬものだと思っていました。

そんな11月の終わり。夜中に突然リプライが飛んできます。「間の話すっ飛ばしていいから虹の9話見ませんか?」「絶対刺さると思うので!」
待って欲しい。今深夜2時前やぞ。虹だけに!(愛さんは座ってて)
……それはさておき、私はよくフォロワーからいろんなものを薦められて沼に落ちる日々を過ごしています。TrySailのライブに連れて行かれて雨宮天さんのファンになった半年後ワンマンライブに行ったり、「アベンジャーズエンドゲーム気になる」と呟いたら「ディズニープラスで全部見れますよ!」と言われてGWを丸々潰してMCUの過去作を追いきってエンドゲーム見に行ったり等々。
どうもその様子が#最高のエンターテインメントとして認識されているのか、積極的にいろいろなものを薦めてくるフォロワーが何名も存在するのです。その時は、中でも手練中の手練――十数年にわたる付き合いで私の性癖を親よりも把握している面々からのプッシュでした。
まぁ、あんたほどの人がそう言うなら……と送られてきたURLの動画を再生する私。ここからは当時のツイートを時系列順に抜粋してお送りしましょう。

このオタク、チョロすぎる……!

これが、朝香果林というキャラクターが、薦めてくれた人の目論見通り私にぶっ刺さった瞬間でした。

また、当時のツイートにも書いた話ですが、ラブライブというコンテンツに感じていた違和感が綺麗に吹き飛ばされた瞬間でもありました。
集団の目的のために個人を犠牲にするのではなく、個人のやりたいことを重視する。そのために必要なら遠慮なくキツイことも言うし、一方で誰かの窮地を見捨てることもしない。過度に馴れ合うのではなく、それぞれの目標のために努力し、誰かが困っていれば協力することを惜しまない。ある意味理想と言ってもいい関係が、そこにあるように見えました。
――ああ、私がラブライブで見たかったものは、これだったんだ。
初めて9話を見た時、そんな風に思ったことを、よく覚えています。

一度こうなってしまえば、私の沼への落下速度は音速を超えるといっても過言ではありません。気づけばサブスクで楽曲を聞き、タイミングよく行われた振り返り一挙放送を視聴して抜けていたぶんの話数を補完し(5話は別の意味で衝撃でしたがそれは後述)、たまたまニコ生で虹ヶ咲の話題が出たので一緒に喋ってたしょうひらさんを沼に叩き落として共に伝説の11話をリアタイ視聴。その後12話→13話を見てアホみたいに泣き、気づいたらアニメの円盤も全巻手元に揃っていました。改めて振り返るとほんと落下速度どうかしてるぜ……。

■ここが好きだよ朝香果林①ビジュアルとボーカル編

さて、ここまでは助走。
さあ、ここからが本番です。存分に大好きを叫びますよ!!!!

まず第一に顔がいいですよね。オタクはビジュアルにやられがち。

1話のこのシーンから既に顔が良い

私は切れ長の目をしているキャラに惚れがちなので、ビジュアルの時点で特攻だったんですね。アニメ序盤から「ハマるなら果林か愛さんだろうなぁ……」というぼんやりとした印象がありましたが、その二択は結果的に果林の側になりました。かくしてDiverDivaは完全に私特攻ユニットに……
そして果林のビジュアルを語る際には外せないのが魅惑の黒い三連星。

ほくろ、ほくろ、ほくろ、ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!

私はほくろに対してはそこまでフェチではないのですが、実は鎖骨という部位が大好きでして、鎖骨の周辺に否応なく目を引く3つのほくろがある、というのはこう……視線誘導的によろしくないですよ!!!いや良い(反語)
あとこれもマニアックな視点の話ですが、「読者モデルをやっている」というキャラクターの割にはスレンダー体型ではなく、二の腕や足回りにもほどよく筋肉がついてて、かつ腰回りもガッチリしてる感じで体幹が強そうなのもめちゃくちゃ好きなんですよね。

なんだか話が危ない方向にそれているので声と楽曲、ボーカル面の話をしましょう。
私の好みはどちらかといえばやや低めのトーンの声で、かつボーカルにパワーがあるとなお良いです(ex:雨宮天さん・日笠陽子さんetc)。
つまり果林の声は完全にストライクゾーンです。本当にありがとうございました。そして、いつも素敵な果林の声を届けてくれる久保田未夢さんにも重ねて感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございます。

先述の通り私は初見がアニメ一期9話の「VIVID WORLD」だったのですが、果林の他のソロ曲を聞いてみて、そのバリエーションに驚かされました。バリバリのEDMでクールかつセクシーな朝香果林らしさ全開の「Starlight」、打って変わって切なさや寂しさを乗せて歌い上げるバラード「Wish」、ラテンの情熱的なメロディーが特徴的な「Fire Bird」。曲によってカラーが全く違うのは、モデルの経験によって鍛えられた朝香果林というアイドルの多彩な表現力を表しているのか、はたまた一筋縄ではいかない彼女の多面性を表しているのか……彼女の歌を聴いているとそんな事を考えたりします。が、声とサウンドに酔っているとだいたい忘れてしまいます(アホ)。
そしてしばらく経った後、「Turn it Up!」というめちゃくちゃ私特攻の曲が突然突っ込んできて豪快に轢かれるのですが、それはまた後ほどライブの話と合わせて語ろうと思います。何が言いたいかというと曲も声もめちゃくちゃ好きだぜ!!!!ということですね。とりあえず全部サブスクにあるから聴いて下さい。損はさせないので。なんなら果林ソロだけ集めたプレイリストを作ったので!私を助けると思って!!

■ここが好きだよ朝香果林②キャラクター編

Q.朝香果林さんってどんな人だと思いますか?
A.モデルやってるだけあってスタイル抜群で、顔もカッコよくて、歌もダンスも完璧で、最高だと思います!(A・Hさん/東京都・スクールアイドル)
さすがは朝香果林と同じステージに同じ衣装を用意して立つ強火オタク、見事な理解だと感心せざるをえない。

ホントなにしてんですか左のひと。

さて、綾小路姫乃ちゃんの言葉を借りて語ったように、朝香果林がビジュアルやパフォーマンスの面でスクールアイドルとして抜きん出たものを持っていることは疑いようがありません。それは間違いなく彼女の武器であり、大きな魅力です。しかし、それらは天与の才能ではなく、彼女の努力によって培われたものであることは強調しておきたいと思います。
スクスタでは食事制限をかけて体型の維持に努めていることが語られ、アニメでは正式入部の前からコーチ役をするなどトレーニングに関する知識も豊富で、彼女が日々努力を怠らない人間であることは明らか。そして私は理想の自分であるために努力を惜しまないキャラクターが大好きです。もうこの時点で愛さずにはいられません。

また、読者モデルの経験故に、プロフェッショナルかつ大人としてのシビアな考え方が出来るのも彼女ならではのポジションでしょう。アニメ一期9話でフェスに出る話が持ち上がった際、衝突を恐れて無難な選択に走ろうとしたメンバーを静かに諌めたり、二期4話で美里さんとの関係に悩む愛を時には冷静に諭し時には煽って奮い立たせながら支えるといった行動は、最上級生である三年生の中でも彼女にしか出来ないと思います。
一方で、「クールでかっこいい朝香果林」というキャラクターを守るために素直に「スクールアイドルがやりたい」と言い出せなかったり、つい勝負事に熱くなってしまう負けず嫌いの一面もあります。彼女のクールさ、ストイックさは単なる「大人」「努力家」という評価だけでなく、どこか真逆の意固地で負けず嫌いな子供っぽさに繋がっているのもポイントではないでしょうか。ギャップ萌えバンザイ。

ギャップと言えば、クールな外見や言動からは程遠い弱点や意外性が多くあることも、果林の大きな魅力だと思います。
その最たるものはなんといっても壊滅的な方向音痴ぶり。アニメ1期9話では目の前のダンススクールにたどり着けなかった上ステージ裏でも迷子に。あと部屋の片付けも苦手だし早起きも出来ないし……そうしてなにかある度に可能な限りカッコつけながら誰かに助けを求めている様が、最近は可愛くて仕方なくなってきましたよ!!!(新たな性癖の目覚め)
それを見越してかアニメ二期では毎話に1回ずつくらいのペースで果林の可愛いシーンがありますしね!!お気に入りは1話で、NGシーンで寝言いってるところを全校に放映されてガチで照れるところです。

果林のこんな顔が存分に味わえるTVアニメ第二期は毎週土曜日22:00から東京MX他で絶賛放送中

また、パンダが大好きというやたら可愛らしい面もあります。二期4話でパンダ柄のパジャマを前にして1人テンション上げてたり、スクスタのキズナエピソードでも動物園にパンダを見に行こうとして迷子になったりなど、パンダが絡むと理性もクールさも迷子になります。あ、迷子なのはいつもか……。
あといかにも頭良さそうな見た目をしておいて勉強は大の苦手だったりというのもギャップがあって良いです。
これについては、スクスタで彼方が「果林ちゃんはお勉強は苦手だけど鋭い」と評してたのが、あまりにも的を射ており思わず手を叩きました。冷静に考えたらマジでビジュアルとパフォーマンスに全パラメータ振ってないですかこのひと???エマと出会う前どうやって生活してたの?

ただ、普段はそうしたギャップの部分をできるだけ周りに見せないようにしているのも事実。それはきっと「クールな朝香果林」というキャラクターを守るためなのでしょう。また、モデル時代にファンクラブ企画に熱くなりすぎ、周りとの温度差が出来てしまってから「ほどほど」を守るようになった……というスクスタで語られたエピソードの影響も伺えます。
だからこそ、クールなようで熱くなりやすく、大人っぽいようで子供っぽく、あちこちダメな部分もある……ありのままの「朝香果林」を出せる場所としてのスクールアイドル同好会は、彼女にとってとても大切な場所。一期9話のアバンタイトルで「Wish」の歌詞を引用して語られたように、それが朝香果林の本音だと思います。

「大人のようにクールに卒なく物事をこなす」ということと、「子供のようにガムシャラに物事に立ち向かう」ということはハッキリと対立する概念といえます。ですが……いや、だからこそ相反する2つの要素を持っている朝香果林というキャラクターは人間らしく、魅力的に映るのだと思います。
そしてまた、そうしたギャップが彼女の歌う多彩な楽曲を更に深みのあるものにしてくれるんですよね。なのでみなさんキズナエピソードを見て下さい。アプリゲーム「ラブライブ!スクールアイドルオールスターズ」通称スクスタでは6月30日までニジガクメンバーのキズナエピソードが全開放中なので!!!(宣伝は基本)

■ここが好きだよ朝香果林③関係性編

ここまでは朝香果林個人の話をしてきましたが、ここからは他のキャラクターとの関係性について話を広げていきたいと思います。

前段で述べた通り、基本的に果林は負けず嫌いです。なので仲間たちに対しても健全なライバル関係を築くことがほとんど。まさに虹ヶ咲のテーマである「仲間でライバル」の体現者ともいえますね。だからこそ一期では個人回のアンカーを任されたのでしょう。そんな中で、特に果林とライバル関係の色彩が濃いのが、せつ菜と愛の二人ではないかと思います。

せつ菜については、彼女のスクールアイドルとしての実力を認め、追いつき追い越すべき存在として意識していると思います。せつかりはいいぞ。一期9話でのアニメショップでのやりとりとか、果林のタペストリーブックに収録されてる漫画とか、せつ菜に対して静かに闘志を燃やしている様がうかがえるシーンから摂れる栄養素は健康に良いとされています。
情熱をはっきりと表現することにやや抵抗のある果林にとっては、大好きという情熱こそが原動力のせつ菜はきっと眩しく見えるのでしょうね。
「Fire Bird」は果林が過去を乗り越えアツくなることにもう一度向かい合って出てきた曲なわけですが、情熱と炎をモチーフにした楽曲、そして真っ赤な衣装もどこかせつ菜のイメージがチラつくように思えるのは穿ち過ぎでしょうか……w

そしてユニットの相方である愛についても、共に切磋琢磨できる相棒兼ライバルとして実力を認めていることが伺えます。
スクスタでもアニメでも、二人でDiverDivaを結成した根底には、愛が相手なら思う存分ステージでバチバチにやり合えるという確信があったのではないでしょうか。あと、個人的に誰に対してもフラットな愛の接し方も結構大きなポイントだったんじゃないかな?と思います。
果林のビジュアルと態度を見ていると、大抵の人は気圧されてしまうというか、遠慮しがちになってしまうんじゃないでしょうか。そんな中でたとえ自分が「朝香果林」であろうともフレンドリーに接してくれて、かつ対等のライバルでもある愛さんの存在って、孤高になりがちな果林にとってはめちゃくちゃ特別な存在なのかもしれません。

他にもお互いちょっかい出し合いながらも実力は認めあってるかすみ、真意をいつも見透かされて頭上がらなさそうな彼方との関係性も好きです。好きなんですが、果林といえばやはりエマとの関係性を抜きにして語ることは出来ないと思います。

先述の通り、私はアニメ一期は間の話すっ飛ばして9話を見たので、5話は振り返り放送での後追いだったのですが、見た瞬間に脳を焼かれました。
「なんなんですかこれ!!!!よくないですよ!!!!」(※つまり良い)って叫んでた記憶があります。

1話の時点から一緒に居ますし、2話で果林自ら「親友」とエマのことを表現しているので、二人が親密な友人であることは間違いないのですが。いやそんな軽い言葉で表現できる関係性じゃねえだろこれ!!!
だって考えてみてくださいよ、あのクールでパーソナルエリアも広そうな朝香果林が、二度目に会ったカフェテリアでエマには簡単に同席許してるし、おまけに部屋が汚いという弱点を普通にさらして挙げ句お片付けまでしてもらってるんですよ???明らかに特別な関係でしょ、狂うわこんなん。
エマはエマで、素直にスクールアイドルやりたいとは言えない果林の心をどうにかして解きほぐそうとし、それではダメだと悟ったら「来て(イケボ)」と言って強制的に連れ出してデートしてるんですよ???可愛い方が明らかに攻め、狂うわこんなん。
おまけに5話のライブシーン、たった一人果林のためだけに披露される「La Bella Patria」……!みんなの心をぽかぽかにしたいエマ、だけどそのためには一番近くにいる果林の心をぽかぽかにできなくてはいけない。理屈はそうだし納得もするけどこれはもう実質愛の告白、狂うわこんなん。

そして改めて見返すと出てくる数々のエマかり要素!2話でナチュラルにコッペパンを分け合う二人!6話で「果林ちゃん拗ねてる?」と真意を言い当て、その後も果林を完全に理解してるエマ!
そして私が親の顔より見た9話、果林が道に迷うとまっさきに助けを求めようとするのはエマ!ステージ裏でプレッシャーに負けそうな果林の手をナチュラルに握るエマ!脳裏で叫ぶホイットニー・ヒューストン!えんだああああああああああ!!!!

エマかり、私の好きな言葉です。

すみません、少々興奮しすぎました!
もうちょっとこの二人の関係性を深く考察した知性的な文章を出力したかったのですが、完全に「狂い」しか出力できませんでした。私は無力だ……

なけなしの知性を振り絞って書くと、果林にとってエマは愛やせつ菜とはまた違った意味で、「仲間でライバル」だと思うのです。
離島育ちのガキ大将だった果林は中学に上がるときに、モデルに憧れてファッション雑誌のオーディションに応募し、苦手な勉強を頑張ってまで東京に出てきたという過去がキズナエピソードで語られます。
一方、エマも日本のスクールアイドルに憧れ、スイスからはるばる虹ヶ咲学園に編入してきます。そう、二人は目的や物理的な距離は違えど、お互い同じように目標や夢を抱いて東京にやってきたのです。
「日本でスクールアイドルをする」というエマの目的を聞いた果林には、目の前のスイスからやってきた少女が「同志」のように見えたことでしょう。だからこそ果林にとってエマは特別なのだと私は思うことにしています。

とはいえ果林はエマに生活の殆どを依存しすぎだし、エマは果林のことを甘やかし過ぎだと思うのですが!!!!!一年もしないうちに卒業しておそらく離れ離れになるんだけど、果林さんはその後の生活大丈夫なんですか?えっ卒業したら離れ離れになるの????そんなの嫌だよおおおお!!!エマはスイスに帰らないで!!!間を取って結婚しろ!!!!!(突然興奮する患者)

■ここが好きだよ朝香果林④ライブがやばい編

内容が収拾つかなくなったので、強制的に話題を変えたいと思います。
ここからは、二次元アイドルコンテンツとしては最大の「売り」ともいえるリアルライブの話です。
虹ヶ咲に触れたのが2020年の11月下旬、そこから時は流れて、初めて虹ヶ咲のライブを見たのは2021年5月の3rdライブでした。(シャッフルフェスは他コンテンツのイベントがかぶってしまい泣く泣く視聴を諦めました……)

ご承知のとおり3rdライブはTVアニメの一期をなぞる内容でした。アニメから入った私のような人間には、うってつけの超絶特攻兵器です。
アニメの順番通りに曲が披露されるセットリストなので、己がいつ死ぬかは簡単にわかる親切設計。しずく役の前田佳織里さんが「Solitude Rain」を披露し終え、いよいよ私は死地に赴く覚悟を固めます。
親の声より聞いた「VIVID WORLD」のイントロ!むちゃくちゃ炊かれるスモーク!ビュンビュン飛ぶレーザー!!そしてその真ん中には完全に「朝香果林」として立っている久保田未夢さんの姿!!!
久保田さんと言えば、i☆Risやプリパラ等でステージの経験が豊富なことは知っていたのですが、その経験値がそのまま「朝香果林」としてステージに出力される破壊力と来たら……!自信たっぷりの笑顔でキレッキレのダンスを決めてくる姿は、まさしく9話で私が魅了された朝香果林の姿そのもの。またそうしたスクールアイドルとしてのパフォーマンスもさることながら、花道をランウェイに見立ててのモデルウォークもめちゃくちゃ「朝香果林」でした。アイドルとしての果林とモデルとしての果林が同時にステージに立っているッ!!!!
ほかの二次元アイドルコンテンツに長い間浸かっている人間から見ても、ゲームやアニメの映像を完全に再現した振り付けの完成度の高さは目を引きます。ラブライブというコンテンツはキャラクターを現実に「下ろす」ことをコンセプトにライブを作っているのだなという実感を得ました。
ソロパート以外でも、トロッコの柵に肘をついて客席を見下ろす姿だったり、2日目のソロメドレーの「Wish」にも朝香果林の実在性を強く感じました。所作が全部綺麗でセクシーなのが、「見られる」ことを意識して常に行動している果林らしさに満ちている……。とりあえずダイジェストがYouTubeに上がってるので見てない人はみんな見て欲しい。

そして9月のDiverDivaユニットファンミ&ライブで、私はついに現地、そして聖地であるお台場の土を踏みます。
生で見るパフォーマンスの迫力は配信よりもさらに凄かったです。席順がアリーナの前目でかなり見やすい位置なのも幸いでしたが、とにかく、二人でお互いがお互いのボルテージを上げながら最高潮に向かっていく感じのパフォーマンスはインパクト絶大でした。とくにTHE SECRET NiGHT、近すぎんねん!!!!このあたりはバンナムフェスDay2をご覧になっていた方も体験することが出来たのではないでしょうか。あの二人ヤバいでしょ???
そして何より生で見ることが出来たFire Bird!!!発声が禁止されていなかったら薔薇を投げた瞬間に「あああああああ!!!」って叫んでたはずです。なんだかんだでソロ曲はFire Birdが一番好きなので……。
ちなみにファンミの模様はアニメ二期のBD1巻に映像特典として収録されます!よろしければぜひ!(隙あらば宣伝)

そして年が明けて2月。初のナンバリングライブ現地参戦、しかも地元関西での開催となった4thライブ。私の期待は高まっていました。
曲のところでも話した「Turn it Up!」がめちゃくちゃ好きだったからです。
私の普段の音楽趣味はわりとロックに寄っているので、ど直球のガールズロックなナンバーが果林に与えられたことは、驚きつつも正直に嬉しかったです。また、これまでのクールな大人っぽさではなく、等身大の女の子らしい楽曲を久保田さんがどう表現するのか……そこもとても楽しみでした。
Day1のソロ曲ゾーン、トップバッターを務めた大西亜玖璃さんがハケた後スクリーンに写ったのはレコード盤の映像。この時点で私はもう数秒後の「死」を覚悟します。
そして私の約20m手前、センターステージ向かって右側の出島から突然出てくる久保田さん!!!!! Day1はもう正直ここからの記憶が曖昧です。
これまでの曲だったら、朝香果林というキャラクターの表現として、花道をセンターステージに向けて全力疾走とか絶対にやらないじゃないですか。だけどこの曲ではそれをやったのです。。あまつさえDay2では「キミのことが大好き!!!」なんて叫んじゃうんですよ。
ちょっと前の果林だったら「キャラじゃない」って言って絶対にやらないかもしれないことが現実の光景としてライブで披露されている。そこに、確かなキャラクターの成長を感じました。
さらにパワーアップしたDiverDivaとしてのパフォーマンスも良かったし、猫耳までつけちゃうし……!早く記憶を補完したいので、7月の円盤の発売が楽しみでなりません。

9月の5thライブも行くつもりでいますが、流石に二週連続上京はきついので、現地は10日・11日の公演に絞る予定です。地方民の悲しさよ。もしこれを読んでる読者の方と現地でお会いする機会があれば、「あのクソ長え果林先輩のブログ記事書いてたやつだ!!!」と笑っていただけたら嬉しいです。

■おわりに:虹ヶ咲、そして朝香果林と出会って見つけたもの

さて、ここまでひたすら朝香果林のここが好き!を叫んできました。
最初に書いた通り、私は色々な沼にハマることが多い人間です。そのたびに、何かにハマることは世界の色彩がひとつ増えることなのだな、ということを強く実感します。
それまでは興味の対象でなかったものが、突然強い印象を持って意識に入り込んでくる瞬間は、何度体験しても鮮烈で美しいものです。
だからこそ、優木せつ菜のライブを目にした侑、あるいはフェスの舞台に立つ果林の姿に見せられた名もなきファンたち、はたまたスクールアイドルフェスティバルに魅せられて来日したランジュ――作中で誰かが「トキメキ」に触れてなにかが変わっていく瞬間は、まるで自分の近くにある物事のように共感できました。だからこそ、朝香果林というキャラクターと虹ヶ咲というコンテンツへの思い入れが出来た部分はあるのではないでしょうか。

そしてもう一つ、虹ヶ咲に触れて改めて実感したことは、自分の「大好き」に素直になることの大切さです。
果林も、自らの「スクールアイドルに興味がある」という心を素直に解放することができたからこそ、今ステージに立ってくれているし、それによって得たものがたくさんあるのだと思います。
これは私自身の経験にも拠る部分ではありますが、大好きを発信することは自分の好きなものをを好きでいてくれる他の人や、それに興味を持ってくれる人を呼び寄せる効果が間違いなくあります。
私自身、虹ヶ咲への大好きを発信する過程で新しい出会いがいくつもありました。そして、きっとこれを読んでくれている人の中にも、私の大好きを受けとって何かを感じてくれる人がいると信じています。
「自分の好きなものを広めたければ、それに狂っている様子を見せるのが良い」とは、ここしばらくTwitterで広く言われていることですが、それはけっきょく「自分の大好きを叫ぶ」ということにほかならないと思います。

そしてもう一つ、興味を持って始めるなら「今」が最良のタイミングだということ。9話を勧められたときに見ようと思わなければ、きっと今こんなクソ長い文章を書いている私はいないでしょう。
そしてまた、それは今アニメ二期をリアルタイムで全力で楽しんでいる私の嘘偽りない感情でもあります。一期のときはどうしても後追いになる部分があったのですが、リアルタイムに進行していくものを見られるワクワクドキドキは今だからこそ味わえるものだ、ということ身をもって体感しています。
何かに飛び込んで、リアルタイムでそれを体験できるのは、ほんとうに「今」しかできないことなのです。

だからこそ、アニメだったりスクスタのキズナエピソード解放だったり、あるいはバンナムフェスだったりで、まだ虹ヶ咲に触れていないひとに届けるタイミングとして「今」が最良だと私は思うのです。
ここまで読んでくれた皆様には、朝香果林というキャラクターと虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会というコンテンツの魅力が、ここまで私を狂わせたということだけは少なくとも届いていると思います。そうでなきゃ誰が12000字も書きますか???
「ここまで書かせるなら、虹ヶ咲は面白いのかもしれない」
「あの人をここまで狂わせる朝香果林ってどんなキャラなの?」
そんなちょっとした興味が、これを読んでいる貴方の新たな「大好き」や「トキメキ」への扉を開くきっかけになってくれたら、これ以上に嬉しいことはありません

私はこれからも、虹ヶ咲だったり朝香果林だったり、あるいは他の色んなコンテンツやキャラクターに対する「大好き」を叫んでいくことをやめられないと思います。それがたとえ誰かに届いても届かなくても、その生き方こそが私にとって自然なもの、どうしたって止められないトキメキだからです。
そのことを改めて強く実感させてくれた朝香果林という存在への感謝をこめて、このクソ長い文章を締めたいと思います。
それではまた、どこかで。

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