自戒
「仕事」というものに触れて早10年が経っただろうか。
働き始めた頃は時間が早く過ぎることだけを祈る、時間給をもらうだけの右も左も分からない学生だった。
いつからだろうか。
無意識に人のことを下に、見下すようになったのは。
いつからだろうか。
誰かを見下さなければ、自分の立ち位置が分からなくなり、不安を感じるようになったのは。
いつからだろうか。
誰しも人間は生まれつき得意なことは異なっていて、
どれだけ努力をしても勝てない相手がいることや、
どうしてもできないことがあるということを、
今までの自分の人生で理解してきたと、そう思っていた。
気が付けば、歳を重ね、一回りも年下の子達から敬われるような立場になり、
少し器用に生きることができる領域を自分で理解し、昔と比べて随分生きやすくなったように思う。
生きやすい世界だけに浸り満足することで、自分の苦手や気に入らないことから逃げ、いつの間にか自分の言葉で話をせず、借りてきた偉い人の言葉を並べ、自分自身との対話の時間も取らなくなった。
いつから、この場所にいるんだろう。
自分の青春時代憧れてきた人たちが、歳を重ねるうちに社会に潰され、少しずつ少しずつ腐っていくのを見て、いつの間にか勝った気にでもなってたんだろうか。
健気で純粋な後輩のnoteを見て、ハッと気づかされた。
自分の憧れた『スーパーマン』たちは、今の自分のような傲慢な態度で接したのだろうか?
ぶつけてくれた言葉は、上っ面の格好良い文字だけがならんでただろうか?
今の自分は、常に目標をアップデートできているだろうか。
効率を理由に嫌なことから逃げていないだろうか。
しっかりやれよ。
熱のぶつける矛先を、しっかりと良い未来のために。
何のために人生をかけて事業をやっているのか。
誰のために生きているのか。
家族の元を離れてまで、この地にいるのか。
しっかりやれよ。
まだまだやれるよ。
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