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他人の専門分野を批判することはナンセンス

ある研究対象に対して、調査する研究手法は沢山あって、通常、1つの分野でその対象のすべてが解明されることはありません。
例えば、上記の図のように、タヌキという野生動物のことが知りたいと思った時、形態学的視点から見えてくる情報もあれば、遺伝学的手法から見えてくる情報もある。フィールド調査で解る情報もあるという風に、さまざまな専門分野から(色んな視点から)研究対象に光を当てて、はじめて全体像が浮かび上がってくるというイメージです。

だから、他人の専門分野を「無駄だ。何の役に立つのか?」と批判すること自体がナンセンスなことだと私は思っています。
応用研究者が基礎研究をやっている研究者を馬鹿にすることはよくあることだけど、応用研究も基礎研究の上に成り立っています。

大学生でよくあることで、先輩が応用研究をやっていて、後輩が基礎研究をやっている場合に「基礎研究なんてやって何の意味があるのか?」と意地悪な発言をすることがありますが(私の学部時代にされた)、上記の図をイメージしたことが言い返せれば、どの研究分野にいても、通じる概念だと私は思っています。

虐待の被害当事者として、社会に虐待問題がなぜ起きるのか?また、大人になって虐待の後遺症(複雑性PTSD、解離性同一性障害、愛着障害など多数の精神障害)に苦しむ当事者が多い実態を世の中に啓発していきます!活動資金として、サポートして頂ければありがたいです!!