【夏コミ 8/13東フ23a】サークルごまうま新刊「ごまのうま本 vol.1」のお知らせ

フェイトの新馬戦がやばすぎる(挨拶)
今週もグリーンチャンネル流しながらこの文章を書いています。先週のリバティアイランドといいすごいなぁ……

既にいろいろ告知が出ておりますが、夏コミ初日の8/13日(土)に、寄稿させていただいたサークルごまうまの新刊「ごまのうま本 vol.1」東フ23aにて頒布されます。

武豊と共にダービーを勝ったウマ娘たち、そしてドウデュースが共演する素敵な表紙が目印
(イラスト:コミズミコさん
G1クラスの豪華メンバーが揃った目次。ところで同人誌に単枠指定って何?

POGをはじめ、一口馬主、競馬写真などいろいろな競馬の楽しみ方を、ウマ娘を通じて競馬を楽しんでいるオタクたちの生の声と情熱とともにご紹介する一冊になっています。中でも「わぁ!ドレフォン!」というネットミームを生み出した諸悪の根源元凶である八位さんの原稿は必見です。なに、この、なに???

詳しくは今夜20時より宣伝放送がありますのでそちらで主催のごまさんが語ってくれると思います。また、21時からはニコマス養老院とのコラボによる告知配信もありますので、そちらもどうぞ。

今回の執筆に当たり、ごまさんから頂いたオーダーは「ウマ娘からエアグルーヴを推すようになって、その血を引くスターズオンアースが桜花賞を勝つまでの経緯や思いの丈を書いていただきたい」(要約)でした。
なるほど、メインはスターズオンアースの桜花賞になるとしても、エアグルーヴの血統を引く馬についてはこの一年余りいろいろな思い出があるから書くことには困らないはず。

瞬間、私の脳内に溢れ出した様々な記憶。
初めて馬券を買ったホウオウイクセルもストライプも来なかった桜花賞。
タイトルホルダーやワンダフルタウン、バジオウが負けて悔しい思いをした春クラシックの二戦。
キセキが出るから初めて海外の馬券を買った香港のQE二世カップ。
ディアンドルが惜しくも馬券外だったヴィクトリアマイル。
キセキの鞍上になった福永先生の解説を見て期待を膨らませ、軸にしたら5着だった宝塚記念。
ダークエクリプスの背面跳びで馬券が全部おじゃんになった札幌2歳S。
迂闊にもアンドヴァラナウトの馬券を取り逃したローズSと、つぎこそはと思いソダシの対抗にしたら見事に失敗した秋華賞の苦い記憶。
タイトルホルダーがケツから二番目の大敗で顔面蒼白になったセントライト記念と、巻き返して華麗な逃げ切り勝ちを飾り号泣した菊花賞。
「和田竜二闘魂一発鞭が飛ぶ」という百年残る名実況を生み出した京都大賞典と、まさかの最後尾からの向正面大まくりでどよめいたジャパンカップの和田×キセキコンビの活躍。
そういえば今日ソネットフレーズ走るじゃん!と思って映画見たあとその足で阪神競馬場へ行って見たデイリー杯2歳S。
「直線に入った瞬間は一瞬夢を見ました」という横山和生騎手の言葉に大きく頷いた有馬記念と、そしてその夢の新たな一歩となった年明けの日経賞。
スターズオンアースは桜花賞だけじゃなくオークスの話も書きたいし、タイトルホルダーの春天と宝塚もめちゃくちゃ強かった。
でもどう考えても全部は書けないな!!!2万字くらい行ってしまう。
そんな感じで色々カットしましたが、ここ一年と少し、ウマ娘から競馬に興味を持ち、エアグルーヴの血族たちを追いかけてきた女帝限界オタクの思いの丈が詰まった4000字になりました。他の人の原稿と合わせて、ぜひご一読いただけると幸いです。

宣伝はここまで。あとはだいたい私の話です。

さて、こうして改めて振り返ってみると、競馬を見るということが本当に私の「日常」になったなあと思います。
私の普段のTwitter等を御覧の皆様はよく知っていると思いますが、私は沼に落ちやすい人間です。そして、何かにハマるということはすなわちそれが日常に侵食してくるということでもあります
かつてニコマスを通じて動画を作ることが私の日常になったのと同じように、ウマ娘を通じて競馬は私の日常になりました。
それはもちろん、ウマ娘によって競馬が「ギャンブル」ではなくて「スポーツ」であることを強く実感したことが大きいのですが、同時にニコマスやアイマス等を通じて繋がっていた人たちが、競馬の「先輩」として、あるいは同じようにウマ娘からハマった「同期」として、一緒に楽しんでくれていることも大きな要素なんじゃないかなと思います。
この一年、エアグルーヴの血を引く馬達を応援してきた時間は、ブラッドスポーツとしての競馬の魅力を強く感じる日々でした。
血統が時間を通じて過去の名馬と今走っている馬たちをつなぐ縦軸だとしたら、今を一緒に楽しんでくれる人の存在という横軸の存在も、めちゃくちゃ大きいです。
よくレスター伯パイセンなんかが「競馬は一生楽しめる趣味だ」ということを言っていますが、それはつまりそういうことなのかな、と。

そしてまた、その「楽しい今」を記録しておくこともまた大事なことだと思うのです。ウマ娘がブームになってから、過去の名馬や現役で走っている馬のエピソードを語る人や文章、写真などに多く出会いました。それはきっとその馬のことが好きで、その子が走っている瞬間を、その人が誰よりも楽しんでいるからこそ生まれるもの。それらを伝えていくことの意味がどれほど大きいかは、この一年でめちゃくちゃ感じました。
いつかの未来にウマ娘というコンテンツに端を発する「第三次競馬ブーム」と呼ばれるかもしれない今この瞬間を楽しんでいる人の記録として、
あるいはウマ娘から競馬に興味を持ったけど何から始めたらいいか分からない人の道標として、この本が手に取った誰かの心に「競馬ってこんなに楽しいんだぜ!」ということを届けられたら、そして一緒に競馬を楽しんでくれる人が増えたらいいなと思います。

コミケ現地に行かれる人はもちろん、電子版・物理書籍双方での通販も予定してますので、興味を持っていただけた方はぜひ手にとっていただけると幸いです。
それでは、新潟10R柳都Sでルーラーシップ産駒リバプールタウンの複勝23.8倍を獲りそこねたことを悔やみつつ、この文章を締めることにします。真面目に予想して外すより、「ここは来ないだろう」とか「流石にやめとこう」と思って買わなかった馬が来るときが一番苦しいんだよな……
なので明日のレパードステークスはギャラクシーナイトの複勝を買います。


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